平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ブラッディ・マンデイ 第5話

2008年11月09日 | 推理・サスペンスドラマ
★日本のテロリスト
 J(成宮寛貴)によって語られたテロの目的。
 「神になること」
 前回の宝生(片瀬那奈)が語ったテロの目的は「この国は腐っている。一度滅びる必要がある」
 「24」などの海外ドラマのテロの目的は中東、ロシア、中国などの<仮想の敵>や<イデオロギー>などが設定されることが多いが、日本の場合はそれらに触れることがないんですね。
 だから「神」を持って来る。
 これは文化の比較として面白い。

 文化の比較として今回もうひとつあったのは、肉親が死にそうな時の対応。
 霧島(吉沢悠)は感染した婚約者に任務に差し支えるからと言って会わない。
 逆に「24」のジャック・バウアーはどんなに危機が迫っていても家族にこだわり会おうとする。
 時には家族のために国の利益に反することもする。
 アメリカでは主人公は家族を大事にしないと視聴者の支持を得られないんですね。
 この点が面白い。

★主人公の魅力を引き出す脇役
 その他の今回の面白ポイントとしては、サード・アイがJのいるファミレスを突きとめた方法とJが包囲されたファミレスから如何に逃げるか。
 <包囲→逃走>というのはアクション作品では欠かせない要素ですね。

 ただし今回はマヤ(吉瀬美智子)の活躍がなかったからイマイチ。
 この作品は何と言ってもマヤ先生ですよ。
 主人公・藤丸(三浦春馬)はハッキング能力以外はフツーの高校生であるためキャラクターとしては弱い。
 そうなると藤丸を主人公として引き立たせるのは脇役との対決。
 今回は藤丸VS Jだったが、藤丸の魅力を引き出すのは何と言っても妖艶なマヤ。
 これは女性視聴者だと違うのかな?
 
 なお今後は音弥(佐藤健)が活躍しそう。
 視聴者を引っ張るために新しいキャラを投入する。
 少年ジャンプ方式ですね。

※追記
 「神」になろうとするJのせりふ。
 「案外侮れないってことか…人間も」
 これは名セリフ。
 <おかわり好き>というのもキャラを面白く作り上げている。


 

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