ほんとうの人事制度とは何か、わかりやすく解説
元人事マンの新井氏による、人事制度の本音と建て前を赤裸々に暴いた本。
昨今、雇用は不安定で昇進はおろか会社で生き残ることが出来るか不安な方も多いと思います。
本書は、人事制度が何たるか、という概説を通じて、昇進出来るようになるヒントを考えさせてくれるものです。
興味深かったのがこの二箇所。
◆本来の成果主義は、成果を構成する要素として、業績の期待値と業績を達成するために発揮するべき能力への期待値も含む。
→成果主義っていうと、プロセスはどうであれ結果としてどんなことができたかを評価するものだと思っていましたが。それは結果主義というものらしいです。日本はここを混同しているなんて、知りませんでした。
で、結局人材育成が後回しになったり、責任のなすりつけあいになったりと様々な弊害が出てくる訳ですね。日本に、本当の「成果主義」が導入される日は来るのでしょうか。
◆どの会社にも共通して高いコンピテンシーは「役割意識」である。これは、自分にどのような役割が求められているのかを把握する能力である。
→これも初耳でした。生産性とか重視されそうなイメージでしたが。組織でやっていくことがどこでも重視されるものなのですね。
人事制度は分かったようで分からないことは多いものです。
本書を読み進めていく内に「うちの会社が高く評価する基準は何なんだろう」と改めて考えなおさせられる本だと思います。
オススメ度★★★★5点中
(面白いけど…横文字もおおくて少し読みにくい)
元人事マンの新井氏による、人事制度の本音と建て前を赤裸々に暴いた本。
昨今、雇用は不安定で昇進はおろか会社で生き残ることが出来るか不安な方も多いと思います。
本書は、人事制度が何たるか、という概説を通じて、昇進出来るようになるヒントを考えさせてくれるものです。
興味深かったのがこの二箇所。
◆本来の成果主義は、成果を構成する要素として、業績の期待値と業績を達成するために発揮するべき能力への期待値も含む。
→成果主義っていうと、プロセスはどうであれ結果としてどんなことができたかを評価するものだと思っていましたが。それは結果主義というものらしいです。日本はここを混同しているなんて、知りませんでした。
で、結局人材育成が後回しになったり、責任のなすりつけあいになったりと様々な弊害が出てくる訳ですね。日本に、本当の「成果主義」が導入される日は来るのでしょうか。
◆どの会社にも共通して高いコンピテンシーは「役割意識」である。これは、自分にどのような役割が求められているのかを把握する能力である。
→これも初耳でした。生産性とか重視されそうなイメージでしたが。組織でやっていくことがどこでも重視されるものなのですね。
人事制度は分かったようで分からないことは多いものです。
本書を読み進めていく内に「うちの会社が高く評価する基準は何なんだろう」と改めて考えなおさせられる本だと思います。
オススメ度★★★★5点中
(面白いけど…横文字もおおくて少し読みにくい)