モジャのことについて

モジャは、自分を無視しなかった芦屋に出会えて嬉しくなり、もう独りにはなるまいと必死にしがみついていた。
殴られたり蹴られたり、乱暴に扱われても離れなかったのは無視されるよりマシだった からである。
モジャの望みは「遊んでほしい」だったため、安倍がビーチボールを膨らませて、芦屋も加わり三人でボール遊びをした。
別れ際に安倍にもお礼を言うなど、義理堅い面もある。
芦屋には「アリガトウ」と伝えるが、モジャの声だとは気付かれていない。
隠世では、泥棒と間違われて妖怪と揉めている芦屋を助けようと再び現れる。果敢に立ち向かうが、投げ飛ばされて怪我をしてしまう。
その後、亀薬堂でコウラとシズクの治療を受ける。怪我が治るまでは物怪庵に置いておくことになったが、立法に会った際に自分も奉公人にしてほしいとアピールして、正式に採用される。
一ノ怪では物怪庵に入るとバレーボール大ほどに縮んだり、屋上に出ると安倍の身長より大きくなったりと、場所によって体の大きさが変わっていた。

数学というやつは相当の大物だったようだ

結衣「そうー？では….…この山のような宿題を一緒にお願いします！」

新「そうだね……これが終わらないと結衣と夏休みあんまり会えなくなっちゃうんだよね。
じゃあ、一緒に頑張ろう！」

心強いんだね……新くんは

結衣「あぁ！もうっ！私は数学が全然ダメだよ！難しすぎー！分からない！さっぱりわからないんだよ！」

勉強開始１０分。

もう、嫌だー！

新くんがいるから頑張れるかと思ってたけど……

数学というやつは相当の大物だったようだ。

新「結衣、落ち着いて。どこがわかんない？」

結衣「全部！なんなの、数学って……なんで私がこの比を求めなくちゃいけないの？ねぇ、何でー？」

新「ハハハー結衣、面白いなぁ～根本じゃんっ！アハハハー」

結衣「もうっ！笑うなぁよ！」

もうっ、真剣に考えていたのにー！

しっかりと手を繋いでいる

爆豪｢さぁ、帰んぞ！｣
そう言って私の手を引いて歩き出す。
さっきみたく手首をつかむのではなく、しっかりと手を繋いでいる。
それが意外だが、なんだか嬉しくて少しだけきゅっと握ったら、かっちゃんはも握り返してくれた。
顔は見えなかったけど、耳が赤くなっていた。
それが何だか可愛くてちょっと笑ってしまったのは、かっちゃんには内緒だ。
あの日からかっちゃんはいずくんに何もしなくなった。
まだ態度はきついけど、前みたいな暴力はほとんどなくなった。
そしていずくんもなにやら最近は忙しいのか、私たちと一緒に帰ることも少なくなった。
体のあちこちに傷を作るとこが多い。
いずくんはいずくんなりに頑張っているのだろう……
私もできることをやろう……
これから雄英に行く前までトレーニングをしなきゃ！