乱愚雑記帳

わが鼓動とともに

絵と金色の額縁

2017年03月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 

大半の画家が絵を描き終えると金縁の額に絵を収める。これはもう絵を引き立てることはもとより金色の神々しさにその神秘性に絵を閉じ込めるのだ。煮えたぎる絵画ほど金縁の額はその輝きを増す。モダン建築と金縁の額はフラットな空間との不協和音に何故か絵が浮いてしまいます。やはり漆喰の渋い壁と金色の額が似合っている。絵を囲む額縁は絵と外界とを隔てる重要な四角形に画家たちは最後の望み(欲望)を賭けるのである。そしてそこに金色に輝く神々を見る画家もいる。金色の額縁は神秘の魔力を放っている。画家における最終手段であり、世界中の名画と言われる名画は金色の額縁のなかで絵のクオリティーを輝かせている。人間の不条理を描く異才の現代画家フランシス・ベーコンは自己の作品の全てを金色の額縁に収めている。

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       The Studies for Portrait by HIRAO ENDO

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