乱愚雑記

わが鼓動とともに

人間はロボットではない・過労死問題から

2016年10月08日 | 日記・エッセイ・コラム

 

過労死が社会問題化されている。大企業の人間に対する労働システムの闇が浮かび上がる。人間と労働の問題は幾度となく取り沙汰されてはいるが、昨今においても尚、企業の支配に労働者は搾取されているのが現状である。人間支配は一方ではコンピュータに支配され、企業からは利益拡大のためにも労働支配される。支配する側もまた企業を操る見えない支配者から支配されているのだ。人間が人間をロボット化し、その人間もまた単なるロボットに過ぎない。見えない闇の壁がこの世界に存在するのだ。戦争という国家が支配する殺戮の時間とは異なる日常の労働支配、ここには実に不条理で不気味な人間支配が存在するのだ。底知れぬ支配構造のなかで、今日もまた多くの人々が過労の果てに苦悩していることを忘れてはならない。ある日突如、巨大な毒虫に変身した主人公グレゴール・ザムザの不条理な日常の恐怖を著したF.カフカの小説「変身」から一世紀余り、人間世界の抑圧は高まるばかりである。コンピュータと戯れている場合ではない。一刻を争う現実があることを。

Illustration by ENDO HIRAO

 

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