乱愚雑記

わが鼓動とともに

マルセル・デュシャン・既成概念を塗り替えた現代アートの先駆者

2016年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 

何処から現代アートなのか、ピカソがアフリカの彫刻に触発され1907年キュービズム誕生の先駆けとなる『アビニヨンの娘たち』を描いた時期からであろうか。その後、フォービズム、シューレアリズムなどのアート・ムーヴメントが立て続けに起こり、中世から続いてきた絵画の概念を打ち破る多様なスタイルが誕生してゆく。華々しいピカソやマチス、ブラックの登場の中でもう一つの現代アートへの変革を試みていたのがマルセル・デュシャンである。無論、第二次大戦後、狂ったように床のタブローにペンキを叩きつけたジャクソン・ポロックのオートマティックな画法も革命的であり忘れることはできないが、それにしても昨今のアートは多岐を極め、思いついたジャンルを列挙すると、ミニマリズム、ポップアート、フルクサス、コンセプチュアル・アート、ランド・アート、ビデオ・アート、インスタレーション、シミュレーショニズム、メディアアート、オプティカルアート、写真、マンガ・アートなど切りがない。まさに百花繚乱と表現手法が繰り広がられています。これら膨大な作品群にデュシャンの幻影を見るのです。ピカソと同年代のデュシャンはピカソのあくまでもキャンバス上の革命とは異なる日常の中にある既製品を『レディ・メイド』と称して概念の転換を試みる。既製品の便器を『泉』と題して展示する彼の新たなる手法はその後の芸術家に多大な影響を与えた。20世紀初頭、一部のインテリゲンチアと金持ちのみが現代アートを独占していた向きがあったが、デュシャンからその後、芸術は美術館建設や情報化社会の到来で大衆化が突き進んでいる。表現とは時代状勢により変貌し、今在るテーマから未来へ飛躍する創造力であり、表現者の切なる生命の叫びである。現代アートを「これが芸術?」という会話をよく耳にするが、表現がどうであれ、すべてはあなたのアートへの見方、考え方によります。アートもまた観念的なものでありますが、できる限り枠にはまらず「自由という不安』のなかで創造力をアップさせてください。グローバルな資本主義のなかで徒花のように咲き乱れている現代アートの世界芸術がゲイジュツと書く今日、限りなく混沌としたアートの時代である。やたらカタカナの多いエセ美術評論家によるゲイジュツのお話でありました。*マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp1887〜1968)フランス生まれ。油絵を捨て新たな芸術の境地を切り開く。

 

Collage of patterns.  Marcel Duchamp

Illustration:HIRAO ENDO

https://enanderensein.blogspot.jp/

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 聖なる夜に祈る・Silent Nigh... | トップ | 勝手にしやがれ!・軍事力拡... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL