ヒビキ・カフェから学ぶこと ~平野和弘さんの挑戦~

2017-05-06 12:16:38 | 日記
 2017年3月25日付の東京新聞に以下の記事が掲載されていました。

「埼玉県桶川市の小さなカフェ『学びや』というもうひとつの顔を持つ。JR桶川駅近くにある『ヒビキ・カフェ』に集まるのは不登校や勉強の遅れがちな子どもたち。木のぬくもりを生かした居心地のよい空間で、平日の夕方と土曜の午後に教員経験者らがボランティアで勉強を教えている。今年も七人の生徒が卒業式に臨んだ」

 この「ヒビキ・カフェ」を運営するのは、一般社団法人代表の平野和弘さんです。平野和弘さんと言えば、かつて埼玉県立浦和商業高校定時制(以下、浦商定時制)で教員をなさっていた方ですね。私は教員生活2年目の頃、平野和弘さんが担任をなさっていたクラスの副担任をさせていただいたことがきっかけで、大変お世話になりました。

 あれからもう20年以上も経過していますが、浦商定時制は私の原点であり、そう思えるようになったのも平野和弘さんとの出会いが大きかったと思っています。

「不登校や引きこもりなどに苦しむ子どもの居場所を作りたい」と、平野和弘さんは教員を退職なさって、不登校を経験した教え子五人と2014年に「ヒビキ・カフェ」を立ち上げました。現在、中学生・高校生十数人が学んでいるとのことです。2015年には生徒の要望で、教員経験者らが無料で勉強を教える「宿題カフェ」を開始します。「一般客の横で子供たちが勉強に取り組む風景も定着し、常連客と子どもの交流も生まれた」そうです。

 平野さんは「友達付き合いも身に付けてほしい」という思いから、行事も取り組んでおり、「卒業式もその一つ」とのことです。平野さんは「心に傷を抱える生徒が自分のあり方を考え、将来のために学べる場所であり続けたい」と言います。

 かつてから平野さんの行動力には驚くばかりでしたが、その行動力は今も健在ですね。

 ただ、言えることは、平野さんの行動力の根底にあるのは、揺るがない「教育思想」なんだと思います。20年以上の間、その考え方はまったくブレていないのです。そして、そこにこそ、平野さんへの驚きがあるといったほうが言いかもしれません。

 人間が生きていくためには何が必要なのか。そうした問い直しなしに、平野さんの実践はあり得ないと思います。私はかつて平野さんと一緒に仕事をさせていただいた「仲間」でしたが、今回の新聞記事を読みながら、もう一度、あの頃の「原点」に立ち返り、障がい者グループホームのあり方を問い直していきたいと考えています。

 当法人のホームページは以下をクリックするとご覧いただけます。







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