南の島の土着民風自由人

インドネシアで仕事をしながら悪戦苦闘とエンジョイを紹介しています。

(^_-)-☆バリ

2016-10-08 23:00:17 | 知識

 2822 インドネシアだからといってもバリ島のことではない。バリ取り 適正テストで、鉛筆削りやジャガイモの皮むきやバリ取りをしてもらって、器用さ、ナイフの使いかたを見たことがある。結構、このテスト、有効だ。

プラスチックの製品を作っている会社にとっては、必ず、付き合わなければならない厄介な代物だ。永遠になくならない問題だ。

 

押出成形では、切断面のバリ、鋸刃で切った場合は、ほとんど100%、切断かすをなくすことと、バリ取りという後工程がある。この会社は、それほど固いものを作っていなかったので、ほとんどの製品は、回転ナイフカッターで自動的に切るか、鋏で切っていた。それらは、かすやバリがないので、仕上げ工程を必要としなかった。しかし、固い製品の時には、それが必要だ。

このバリ取りの経験がない、前ダイレクターが、この製品の見積もりを出さなければならなくなった。私がやってしまえば、彼は、経験もできないし、何も考えないし、進歩がないと思い、それを任せた。原料費や製品重量やアワーチャージや収率などからの計算方法を示し、仕上げ工程があれば、一本あたりに価格を上乗せすることも説明しながら、書いて渡した。

 

射出の会社、これは、凄い。バリによるクレームが一番多いと思う。50年以上前から射出成型の現場は見ている。押出は一部門に過ぎない会社のもいたことがある。50年前と今では、成型機や金型の様子が全く違う。インドネシアで、日系だけでも10社以上、現場の見学をしたことがある。ほとんどというか、全部というか、射出成型は全自動だ。何やらセッティングをすれば、原料を容器に入れておくだけで、製品ができてくる。スプルーランナー?と製品が分離される。置かれた箱の中に落ちてくる。ベルトコンベアーに乗せられて、一定の場所に運ばれる。人は、何台に一人である。射出の現場は人がまばらで、仕事をしているようには見えない。

 

その製品を次の行程に運ぶだけ、その次の行程には、何十人もの女性がいて、左手で製品をクルクル回しながら、忙しく右手を動かしている。バリ取り工程です。一つの製品で何か所も取る、ものによっては何十カ所、一個のバリ取りが1分以上かかっているものもある。人によって、大いに速度は違う。そのあと、バリや引けなどの全品検査工程がある、ここも、バリ取り工程と同じくらいの女性がいる。OKとNGの種類によって分けている。NG品は、また、別の人がチェックし、リサイクルと先ほどのバリ取りに分けている。ここは射出成型会社というより、仕上げ検査会社?ではないかと思う。全自動と人海戦術。

 

それでも、返品やクレームが絶えないという。対策書を書きようがないが、一応、書いて出す。立入検査、オーディットも頻繁に行われる。

射出屋の日本人は、金型が悪いという。その通りだと思う。射出は、成形屋の技術は10%、金型屋の責任、90%だと自覚しなければならないと思う。バリが出ない金型を作る技術だ、そして、成形屋に扱い技術指導を徹底することだ。自分達の技術の結集で作った金型を、自分たちが思うような使いかたをしてもらうことだ。金型は曲先から支給の場合もあるし、使いまわしているものもある、金型ショット数の保証制限もあるようだし。よく分からない世界ですが、大変ですね。と、言ってやるしかない。

 

男性で、こんなパイプのバリ取りもできない人がいる。あなたは、この会社の仕事には向いていないですね。他に、向いた仕事があるかもしれません。頑張って探してくださいと言ってやるしかない。

 

雨季の晴れは、カンカン照りになり、じりじりとした暑さになる。そして、道端の生ごみが悪臭をまき散らす、この街の匂いになる。

バリ 永遠 反自動

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