25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

映画「プロメテウス」

2017年12月03日 | 映画

映画「プロメテウス」を観た。このSF映画の画像に圧倒され、どこか謎めいた、啓示のような言葉が時々あらわれる。この映画の続きがこの9月にロードショーとなったらしい。

物語からすると、これが「エイリアン」に繋がっていくようだ。創造主を探しにいく探査機、降り立った銀河系のある星。そこに、なんと人類と同じDNAをもつ生物がいた。人類らしきものは一人を残して絶滅していた。

 SFというと、「スタートレック」というイメージがある。ところがこのSFは現実的に可能性がある、と思わせる。つまり、技術も現在の技術の延長にありそうだし、アンドロイドも2089年や2090年にはあり得そうである。

 一回見て、次の日再度見た。わからないところがあって、それを確認したいからだった。それでも初めのシーンと終わりがつながらなかった。

 2094年がこの話の最後だった。もしかしたら、孫たちが生きているかもしれない。そう思うと興味津々だった。そしてまたこの映画は文学作品を読むようでもあった。想像力と同時に、人間というものの謎が深化されていくようだった。この星の人間たちはなぜ滅び、なぜ再び地球に戻ろうとしたのか。「創造するには破壊が必要だ」という言葉は作者の最も言いたかったことなのか。

 エンターテイメントと芸術が合体したような作品だった。惜しむらくは、ぼくがファンであるシャリーズ セロンはころさずに続編に繋いで欲しかった。見ていない方にはぜひお奨めしたい。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿