25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

テレビ報道番組はひどい

2017年09月01日 | 社会・経済・政治

 北朝鮮問題でその筋の専門家は大忙しそうである。連日の報道で正直うんざりしている。平和ボケと言われようが、そのためにイージスアショアを議会で決めず、購入約束したり、北朝鮮にかこつけて防衛費を上げたりと、また安倍政権は国債の発行を行うのだろう。それにB級のお粗末ニュースもテレビは取り上げる。「バカヤロ! 違うだろ!」の豊田議員の政策秘書を名乗りあげた町会議員。すると彼の過去が暴きたてられる。元スピードの歌手で現国会議員の今井絵里子議員と神戸市の市議会議員の不倫疑惑により、市議会議員は政務活動費の詐取が取り沙汰され議員辞職。次いで今井絵里子はビール券を配ったとしてテレビ報道番組でワーワーと取り上げられる。

 ところが一番この国にとって、これからの日本にとって、大事な「加計学園」の設計図と見積額についてのことと、森友学園の「知らぬ、存ぜぬ、記録がない」という手法でやり抜き通した佐川財務局長は国税庁の長官に出世したことでの大衆の思いについては報じない。おそらく税務調査が入る会社や個人事業主は資料の提示のときに「知らぬ、存ぜぬ、記録にない」とさじかし言いたいことだろう。この辺のことからテレビ局は引いてしまって、これもまた自民党政権への忖度なのかと疑ってしまう。権力をチェックするはずのマスコミが首相などと食事会に参加してはいけないのだ。

 加計問題の場合、加計の子会社が作成した見積書が通ってしまうと、加計学園は一円も払わずに今治市と愛媛県による補助で建築されるのだ。後には私学助成金が入る。

 森友問題では安倍昭恵夫人の秘書がイタリアの日本使館日に栄転した。鍵を握る人物である。

 すべてが北朝鮮問題を現政権は利用している。冷静に考えれば、北朝鮮が日本や韓国、アメリカにミサイルを撃つはずもない。自滅行為は先の太平洋戦争で学んでいるはずだ。現代はさらに破壊能力が凄まじい。そんなことするはずはない、と誰しも考えるところであるが、テレビ局は煽るのなんのって、やっぱり先の戦争から学んではいない。マスコミは権力チェックの機関なのだ。気骨のないインテリの集まりは付和雷同、長いものに巻かれろ式で、週刊誌のネタ追いをし、新聞を読み上げるというお粗末さで、ジャーナリストとはほど遠いところにいて、世間を煽る。

 もうひとつ、芸人やタレントのだれそれが不倫した、といってスタジオでさわぐ芸人司会者&壇上にすわる俄コメンテーター。お前らは何者なんだ。芸人だったら、芸を磨け。日野皓正のことなどに、尾木などは喋るな、放っておけ。おまえらがあのバンドを台無しにしてしまうんだよ。

  窮屈な世を作っているのは「おまえたち」なんだよ。



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