100 アチャコの京都日誌 100回記念 再びの京都 日野の里を訪ねる

2017-07-27 08:37:47 | 日記

祇園祭も山場を越えて、久しぶりに山科日野の里を訪ねた。

日野法界寺に友人と行って来た。その友人が、法界寺をリクエストして来たのだ。

ポピュラーな清水や金閣寺とは言わないマニアックな寺を知っている。侮れない奴だ。

道中、うんちくの応酬には参った。彼の方が京都検定保有者のようだ。

ってな事で、法界寺~日野誕生院~隋心院~醍醐寺三宝院 と巡った。

今回は、法界寺を紹介する。


決して広い境内ではないが、見どころは多い。

「法界寺 京都」の画像検索結果

まず、国宝の阿弥陀堂と阿弥陀如来坐像。

阿弥陀堂は正面からはそう見えないが、正方形の宝冠作り。離れて眺めると、頂上の宝珠と壮観な姿が確認できる。

宇治平等院の藤原時代の貴重な建物で、阿弥陀如来坐像と共に平安時代の姿をそのまま伝える。

平等院の阿弥陀如来と同じ定朝の作、定朝はその後の仏教彫刻の先駆者とされる仏師で、

寄木作りを考案した当時最高の芸術家であった。

丈六の座像は、3メーター近くあり1000年に及ぶ歴史を感じ圧倒される。

平等院の阿弥陀像に似ているが、あちらは観客の多い中で堂々としているが

こちらは、訪ねる人も少なく、むしろ庶民の極楽浄土を静かに願う本当の迫力を感じさせる。

本尊の薬師如来を安置する薬師堂から阿弥陀堂を眺める。

ここの薬師如来は秘仏で、実際は見えないが、本来の薬師如来をその後作った薬師如来の胎内に納めたのだそうだ。

従って、妊娠した女性を現わしそこから子育て薬師、そして授乳する薬師、「乳薬師」と言われるようになった。

大量の「赤ちゃんのよだれかけ?」が奉納されていた。

 

「法界寺 京都」の画像検索結果

ここの見どころは、裸踊り。正月修正会のお勤めの結願に行われる民間行事。

子供と大人がそれぞれ下帯だけで「頂礼」「頂礼」と、体をぶつけあう。

数年前に見たが、酷寒の中、ぶつけ合う体から湯気が立ち上るのは圧巻だ。

こちら法界寺の住職に聞くと、地元に参加できる人間が少なくて困っているとの事。

「ネットで参加者を募ったらいくらでも集まりますよ。」っと言ったら

「それでは、地元で連綿と繋いできた意味がありません。」とおっしゃる。

このような民間信仰の貴重な行事を繋ぐことの難しさを考えさされた。

確かにふんどし一丁で、寒空の行事だものね。「うちの子、風邪ひいたら受験ひかえて困る。」って言うお母さんいるだろうな。

隣が、日野誕生院。

親鸞聖人生誕の地だ。誰もいない境内を訪ねていたら、若い住職が特別に親切に内陣まで案内してくれた。

さらに興味深く聞く我々に好感を持ってくれたのか、敷地内の保育園の中にある「えな塚」と「産湯の井戸」を見せてくれた。

我々の質問責めに嬉々として答えてくれた。ありがとうございました。

尚、日野の里は、藤原氏北家の地元であった。かの有名な日野富子もここの出身だ。

元々の奈良藤原氏に因んで、「春日の里」と命名したが、春日大社の使いの鹿が現れて「春」の文字を食べてしまい、

仕方なく遠慮し、日の里→日野の里としたという。本当か?

 

親切にお付き合いいただいた二人の御住職。数々の新しい発見が出来ました。ありがとうございました。

マニアックな友人も「ネタが増えたと」満足な様子。

次は、隋心院へ。

 

 

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