51  アチャコの京都日誌  再びの京都

2017-05-11 08:45:04 | 日記

51 アキレス腱つながった

 

いよいよ明日足の装着物を外して、歩行訓練が始まる。会社に行きたい。京都に行きたい。観劇にも行きたい。ゴルフに行きたい。思うことは多いが、まずは焦らずリハビリだ。

 

 さて、観智院を訪れた。去年の春、東寺の枝垂れ桜と共に見て来た。

 

         観智院 入り口(櫛笥通)

 

大きなお寺を訪ねた時には、必ずその塔頭寺を見逃さないようにしたい。東寺の北門に向かう櫛笥通りの東側に観智院はある。今は東寺高校(現在は洛南高校)に敷地の大半を譲っているが、歴史的には東寺同様に非常に重要な経過を経ている。

 

尚、その櫛笥通は、初期平安京の条里制度上の「通り」がそのまま残っているという意味で、大変貴重な「通り」だ。わずか南北200メートルくらいだが、それを計測することで創建時の平安京の全体像を知ることが出来るのだ。

 

さて、観智院は東寺密教の教学の歴史を一身に背負って来た。その為、寺宝には貴重な資料が多く残されている。

門を入ってすぐの、客殿は国宝だ。桃山時代の書院造りの典型例であり江戸初期に再建されたものの貴重な存在となっている。その前面に広がる「五大の庭」は、弘法大師の入唐から帰国までの困難と、この寺の本尊で唐から持ち帰った五大虚空蔵菩薩を表現している、雄大な石庭だ。しばし廊下から眺めていると、気持ちが落ち着く。

 

また室内の、床の間には「鷲の図」襖絵には「竹林の図」いずれも宮本武蔵の作だ。武蔵は佐々木小次郎との決闘前、一時海北友松に師事していた立派な画家でもあった。筆も二刀流で描いたのかも知れない。

そしてご本尊の「五大虚空蔵菩薩」は間近に拝める。まさに無限で無尽蔵の知恵を与えてくれるという優しい面差しが、心を和ませる。

 

その後、茶室(楓泉観)やその周辺の庭をゆっくりと楽しむ。とても狭い敷地の中にたっぷりと歴史の重厚感を備え、それでいてどこか近所のお宅を訪問しているような寛ぎとを同時に味わえる良いお寺だ。

 

茶室奥の庭先に、腰を下ろして庭や蹲に目を落とし、誰も来ない至福のひと時を楽しんだ。もう現実社会には戻りたくない。そんな気分にさせられた。

 

                     五大虚空蔵菩薩

写真は観智院HPより引用

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