アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

㊿ アチャコの京都日誌  再びの京都

2017-05-10 09:06:01 | 日記

㊿ アキレス腱つながった

 

 退屈なので、ストレッチにさらに負荷をかける。腹筋や背筋を鍛えておく。って言うか、衰えを取り戻す為だ。

 

 木津にある海住山寺に行って来た。昨年の真夏だった。

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       国宝 五重塔

国宝の五重の塔を見たかった。

京都府内の国宝の塔は、東寺の五重塔・醍醐寺の五重塔がある。東寺の塔は、江戸初期家光の再建によるものだが、仏教建造物として貴重だ。醍醐寺は、創建時以来応仁の乱でも焼けずに残ったことで、建造物としても極めて貴重だ。そしてここの五重塔は、様式が珍しい。一見6重に見える。つまり初層(一番下)の屋根の下に裳階(もこし)をもうけていることだ。従って、見た目には6重に見える。そして、東寺が55メーターと相当高い、それに対して、18メーター弱と小さい。しかし山の頂上にあって、さらに堂々とそびえる姿には威厳を感じる。鎌倉初期の建造物なので歴史の雄大さも感じる。

 

寺の創建は、聖武天皇が大仏建立の成功を祈って東大寺の鬼門に当たるこの地に、観音菩薩を置いたのが始まりらしい。その後、鎌倉初期に、現在の寺名とした。行って見ると、海住山の頂上にあり、まさにあたかも海の中に住まう山の上のお寺だと分かる。観音菩薩の住処である補陀洛山になぞらえたものであるらしい。

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特に拝観料を取るような観光寺ではないが、お願いすれば本堂にも上げてもらえる。訪れた時は真夏の盛りで、セミの声だけが響いていた。誰もいない境内をゆっくり散策した後、本堂を覗いて見たら、地元の夫婦とそのお子さんと思しき女の子が入試の合格祈願を受けていた。

国宝建造物がありながら観光客の少ないこのような地元密着の古刹がうれしい。木津川を挟んで、浄瑠璃寺・岩船寺の南山城3寺をセットで訪れて欲しい。