皆様お疲れ様です。ブログ当番でもないのに、よばれてもいないのに
飛び出てジャジャジャジャーンなカエル仮面です。
さて毎年恒例の「3時のライズアップ 夏休み怪奇心霊特集」のお時間となりました。
今年はネタ切れだったのでお休みかなあと思っていたのですが
タイムリーにネタができてしまいましたので。
つい最近、旅行に行ったのですが、その際にとまった宿のこと。
その宿は駅からかなり近い位置にあるのに一泊5000円切る値段だったので
結構ボロなんだろうなと思いつつ予約したわけですが
実際、その物件に着くと、なんとなく建物が薄汚れていたり
入口にある鉢植えが枯れていたりと「まあやっぱりこんな感じ」でした。
チェックインするとあてられた部屋は4階。
「ツインのお部屋ですがそのまま使ってください」と言われ
入ってみると、まあ普通の部屋でした。その部屋は。
外で夕食を取って部屋へ帰り、
「服の洗濯しなくちゃ」とフロントで洗剤を買おうとすると
「3階のランドリーを勝手に使ってください」とのこと。
「ラッキー」と思いながら部屋で洗濯物をまとめランドリーに向かいます。
部屋は4階ですがランドリーは3階。エレベータを待つのも面倒だったので
すぐ脇の階段を降りて3階に向かうのですが
その階段からランドリーまでがまるで廃墟のような雑然さ。
資材が乱雑に放置されていてバイオハザードの舞台にしたら
ちょうどいいんではないかというような雰囲気に
現実離れしたものを感じてぞっとしたものです。
3階は節電のためか階段付近の電燈がついておらずエレベータ前はさすがに
電燈がついているものの全体的に薄暗く、外からの明かりを頼りに
暗い階段を降りながら「なんかいやだなあ」と某怪談の達人のように
思ったものです。
さて降りてみるとランドリーは階段とエレベータの間にありました。
誰も使用していなかったのでそそくさと洗濯を実行。
洗濯機を回しながらふと周りを見るとコンビニの袋や食べ終わったカップラーメンの容器
などが散らばっていてほんとにホテルのランドリーかと目を疑ったものです。
洗濯物の投入・取り込み・乾燥機への投入、と部屋とランドリーを往復するのですが
4階ではかろうじて人のいる物音がするものの、3階は全く人の気配が
ありません。
ようやく乾燥まで終わり、洗濯物を取り込んでランドリーを後にしようと
振り返った瞬間、ランドリー入口で人の足がさっと引っ込むのが見えました。
ちょうど入口の壁際からこっちをうかがっていた人が
振り向いた私に気づいて体を引っ込めたような感じなのですが
肝心の上半身は全く見えませんでした。
以前、「壁際からこちらをのぞく顔」の話を出したことがありますがそれと逆バージョンです。
ちなみに足は素足ではなく青っぽい靴を履いていたように記憶しています。
一瞬「やべっ見ちまった!」と思ったのですが、
「ここの職員さんだろうか。けど職員ならこっち見て引っ込むわけはないから
他の利用者かな。そうに違いない」
と思い直し、ランドリーから階段のほうへ向かってみるのですが、誰も人はいません。
エレベータが動いた音や部屋の扉が開いた音などしませんし、
足音も私のもの以外は聞こえません。
もちろん隠れるような場所もありませんし、第一隠れる理由がわかりません。
恐る恐る階段を4階に上がってみても人の姿はありません。
さすがに不気味に思いその日はテレビをつけっぱなしにして寝ました。
無事に夜が明け、チェックアウトとなったのですが
フロントに行くとカギを入れるボックスが置いてあるだけで
人の姿がありません。
まるでチェックアウトする人と話をしたくないかのようでした。
とまあこれだけの話です。
特に怖い目にあったというわけでもないのですが
最近寝ていると「バチン」という音で目が覚めたり
ライズアップの練習に行く際に、とある踏切の遮断機のあたりで一瞬
青い服と緑の服の男の子二人が遊んでいるように見えたりするのはなぜでしょうか。
きっと疲れているせいですね。
(何が嫌って、これを打ってる今、上から水滴が落ちてきました。
なんなのでしょうか。きっと天井が結露してるんですね。)
それでは。