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炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

あぶり鮎(番外編)

2006-10-30 14:51:26 | 食・レシピ

10240007 息子よ、ごめんなさい。

先週買ってきた鮎は、我が家の狭い台所と居間の間に写真のようにぶら下げてあった。こんなことして置いといて無事なわけがない!
わかってはいても、せっかく、ぶら下げれるようになってるんだし、更においしそうに見えるし・・・確かにおいしそうに見えた。
あんたが来週帰ってくるまで、我慢できなかった。    ごめん。

Photo_5 やっと手に入れた七輪と火おこし器。
誤解の無いように言っておくが、この為に買ったのではないから・・・
ヨッシー(みずもとさんのご主人)に言われたとおり、炭をいこして軽くあぶる。
アチチッて感じくらいになったら、しょうゆをお腹のところに垂らしてかぶる。むしゃむしゃ・・・確かに香ばしい。鮎の素朴な味。
主人と、猫のような末娘は、無言でかみしめるように食べていた。
私は・・・?やっぱ、顎が退化している・・・ヤバイ!!
「まだまだお若いのに・・・」あぁ、歯の、歯茎の検査を受けた気分。自分の健康状態がよくわかって、ショック!

私と長女はかぶりついたものの、半身を残す。
ものはついで。余った(ごめん、ほんとは息子の分)1匹と一緒に、奥さんが教えてくれた甘煮を作る。口説明だけで、ほとんど主婦の長年の勘だけで挑戦。

お茶・・・アレ?緑茶、番茶???
エエ~イ、ママヨ!どうせ、我が家にゃぁ、ほうじ茶しかないし、豚は紅茶で臭みとるんだから、だいじょうぶ大丈夫、と言い聞かせて、コトコト40分くらい煮た。
酒、みりん、砂糖、しょうゆの調味液で更に煮ること30分。

たった1匹と半身2つに、こんなに時間かけて何やってんだろう?暇でもないのに・・・なんて自分でも呆れそうになりながら・・・
煮ている傍らで山ほどたまっていた事務処理を片付けれたのだから、良しとしよう。

さて、じっくり煮た甘煮の鮎の感想は・・・「いける!!」
私の顎でも大丈夫。かめば噛むほど、旨みがじわジワジワ~っとでてきた。
私はビールで味わったけど、熱燗に合うんじゃぁないかな?


ホームページ公開します!!

2006-10-25 23:04:24 | デジタル・インターネット

ホームページ 公開します!!
宣言してもう少しはかどるかと思ったけど・・・何も進まず。
ただ、その間に炭を買いたいというお客さん2人に、参考程度に見てもらった。
そして知人に。彼女のアドバイスによって、勇気を持って、公開にふみきることにした。

完成なんてほど遠い。未完成も未完成。
現在進行形で、このブログと並行して書き進めていくことにする。
それを覚悟で訪問してください。

http://www18.ocn.ne.jp/~monobe

このブログででも書いて伝えたかったこと・・・スローライフ、エコライフ。
”を通じてできる、人に、地球に優しい生活方法を多くの人に知ってもらいたい。
それが伝わるようなページにできればと考えている。

う~~ん、我ながら目標だけは、とっても高いんだけど・・・PC言うこと聞いてよ!


あぶり鮎 (その3)

2006-10-24 22:03:02 | 食・レシピ

10240003 3日目。奥さんが稲わらでくくって、あぶり鮎は店頭にぶら下げられた。

今日配達された地方紙の1面では”のれん”と例えられている。
まさしくそのとおりだ。

先週、私は灰だしから始まって、釜の作業にせっつかれて、最後の吊されたアユが見れないと思っていただけに、こうしてデジカメに納めてブログに載せれたので、歓ひとしおだ。

ちょっと、いや、かなりの贅沢品だとは思いつつ、1くくり買って帰ってきた。
こんなおいしそうなもの家にぶら下げていて、果たして息子が帰って来る日まで待ってられるかな?


あぶり鮎 (その2)

2006-10-23 16:08:58 | 食・レシピ

お待たせしました!!かなり日が経ってしまって、もうしわけありません。
みずもとさんちの”あぶり鮎”2日目。つまり、10月19日。

その日はわが製炭所では、朝から灰だし作業をすることに・・・天候や釜の状態によって、突然招集がかかることはしばしばで。前日から言われそうな予感が的中。時計を気にしつつ、黙々と炭拾いをする。
灰だしを終え、雑用だけ済ませて、2時過ぎに帰宅。とにかく灰だらけなので、シャワーを浴びて着替える。まるでシンデレラ??
大急ぎで、みずもとさんの店へ走った。

奥さんが藁で編んで、鮎が天井からぶら下がっているのを想像していたけれど、残念!10190001
今年は去年に比べ、鮎が大きかった事もあってか、もう少し乾燥させた方がいいとのことで、写真のようにならべられて、天日に干されていた。
でも昨日のが更にあぶられて、色艶がよくなっていた。
炭火の上には網に鮎を並べて、新聞紙で上から覆った状態で”蒸し焼き”しているところのものも・・・
それだけ念には念を入れて手間暇かけて作られている。
翌日に藁で結ぶそうだが、これは見に行けなかった。とても心残りである。

奥さんが教えてくれた料理方法。
お茶でコトコト煮て、臭みを取って柔らかくなったら、砂糖・しょうゆ・みりん・酒で甘辛煮にする。冷蔵庫に入れておくなら、結構日持ちするそうだ。

水で戻して柔らかくなった身を割いて、すし飯に混ぜると”鮎寿司”ができるそうだ。

”あぶり鮎”というのは、囲炉裏でじっくりとあぶられてできる、昔からの保存食。
地域によっては、串に刺したままで置くところもあるそうだ。そう言えば、「お酒に浸しておいしい”鮎酒”ができる」と言っていたおじさんが居たような覚えがある。

郷に入らば、郷に従え。郷土料理を少しずつ、聞いて学んでいきたい。


あぶり鮎

2006-10-19 00:37:41 | 食・レシピ

主人のホームページでリンクをはってある”みずもと”さんは、うちの炭をよく取り扱ってくれている。熊野古道の滝尻王子にあって、夏は鮎釣り客でにぎわい、これからはハイカーが立ち寄るお土産やさん、とでも言うべきか。

そこが「今日、鮎をあぶる」と言うので、見に行った。
備長炭1俵を使ってかなり大量の鮎をあぶるらしい。去年はできあがって店につるす様子が大きな写真入りで地方紙に載ったくらいだ。

10180002 今日は晴天。ちょっと汗ばむくらいの中、駐車場で3台のドラム缶を半分にした焼き台を据えて、炭であぶっていた。暑そうだった。
第1行程は腹を取って長い串に刺して、串が焼き台をまたぐように並べられていた。

10180001 ある程度あぶられたら、第2段階。
串をはずして焼き網の上に。焦げないように遠火でじっくり焼くそうだ。

明日、もう1度炭火であぶられて、できあがりだそうだ。
時間があれば、明日もう1度お邪魔しようかな、と思っている。

ここらの人はこの”あぶり鮎”を素麺のだしにしたら、おいしいと言う。長期保存が可能で正月に食べるように置く人もいるそうだ。
手間暇かけたものだけに結構な値段がするが、今では珍しい。
これも”郷土の味”なのだろうか? どんな味なんだろう?
高級すぎて言いにくいが、 誰か無料で料理講習会やってくれないかな?