エンジョイ

障害のある方が地域で自立し、個性を尊重し安心して暮らせるようサポートするヘルパー派遣をしている事業所です。

第30回 衛生通信 

2016-12-26 15:54:11 | 衛生通信
第30回 衛生通信

今回は健康診断についてお知らせします。

エンジョイでは、労働安全衛生法に基づき、従業員全員に年一回、健康診断を受診していただいています。
今年から、佐藤寿一クリニックが産業医となり、健康診断やインフルエンザの予防接種が受けやすい体制となりました。また、今月からメンタルヘルスチェック制度も始まりました。
従業員の皆さまにおかれましては、心身ともに健康でお仕事をしていただくためにも、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

健康診断では、血液検査・尿検査・レントゲン検査・心電図検査などが行われますが、今回は血液検査でよく発見される中性脂肪の高値についてお伝えします。

■血液は貴重な情報源
血液は、酸素や栄養素、いらなくなった老廃物などを運びながら、全身を隅々まで巡っているため、常に全身の臓器や組織の状態を反映していて、身体のどこかに異常があると、血液の成分にその影響が現れます。血液検査は全身の健康状態を知る上で基本となる重要な検査と言えます。
意外と多い中性脂肪の高値
中性脂肪とは、血液中に溶けている脂質で、体内にある脂肪の内の約9割を占めていて、コレステロールなどを生み出す大もとになっています。中性脂肪の基準値は血液が1dlに対して30㎎~150㎎です。
中性脂肪が増えて肥満になると、以下のような合併症のリスクが高くなります。
・糖尿病 ・高血圧症 ・心筋梗塞 ・痛風 ・無呼吸症候群 ・胆石 など
中性脂肪対策で最も重要なのは、なんと言っても食事です。
中性脂肪を上げない食事スタイルとは、
① ゆっくりよく噛む ② 食事は毎日決まった時間に ③ 食事は腹八分目まで です。
ゆっくり噛んで食事することで、血糖値の上昇が緩やかになり、中性脂肪も上がりにくくなります。また、空腹を感じてから30分以上たってから食事をすることも重要です。なぜなら、空腹時は、中性脂肪が分解されている時間だからです。中性脂肪が分解される時間をしっかり確保するだけでも、健康診断の結果は変わってくるはずです。
ヘルパーなどのお仕事をしていると、なかなか難しいのですが、まずはお仕事がお休みの日に実践してみてください。
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