英検準1級&東大・京大・早慶の英語(英単語)は英英方式で突破できる!

英英思考を制するものは英語を制す。英英辞典とネイティブ向け読み物への早期移行が異次元の高速学習を可能にした。

英検1級とTIMEのやさしい記事の関連性

2011年06月18日 | 英検1級
Finland's Educational Success? The Anti–Tiger Mother Approach
という、フィンランドの高い学力とその背景について論じたTIME誌の記事を最近読みました。注目したいのは、試験に特化した詰め込み教育を行っているわけでないにもかかわらず試験でコンスタントにいい結果が出ている点です。
 実用英検は素直な問題が多く英語力の目安になるとはいえ、特化した試験勉強に走ってしまうとあとで伸び悩むことが多いためおすすめできません。
 かなり難関視されている英検1級に関して私は、TIMEのやさしい記事をたくさん(300本程度)精読すれば十分対応できるとし、TIMEのやさしい記事でよく見かける語彙をここ三回の英検一次試験直前に「1級対策語彙」として紹介してきました。面白いことにここ三回連続で「(当ブログの)1級対策語彙」から約8語が語彙問題に出題されています。
 今回は、thwart, stringent, tout, expedite, laudable, catalystの6語が正解選択肢として完全的中しました。「1級対策語彙」で紹介したreclusiveの派生語であるrecluseとstumbleのイディオムであるstumble uponも出題されています。
 語彙問題25問中8語を正解しても合格ラインには及ばないとはいえ、準1級レベル以下の語彙も毎回出題されるのが1級語彙問題です。今回ですと、ambivalent, longevity, inquisitive, piece togetherという正解選択肢がそれに該当するといってよいでしょう。だから、準1級レベルの語彙と「1級対策語彙」が身についていれば約半分は確信をもって正解できるはずです。
 さらに、「1級対策語彙」は語彙問題のダミーに多数登場しています。今回はdefect, forfeit, hamper, hibernation, insular, insurgent, muster, prolific, pundit, malign, relapse, rigorous, saturated, soar, staunch, vindicateの16語が使われていますので、意味を知っていて消去法と語感を駆使すれば合格ラインとされる七割はクリアー可能と思われます。
 読解問題の英文はTIMEのやさしい記事と大差ありません。インプット量が十分ならば英作文の上達は早いでしょうし、速く正確な音読ができればリスニングも十分対処できます。試験に特化した張り子の虎のような英語ではなく、地道な英文読解を通して養成したナチュラルな英語で1級を通過するようだと合格後の伸びも順調だと思います。.
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