実践的演劇教育ーことばと心の受け渡し

四十数年の小学校と大学での教師体験からの演劇教育の理論と実践、そして、憲法を守る市民運動の現在(いま)を報告します。

〔144〕共謀罪反対のチラシを作ったのは旧友・塚越敏雄さんです。

2017年05月05日 | 市民運動
  塚越敏雄さんは同世代の元小学校の教師です。最初に彼に接触したのは、彼の著書『行為としての教育現場』(現代書館、1975)を読んでのことだったように記憶しています。私たち夫婦のミニコミ「啓」を送ったら、詳細は思い出せないのですが、かなり的を射た批判が返ってきて少々当惑したことがあります。教師として鍛えられたという印象を持っています。そうこうしているうちに、彼の2冊目の著書『そしてぼくもいる』(塚越・大塚三恵子共著、現代書館、1987)が送られてきました。
  初めてお会いしたのは、新しい家庭科Weの集会だったと思います。
 
 「啓」98号を1年ぶりに発行しました。発行数150部程度の小さなミニコミです。「読んでもらいたい人に届ける」ミニコミです。100部程度が郵送で、残りは手渡しでしょうか。
 発行するとすぐにメールや手紙や葉書などの反応があるのは嬉しいものです。
  塚越さんから今回もメールが送られてきました。それに添付されていたのが、ご自分で作られた共謀罪反対のチラシでした。このチラシは普通の市民の私にもわかるような、とても読みやすく、要領を得たものでした。彼は鎌倉の仲間とともに、「緊急事態条項」と「共謀罪」の2種類のチラシを作ったそうです。
  なぜ自作のチラシなのか、こんな文章を送ってくれました。(「緊急記事体事態条項」リーフレット作成にあたって、一部)

 〔弁護士の伊藤真さんは、「中高生のための憲法教室」(岩波ジュニア新書)という本を書いています。難しいことをかみくだいて、中高生にもわかるように書いています。「日頃感じる疑問に答えるように」「一人ひとりが深く考えられるように」。こんなふうに、リーフレットをつくりたいと思いました。
 私たちは鎌倉駅前で活動しています。ほとんどの人は、「憲法も改憲も自分とは関係ない」と思うのか、目の前を通り過ぎていきます。そんな人たちが手にとってもらえる物を作ろう。読んでもらえる物を作ろう。「こんなものが憲法に入ったら危ない」と感じてもらえそうな物をつくろう。正確な事実をもとに、受け取った人に考えてもらえる物を作ろうと思って作りました。
 リーフレットを作るにあたり心がけたことは、受け取った人が、「読みやすく」「わかりやすく」「親しみやすく」「不安や疑問に答えるように」「考えるきっかけになるように」することです。そのため、文章をはじめ、言葉づかい、文字の大きさ、色などにも配慮しました。
 私たちが作った物は、まだまだ不十分だと思います。たとえば、写真も、表も、グラフも入れてありません。これをもとに、さらに多くの人が手に取り、考え、リーフレットを改良していく一助になればと願っています。〕


  議員会館などでの共謀罪に関する集会に参加してきた我々夫婦は、何とか市民レベルで反対阻止運動を起こしたいのだけれど、なかなか相応しいチラシがなくて困っていたのです。塚越さん作成のチラシは、そんな私たちにはまさに渡りに船でした。
  そして、さっそく、「清瀬・憲法九条を守る会」で提案し、印刷を業者に頼んで、7000枚ほど市内に配布することにしました。そのチラシを見た、超党派の「戦争法廃止 きよせ市民の会」のメンバーが、私たちの会でも取り組みたいということになったのです。「守る会」を上回るチラシが連休明けにでも市内に配布されることでしょう。

 このチラシ2種類は、少しずつ全国に広がりはじめているようです。心ある人たちが印刷を業者に頼んで、地域配布や新聞折り込みをしているそうです。さらなる広がりを期待して、許可を得て、このブログにも掲載させていただきました。

                    
  最後に、5月3日の憲法集会で久しぶりに塚越さんに再会しました。我々は、まだまだくたばらないぜ、という確認の握手を交わしたところです。
                     
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