縁側でちょっと一杯

縁側でのんびりとくつろぐ贅沢な時間。
一杯遣りながらの“お題”は、    
経済、環境、旅、グルメ、そして芸術。

だだちゃ豆とクラゲと『アル・ケッチァーノ』

2016-10-13 22:00:30 | もう一度行きたい
 そうだ、“だだちゃ豆”を食べよう。

 4月に突然思い立ち、ふるさと納税で山形県鶴岡市のだだちゃ豆をお願いした。8月に大量に届いただだちゃ豆は、茹でるのにも食べるのにも一苦労したが、強い甘みに濃い豆の味、やはり格別の美味さだ。心行くまで堪能した。

 ご存じない方のために簡単にだだちゃ豆の紹介を。
 だだちゃ豆は枝豆の一種である。が、そんじょそこらの枝豆とは訳が違う。枝豆界のスーパースター、そう、枝豆界のシャンパンである。フランス・シャンパーニュ地方で作ったスパークリング・ワインしかシャンパンと呼べないように、ここ山形県鶴岡市で作った豆しか“だだちゃ豆”と言えない。鶴岡の風土で育ってこそ、だだちゃ豆独特の美味しさが出るのだと言う。

 鶴岡市から、だだちゃ豆とは別に、ふるさと納税の御礼として市立加茂水族館の招待券が2枚送られてきた。あの世界一のクラゲ水族館である。
 これも何かの縁と思い、まあ先方の術中にはまった気がしないでもないが、鶴岡に行ってみることにした。ときは10月、もうだだちゃ豆は終わっているが、美味しい庄内の食材に沢山巡り会えるに違いない。僕は迷わず、庄内食材にこだわるレストランとして有名な『アル・ケッチァーノ』を予約した。あとは早起きするだけ・・・(勢いで羽田発6時50分の飛行機を予約してしまったのである)。
 
 朝8時に“おいしい庄内空港”(名前がすごい!)に到着。まずは早朝からやっている「さかた海鮮市場」で朝食。アオリイカや白バイ貝が美味しかった。
 そして加茂水族館へ。水族館としては小さいが、クラゲの展示には質・量とも圧倒される。さすがはギネスが認定したクラゲの種類数ナンバーワン。
 人を刺したり、大量発生し漁業に被害を与えたりと悪いイメージの多いクラゲ。しかし水槽の中のクラゲは繊細で、妖しいまでに美しい。色も様々だし、中にはネオンのように発光しているものまである。ずっと見ていても飽きない。癒される。

 さて、いよいよ『アル・ケッチァーノ』へ。市内からタクシーで15分、随分寂しい所にある。
 有名な奥田シェフの『アル・ケッチァーノ』、僕の期待は大きく、より楽しめるようにと事前にネットでお店のことを調べてみた。すると賛否両論、いや、どちらかというと厳しい意見の方が多かった。奥田シェフは忙しくて店にいない、商業主義だ、まったく味がない、こんなのイタリアンじゃない、値段の割に店が貧相、等々。大丈夫だろうか。

 で、実際に行った感想であるが、やっぱり僕の中でも賛否両論(笑)。アミューズを入れて料理は14品。美味しいものもあれば、ごく普通のものもあった。玉石混交。ソースをなるべく使わない、必要以上に手を掛けない奥田シェフの料理、やはり素材が命だ。鯛やサンマなど魚は美味しかった。確かに味は薄い。ほとんどのものにコショウをバリバリ掛け、ときどき塩も振った。案の定、奥田シェフは不在だった。
 庄内の美味しい食材を沢山味わって欲しいとの親切心なのだろうが、一皿毎のポーションは小さいものの計14品の料理、その量たるや半端じゃない。妻だけでなく僕でも途中でお腹いっぱいになってしまった。
 あと料理の出てくる速さに驚いた。4種類のコースのみというのもあるが、満席のテーブルに次から次へと小気味よく料理が運ばれていく。相当下ごしらえ、あるいは冷製のものなどは作り置きしているのだろう。

 平日の夜はアラカルトもやっているようだ。年とともに食が細っているので(不思議と体の方は全然細らないが)、今日の量は若干辛かった。今度はアラカルトでゆっくり料理を味わってみたい。できれば奥田シェフのいらっしゃるときに。
『国内旅行』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« フィンランドの有名人・前編... | トップ | フィンランドの有名人・後編... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。