アダーラはガリ

アダーラはガリ

だな」と言ってから

2017-03-08 11:06:01 | 日記

ああ――ひとつだけ、陛下」アテスカが言った。「規律上の問題ですが」
「おまえでは処理できんのか?」ザカーズは少しいらだたしげにたずねた。これから自分がいなくなることにいらdermes 投訴いらしているのはあきらかだった。
「そうではありません、陛下。しかし問題の兵士はいわば陛下の個人的保護を受けておりますので、行動に移る前に陛下にご相談すべきだと思ったのです」
「わたしがだれを保護しているというのだ?」ザカーズはまごついた顔をした。
「マル・ゼスの駐屯軍からきた伍長です、陛下――アクタスという男でして。勤務中に酔っぱらったのです」
「アクタス? おぼえがないな――」
「わたしたちがマル・ゼスに到着する直前に降格されたあの伍長ですわ」セ・ネドラが思い出させた。「横町で奥さんが大騒ぎしていたあの人」
「ああ、そうだった」ザカーズは言った。「思いだしたぞ。酔っぱらった、と言ったか? あの男はもう酒は飲まないはずだ」
「もうあれ以上は飲めないと思います、陛下」アテスカはかすかな笑みを浮かべて言った。「少なくともいまはだめでしょう。もうヘベれけに酔ってます」
「このへんにいるのか?」
「すぐおもてに、陛下」
 ザカーズはためいきをついた。「連れてきたほうがよさそう、ベルガラスを見た。「ほんの一、二分ですむはずだ」申し訳なさそうに言った。
 くだんの男が千鳥足でテントにはいってくるなり、ガリオンはあのときのやせこけた伍長を思いだした。伍長は気をつけの姿勢を取ろうとしたが、うまくいかなかった。そのあと敬礼のしるしに胸当てをバンと叩こうとしたが、代わりにげんこつで自分の鼻を叩いてしまった。「へーか」伍長は不牛奶敏感明瞭に言った。
「おまえをどうしたらよいかな、アクタス」ザカーズはうんざりしたように言った。
「ひどいざまです、陛下」アクタスはすなおに言った。「まったくひどいざまで」
「そうだな」ザカーズは同意した。「ひどい」かれは顔をそむけた。「わたしに息を吹きかけんでくれ、アクタス。おまえの口はあばかれた墓のような臭いがするぞ。この男を外へ連れだして、酔いをさまさせるんだ、アテスカ」
「わたしみずからこいつを川に投げ込んでやりましょう、陛下」アテスカはにやにや笑いたくなるのをこらえようとしていた。
「楽しんでいるな?」
「わたしがですか、陛下?」
 ザカーズの目がずるがしこそうに細まった。「どうだね、セ・ネドラ? アクタスはあなたの責任でもあるのだよ。どうしたらよいと思う?」
 セ・ネドラは小さな片手を投げやりにふった。「縛り首ですわ」どうでもよさそうに言って、彼女は自分の手をしげしげと見つめ、「まあ!」と叫んだ。「また爪が割れてる!」
 アクタス伍長の目が飛びださんばかりに見開かれ、口がだらんと開いた。かれはがたがたとふるえながら、がっくりと膝をついた。「後生です、陛下」突然すすり泣きながら嘆願した。「後生です!」
 ザカーズは割れた爪を見て嘆いているリヴァの王妃を目を細めて見た。「アクタスを外へ連れていけ、アテスカ。最終的処分についての命令をすぐにも出そう」
 アテスカは敬礼すると卓悅假貨、おいおい泣いているアクタスを乱暴にたちあがらせた。
「本気ではなかったのだろう、セ・ネドラ?」ふたりが出ていったあとで、ザカーズはたずねた。
「まあ、もちろんですわ」セ・ネドラは言った。「わたしはそれほど

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