遠藤雷太のうろうろブログ

即身仏になる人が鳴らす鈴のように、遠藤が生きていることを確認できます。

ジーン・サックス監督『おかしな二人』

2017-08-14 01:21:25 | DVD・VHSなど

 

おかしな二人 [DVD]
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パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

2017/8/13

・離婚で錯乱しているフィリックスに、オスカーが自分と同居することを提案し、実際に共同生活を始める話。

・元が舞台作品で完全に会話劇なので、映画にするとどうしても平坦な感じになってしまう。

・それでも、ジャック・レモンが、潔癖で几帳面で虚弱体質のフィリックスを完璧に演じているので、見ごたえは十分。

・確かに戯曲にも書いてあったけど、筋違えたり変な呼吸法をしたりする演技を、あんなにたくさんのバリエーションで見せられるのがすごい。

・それらを単なるギャグではなくて、生きづらそうに生きているもの悲しさや、それ故の弱者や正しくない者に対する優しさのようなものまで滲み出ている。名優。

・そんな彼の演技を受け止めるのが、ウォルター・マッソーが演じるオスカー。

・冷蔵庫を二週間故障させたままでも気にしないし、部屋は汚いほうが落ち着く様子で、フィリックスとは正反対の性格。

・テーブルの上が信じがたいぐらい汚い。

・初めて会った者どうしでもないし、共同生活を始めればロクなことにならないのは予想できそうなものだけど、フィリックスが本当に死にそうなのでやるしかない。

・オスカーにとってはホントに災難だと思うけど、最終的には同居のおかげで妻と子供の養育費が払えるようになっているので、うまくバランスが取れている。

・不機嫌なオスカーが人を殺しかねない形相で怖い。

・この年代の映画にありがちな皺のよったジャケットがかっこよく見える。

・ポーカー仲間どうしの話は、悪態とウィットとリズムの良さが共存しているので好き。

・こういう会話は真似して書いてみたいけど、日本人でも成立するんだろか。

・性格の異なる彼らの中でも、フィリックスはかなり異質なので、普段どんな様子でポーカー仲間と接していたのかは気になる。

・カップを投げるシーンは、『はだしで散歩』にも似たようなシーンがあったし、他にもありそう。作者の思い入れのある仕掛けなんだと思う。

・あと、食べ物の使い方については、もうちょっと深く検証していきたい。

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