遠藤雷太のうろうろブログ

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ブリン・エヴァンス監督『はじまりはヒップホップ』

2016-10-13 20:10:03 | 映画を見てきた

映画『はじまりはヒップホップ』予告編

2016/10/11

・ディノスの株主優待券で鑑賞。

・66歳から94歳までの人たちで、ヒップホップダンスのチームを作り、ラスベガスの権威ある大会に出場するまでのドキュメンタリー。

・「老人」を題材にしたコメディを作ろうとすると、衰え起因の欠落を笑う嫌な感じや、都合のいいときは若返る不自然さがどうしても臭みになりがち。

・しかし、ドキュメンタリーにすることでそのあたりの居心地の悪さを回避している。

・登場人物のひとり(94歳)がピアノを演奏しているシーンも、かなり弾けるので、フィクションだったら嘘くさく見えていたと思う。

・味の濃そうな鶏肉料理も大丈夫かと思ってしまうが、ほんとに食ってるならしょうがない。

・老人たちがほんとに元気。

・94歳でも結構踊れるしジョークも言える。

・20歳くらい齢をごまかしていてもおかしくない。

・しかも人数が多い。

・最後のラスベガスのダンスより、中盤の「スリラー」のほうが、エンタメとしては爆発力がある。

・観客の盛り上がりにほだされて泣きそうになった。

・「ヒップ・オペレーション」(腰の手術)というチーム名もかわいい。

・ヒップホップ自体、若者文化の代名詞みたいなところがあるから、こういうチームが出てきたら、そりゃ大事にされる。

・できることなら、こういう風に齢をとりたい。

・彼らの挑戦に対するネガティブ要素がほとんどないので、「こんなにずっと仲がいいはずはない」「ほんとはもっとドロドロしたことあったじゃないの」とは思ってしまう。

・たまたま元気な老人がたくさんいたからできるのであって、真似しようとすると、どこかのテレビ局のチャリティー番組のようなひどいことになりそう。

・日本のお年寄り観だとありえないけど、演劇なら「さいたまゴールド・シアター」が近いことをやっている。

・ドキュメント作品の定番、エンドロールで登場人物ごとに「その後」が紹介されるシーン。メイニーのところでちょっと笑ってしまった。

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