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上橋菜穂子著「炎路を行く者」・十代のころ熱い気持ち

2017-05-25 | 
「漆黒の天に、銀砂をまいたように、星が散らばっている。」
出だしの一行で、守り人の世界にすっと入り込んでしまいます。

タルシュ帝国の密偵ヒュウゴの、密偵となるきっかけとなった十代のころの事件と、
バルサも十代のころの養父ジグロとの胸が熱くなるかかわり合いの二つの物語。

上級武官の息子として暮らしてきたこれまでを全面否定された若いヒュウゴの挫折と、
国を超えた広い視野で動向を見てみようと決心するまでの、
大切な大人たちとの出会いと気づきに、ヒュウゴがあたかもわが子のように愛おしさが増す。
上橋さんの描く人々には愛があるなあ。

上橋さんの描写は無駄がなく、なのに細部までまるでその場にいるがごとく広がる映像
久しぶりの守り人作品集ですが、やっぱり上橋さんはすごい。

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精霊の守り人シリーズ外伝 『炎路を行く者 ―守り人作品集―』 上橋菜穂子 (日々の書付)
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