漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方薬局の漢方体験(不妊や生理不順など)、漢方の知恵ブログ
漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)

少量不正出血が続くを漢方対策で

2011-03-01 | 生理不順・無月経・不正出血
生理後にごく少量出血が10日くらい続いてしまうという30代前半の女性でした。
針や灸の治療も受けてみたのですがほとんど変化なしとのこと。
ふだんは立ち仕事で結構疲れるそう。
この日は、出血最中だったのでまず田七人参を4日分服用したらとりあえず出血は止まりました。

その後
基礎体温をつけてもらうと低温期が3週間と長く血虚症状もあるので
婦宝当帰膠と田七を組み合わせて服用

体調良好で同じ処方を3,4か月続けて生理周期も28日くらいになり上々と思っていたら、
今度は、生理前の7~10日間少量出血が続きました。
仕事がハードだったり気候の変動についていかず疲労がたまってしまったようです。
眠りも浅いとのこと。
帰脾湯を婦宝当帰膠と組み合わせて服用してもらうことにしました。

以後体調は良好で、
それでも疲労がたまると不正出血がおこりやすいようで、
田七人参は3,4日分を持っておき、ふだんは婦宝当帰膠と帰脾湯または補中益気湯で
体質改善を続けています。



老廃物を掃除してしっかり排泄するのにも体力がいりますが、
それが終了した時にピタッと止めるのにも体力が必要です。
なので疲労が重なったりすると、女性の場合不正出血がおこりがちです。
このタイプの場合、ごく少量の出血がだらだらとつづくのが特徴です。
しっかりとどめる力が足りず漏れ出てくる状況です。

漢方対策としては、補気剤を中心に処方します。
田七人参は止血作用があるのでこのような場合によく使われる生薬です。

またそもそもの原因は疲労蓄積などによる体力低下(気虚)ですから、
良質な睡眠を十分とり、規則正しい食生活を営み、
よく噛んでゆっくり食べ、心穏やかに過ごすなどの生活習慣の改善を行うことも大切。

漢方的な知恵で症状の原因を追及すると生活改善対策も明確になります。
つまり、寝ること、食べることも漢方対策。


漢方の空間ファインエンドー薬局HP
女性のための漢方薬対策
肌トラブルの漢方薬対策

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいね!クリックどうぞよろしく
ジャンル:
ウェブログ
コメント (4)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 引っ越し、断捨離でもがく | トップ | 終着駅トルストイ最後の旅(... »
最近の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
漢方治療の受け方 ()
2011-03-06 15:26:12
いわゆる更年期になって来たなと思い始めたのが昨年の事で、
基礎体温もフラットのまま、そして、最近出てきたのが、
だらだら終わらない状態です。

>それが終了した時にピタッと止めるのにも体力が必要です。

そこの体力が低下しているのですね、きっと。
田七人参、服用してみます。

先日、丁度50歳の友人から聞かれたのですが、漢方の処方をする中医さんというのは、日本にいるのでしょうか?
イメージとしては、脈診をしたり、舌の色を見たり、日常の状況から、症状を改善する漢方を処方して下さるような。
一般的な病院でも、ツムラの漢方薬は処方される場合もありますが、どうも西洋医学的な症状を抑える事を主にして、体質改善や根治をする事とは、ちょっと違うと気がするんですよね。
私自身も、中医さんがいたら、みていただきたい1人です。
それとも、やくさんのような漢方薬剤師さんが、この役目を担っているのでしょうか?
おそらく、こういう風に思っている方、いっばいいると思うのですが、日本では、どこに相談すればいいのか判らないというのが、実情かと思えます。
恥ずかしながら (プリン)
2011-03-07 23:01:05
やくさんお久しぶりです。また最近寒いですね。
不正出血、私は今までないですが、ほんとに女性の症状はいろいろですね。
私は漢方を飲み始めてもうすぐ2年になります。
周期は整いました。ただ一つ治らないことが…
何年も前からですが、あごにむだ毛が。
これはホルモンバランスが悪いからですか?
いま飲んでいる漢方は婦宝当帰膠、海馬補腎丸、きゅう帰調血飲第一加減です。
翠さんへ (やく)
2011-03-08 14:33:09
中医師は、法律的には日本で正式な医師として認められていませんので、多くは薬局で、漢方薬を扱う薬剤師などのうち中医学を学んだ人たちが、漢方を処方しています。また日本の医師でありながら中医学を学んだ人も数少ないですがいらっしゃいます。ただしほとんど日本の保険医療には当てはまらないでしょうから、あまり表立ってはいないのではないでしょうか。

いくつかの会があるようですが、私どもは日本中医薬研究会というところに属しています。

中国人の医師にも多くお会いする機会がありますが、学べば学ぶほど奥が深く、肩書きだけでなく多くの経験も必要な学問だと思います。
そんな人に出会えるといいですね。

プリンさんへ (やく)
2011-03-08 14:49:44
お久しぶりです。寒さのぶり返しは堪えますね、まさに三寒四温のこの頃です。

生理周期が整ってよかったですね。プリンさんがコツコツ漢方養生を積み重ねた賜物でしょう。これからも飽きずに養生をお続けください。
さて、無駄毛についてですが、毛深さや生え方は人それぞれで、この情報だけではなんともお答えしかねます。お会いして体質チェックさせていただけるといいのですが。
現在服用されている漢方薬の組み合わせでホルモン軸を整える働きもあると思いますが、プリンさんも長くお悩みのようですから、処方を受けている漢方薬局でじっくり相談なさり、さらにどんな対策があるのか聞いてみてください。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL