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漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)

花粉症体質の改善漢方

2009-02-02 | アレルギー
発症した症状を軽減する西洋薬(抗アレルギー、抗ヒスタミン、ステロイドなど)や漢方薬はありますが、それで花粉症体質が改善されるわけではありません。

では、予防とか体質改善のためには体のどこを強化すればよいか?

症状が出現する部位は、鼻や目。人によっては顔のあちこちもかゆい。
つまり、粘膜や皮膚の抵抗力が弱いのですから、
この部分を元気にすればよいということになります。

漢方医学では、
皮膚や粘膜など体表部の防御力を「衛気(えき)」と呼び、
この部分が弱いことを「衛気虚(えききょ)」といい、
漠然とした体力不足とか免疫力が弱いとかで済まさず、
部位を特定した分類がなされています。

生薬の中で衛気を強化するものの代表格は
なんといっても「黄耆(おうぎ)」でしょう。
そして黄耆をたっぷり配合した漢方処方で有名なのは、
「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」です。
玉のように素晴らしい屏風を体のまわりに作って守ってくれるという名前です。

症状が出現してからでも、これでずいぶん軽くなる人もいますが、
できれば、ふだんから、特に季節の変わリ目などにもこれを服用していると
しだいに「衛気(えき)」が充実してきます。
バリア強度チェック、体表バリアの強化

花粉症真っ最中の症状に用いる漢方薬については、
その時々で漢方専門薬局などでよく相談して選ぶびましょう。

ちなみに、TV宣伝もされている「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」は、
寒い時期に発症するタイプに向いています。
寒がりで水っぱながだらだら出るという症状です。
鼻が詰まったり、目がかゆくて赤くなるというタイプには不向きです。

もちろん、寝不足や夜食は禁物です。
養生法なども次回に書いてみます。

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3 コメント

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漢方薬の方が合いそうな気がして・・・ ()
2009-02-03 21:13:57
いつもながら為になる情報、ありがたく拝読しました。

あれこれアレルギー体質の私も、花粉症だけはいまだ発病しないでおります。
玉屏風散は、予防で飲んでもいいのかしら?

暮れに中華街の漢方薬局で、タウロミンというかゆみ止めを買ったら、
(冬場、よく夜中に足やお腹が痒くなるので)
試供品で衛益顆粒というのを貰ったのですが、どちらがいいのかしら?

どうも漢方薬は調合してもらって買うので高いというイメージがあるので(ごめんなさい)、
なかなか相談するのは敷居が高くて・・・
本当は西洋薬じゃなくて、副作用の穏やかな漢方薬を買いたいんですけどねぇ。

でも、やくさんのブログのお陰で、ずいぶんと認識が変わりましたよ。
HPも、けっこう読み込ませていただきました。
佐倉に遠征しようかなー・・・

緑さん、ありがとうございます。 (やく)
2009-02-04 10:06:15
衛益顆粒の中身をみると黄耆がたっぷり含まれているのがわかると思います。
それこそ玉屏風散です。(衛益顆粒は商品名)
翠さんの体質が分からないので正確な判断はできませんが、予防にもなることが多いです。
翠さん、訂正とお詫び (やく)
2009-02-04 11:26:04
「みどり」さんの漢字を間違えてしまいました。
ごめんなさいね。

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