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漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)

温度差で鼻炎は血管運動性鼻炎

2011-02-15 | 漢方的話題
年中鼻炎という60代女性。
年中といっても季節によって微妙に症状が異なるので、症状に応じて処方をかえて服用いただいている方です。

年末ごろは、鼻づまりと頭痛がしてイライラするということで葛根湯加辛夷川キュウと頂調顆粒を用いて良好でしたが、ここへきてまた鼻づまりが酷くなり、鼻をかみたくなるが鼻水が出るわけでもなくなかなかスッキリしない。そこで補陰しながら肺熱を取り去る辛夷清肺湯と頂調顆粒の組み合わせに変えてとても良好です。

      

ところで一年中鼻炎というのは、いったい何に敏感に反応しているのでしょうか?

花粉症の場合は花粉が飛散する時期だけ
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、そして目のかゆみなどが現れるのですが、
が降った日でも花粉症みたいな症状がある、という人も結構います。
耳鼻科でアレルゲンを調べても花粉への反応が現れないこともあります。

それを『血管運動性鼻炎』と言っています。
温度差(温かいから冷たいへ)や急に姿勢を変える(たとえば起床時)などが刺激になって
反復性のくしゃみ、水様性鼻水、鼻づまりなどの症状が現れ、目の症状はないようです。

鼻の毛細血管を広げたり、血管から水分をにじみ出させたりする副交感神経の異常なのだそう。
塵埃、化学物質の蒸気、臭気、天候、肉体的や精神的な心身性因子、
血行不良の体質因子などなど、
つまりはなんにでも反応して毛細血管の状況が悪化する超過敏性の鼻炎ということです。
花粉症がきっかで超過敏な鼻炎へと移行することも多いようです。

      

な~んだ、いまさら言われなくても、鼻が何にでも敏感になってるのは前からわかってるよ
・・・と年中鼻炎の人は思うでしょう。
炎症が続いた粘膜が超敏感になるのは当たり前といえば当たり前なのですから。

まあ、西洋医学派はなにかと名前をつけて症状を分類する体質ですから・・・
そしてやっぱり西洋医学的な治療法もなんら花粉症と変わりありません。

      

漢方も別に病名が付いたからと言って対策が決まるわけでもなく、
冷静に、どのような時に悪化するのかを見極め、また鼻炎のこれまでの経緯もふまえ、
血流改善とその人の鼻粘膜の回復をサポートするのにどの漢方が合うかを
体質を考慮しながら考えます。
なので人によって用いる漢方薬が異なりますが、体質にあう漢方養生をすると、かなり楽になります。

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2 コメント

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血管運動性鼻炎 ()
2011-02-15 20:29:13
あっ、私これかも!?

年をとると涙腺がゆるむと聞きますが、
私は最近、鼻がつつーっと良く出ます。
特に、食事の後と、マスクをしている時。
年のせいかなー・・と、思っていたのですが・・・
いや、「年のせい」でもありますかね!?

あとは、室内にいても、妙に鼻から吸い込む空気が冷たく感じる事があり、
鼻が冷たいって、犬みたいだな、とも思ったりします。

敏感な身体、なんとか正常化したいものです。
翠さんへ (やく)
2011-02-17 17:20:06
涙腺、確かに緩みますね~。
歳のせいというのが一般的だけど、人生経験が豊富になったからだと思いこむようにしています

鼻水がつつー、私もあります。こりゃ人生経験は関係ないので残念ながらやっぱり歳のせいかなあ・・・
粘膜の温める力が弱っているのかもしれませんね。

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