漢方薬剤師の日々&映画

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敬愛なるベートーヴェン(映画):神の声が聞こえたような

2007-01-15 17:52:41 | 映画★3☆〜★3
題名がかなり地味で損してると思います。
でも、観終わるとやっぱり「敬愛なる」ですね。
音楽に感動できる内容です。

作曲家が書きなぐる楽譜を正確に音楽的に誤りなく
写譜する係りがいるそうで、
ベートーヴェンが音楽学校に、最も成績のよい生徒を
よこすよう依頼してやってきたのが、うら若き女性
アンナ・ホルツだった。

耳が聞こえにくくなった上に気性の荒いベートーヴェン、
お世辞が大嫌い、よくないものは徹底的にけなす。
アンナが「敬愛なるベートー・・・」と言い掛けた言葉を
頭ごなしに怒鳴りつける。

耳が聞こえないゆえに、「神の声」を聞こうと必死になる
ベートーヴェン
その葛藤のものすごさ。

アンナと ベートーヴェンは、しだいに運命共同体のように
共鳴しあう。
それは、恋愛感情とはすれすれのところで確かに異なっている。
この微妙な感じが絶妙。

   
第九の初演で、指揮をしなければならないベートーヴェン。
しかし耳が聞こえないため、曲の入りのタイミングがとれない。
これを助けるために、オーケストラの中にしゃがみこんで隠れ、
ベートーヴェンと向かい合って合図をおくるアンナ・ホルツ。

ここが最高の見所。

上手く指揮できるんだろうかと二人を緊張しながら観ていると、
曲の中盤から
彼と彼女のリズムはぴったりと一体化し、うっとり愛撫をうけて
いるようだけど
おそらく二人は神の声を聞きあっていたんだろうと思う。
というより、確かに聞こえてきたような感覚に陥る。

久々のエド・ハリス、なかなかベートーヴェンが似合ってました。

★★★☆

監督
アニエスカ・ホランド

出演
エド・ハリス
ダイアン・クルーガー
マシュー・グード
ラルフ・ライアック
ジョー・アンダーソン
ビル・スチュワート
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4 コメント

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こんばんは。 (カオリ)
2007-01-25 01:27:36
私の年明け初の映画鑑賞はこの作品でした。
涙が流れました・・・まさに神の声を聞いていたのだろうと思えた、素敵な作品ですね。
カオリさん、いらっしゃいませ (やく)
2007-01-25 15:48:10
神の声を聞くために聴力を失ったというベートーベン。
その頭の中を、ものすごい勢いで音がうごめいている様が感動ものでしたね。
静かな森の中をひとり、必死に自然に耳を傾ける姿も胸が熱くなりました。
また、よろしくね。
恋愛感情すれすれ (h)
2007-01-28 20:30:23
そこの表現は好みでした。もっと細かく描いても良かったかなとも思いましたが。
恋愛関係になるっていう展開も考えられますが、そうじゃないほうが断然いいですよね。
hさん、いらしゃいませ (やく)
2007-01-29 18:24:29
そうだと思います。
ベートーヴェンはいつも彼女をフルネームで「アンナ・ホルツ」と読んでいました。
そこに、彼の彼女に対する敬意がすごく感じられました。
安っぽい恋愛感情とは確かに異なっていましたね。

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