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『ミリキタニの猫』渋谷ユーロスペースで

『ミリキタニの猫』はニューヨークの日系のホームレスのミリキタニの姿を映したドキュメンタリー
映画である。ミリキタニの姿を追って行く中でに第二次世界大戦中のアメリカ政府の日系人収容所の
政策が具体的に見えてくる。ミリキタニの不明な市民権についてこの監督が当局に問い合わせて
「剥奪は無効」の回答を得たり、収容所後の追悼式に参加する場面も出てくるが、こういった戦争時の
負の遺産に対しても当時の政策の善し悪しはともかくアメリカ政府は残しているし現在比較的誠実に
対応しているのではないかと感じた。
戦後シベリアの強制収容所で亡くなった日本人の墓地を今年の6月に訪ねたばかりだったので
ロシアのそれと比較して考えると大きな違いだった。シベリアでは収容所の跡など残してもいない。
もちろん強制収容され人生を狂わされた一般市民の無念さに違いはないと思う。
国は市民から成り立つと考えているアメリカとまず国家ありきのロシア。国のオープンさの違いが
自分には感じられて興味深かった。

昔、ニューヨークで過ごしていた当時治安が悪く街には
ホームレスが溢れていた。バブルに沸く日本企業がニューヨークの中心
にあるロックフェラーセンターを買ったというニュースはアメリカでも大きく
報道されていた頃だ。クラスメートの日本人が「西には日系のホームレスがいるんだって」
と言ってみんなで驚いた事をこの映画を観てちょっと思い出した。

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LONDON CALLING/ジョー・ストラマーの映画

現在公開中の『LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』
を観た。元クラッシュのジョー・ストラマーの生涯を追悼したドキュメンタリー映画である。
幼少時の写真に始まりクラッシュ時代やそれ以降の
様々な映像を繋ぎ合わせ、かつてクラッシュやジョー・ストラマーと関わったり自称影響を受けた
様々なアーチストがたき火の炎の揺らめきを前に
インタビューに答えていく映画だ。ボノやプライマルのボビー・ギレスピー、レッドホットチリのアンソニー・
キーディスはじめマーチン・スコセッシ、ジムシャームッシュ、なぜかジョニー・デップまでも
出てくる豪華なドキュメンタリーだ。
今と違って創成期のパンクバンドが商業的に成功してしまうという予想外?の結果の後のバンド解散後の
ジョーストラマが何を考えどう乗りきったのかに興味を持って観たのだが、なんか家族愛的な部分で
乗り越えたような作りには、ホントかなとちょっと疑問に思ったりもしたが、しかしながら
クラッシュ時代から様々な音楽を取り入れて来た才能はパンクという“定義が不可能な”音楽を体現してきただけに
更なる創作意欲で新しい時代を築いていた最中の突然の死というのはたくさんの同業者に惜しまれたのだろう。




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Led Zeppelinの再結成?

Led Zeppelinの再結成というニュースを聞いたが
本当なのだろうか?やるとしたらドラムは?
解散したのは1980年だから27年も前だ。
当時ジョンレノン暗殺が社会的に大きく報道されていたが
ジョン・ボーナムの死によるLed Zeppelin解散のニュースの方が
自分にとっては大きな出来事だった。
(確か同じ時期だったと思ったのだが・・・)

先週末は横浜で行われたBUCK-TICKの野外イベントを観に行っていた。
いろんなバンドが出ていたが一番印象に残ったのは土屋昌巳のインストの曲だった。
スティーブ・エトウのパーカッションと複雑に絡む難解な音階を早弾きで駆け抜ける
姿がロック・ギタリストのカッコ良さを再認識させてくれた。
BUCK TICK主催のロックフェスだからなのか、
舞台裏ではこれから出演するバンドひとつひとつにvoの櫻井さんが
さりげなく親しそうに声を掛けていた姿が印象的だった。
バンドが20年もメンバーチェンジなしで続いこれてる秘訣を
垣間みたような気がした。
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