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“不都合な真実” の試写

“不都合な真実”、という映画を先ほど有楽町マリオンで観て来た。
元アメリカ副大統領アル・ゴアが地球温暖化について講演するドキュメンタリー映画だ。
上映前には来日したゴア氏が登場。簡単な挨拶をしてから映画が始まった。
さすがアメリカ大統領選挙を戦った(一瞬勝った)元副大統領。冴えわたる弁説で地球温暖化による
危機的状況を豊富な資料を基に説いてゆく。間あいだにゴア氏自身の環境問題に対する
バックボーンなども織り込みながら1時間半の映画はあっという間に終わる。
エンドロールでは「省エネ電化製品を買おう」「ハイブリッド車を選ぼう」「木を植えよう」「公共の交通を使おう、
なるべく自転車に乗ろう」など二酸化炭素排出を少なくする方法を教えてくれる有意義な映画である。
さすがは元副大統領、アメリカの原潜に乗って北極の氷の下を通った後軍事機密の氷のデータを出させたり、
共和党の環境データの書き換えを発見したり南極の氷棚の崩壊のデータを‘友人’が調べたりとスケールが大きい。
知らなかった事が多々あった。が、すでに知ってることも多々あった。
アルプスの氷河が年々後退していたり南太平洋の地盤が低い地域で水位が上がっていたり北極のシロクマの生息数が
減っていたりなど集中豪雨と干ばつ、台風の増加など恐らくアメリカ人以外の人はみんな知っているようなことも
大きく出ていた。
「この映画を観るようにみんなに言おう」とエンドロールに出ていたが確かに多くの人が観るといいと思う。
危機的状況を解りやすく教えてくれて、改めて地球規模で環境を考えるきっかけになると思う。
世界をまたに掛けて環境問題の重要性を説いてがんばっていらっしゃるゴアさんだが、自身自ら述べていた
「京都議定書に批准していない国」アメリカを基準に考えているから危機を認知させる啓蒙的なレベルで終わっているのがちょっと残念。環境に関する法律がアメリカ各州でだんだん施行されて来ているとのことだが、
アメリカ人の元々の意識の低いところは世界中の周知の事実。
昔、ニューヨーク州で登録した中古車をカリフォルニアまで運転して来てそこで売ろうとしたことがあった。
そのためにはカリフォルニア州の排ガス基準をクリアしないとダメだ。。カリフォルニア州の排気ガスの
審査は全米一厳しいと聞いていたので検査でどうなることかと思ったが、さっき観た映画ではそのカリフォルニア州の
排ガス基準は中国の基準にすら達していないとのこと。もちろん日本やEUには遠く及ばない。
ゴアさんの家ではゴミの分別はちゃんとしているのかな、と映画を観ながらふと思った。
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2007年

北米のカーオブザイヤーをGM独占したとのことだが、今後の車はエコカーが中心になるようだ。
電気、ハイブリッド、ディーゼル、ハイブリッド&燃料電池など自動車メーカー各社は
環境技術のしのぎを削っている。日本ではまだあまり身近には感じないが今後
自動車を選ぶ時これらの動力調達方法が判断基準のひとつとなるだろう。
‘地球に優しいから’というより‘燃費がいい’という率直な理由こそ環境問題に直結しそうである。

京都議定書による、先進国の二酸化炭素の排出権を途上国に買ってもらうシステムはなんだか
結局お金で強引に解決しているようで肝心の二酸化炭素の量はそれでホントに減っているのか、
という感じがしてしまうのだが、政治・経済と環境問題が切っても切れない関係にある中、
自国の利害抜きには成立させられないのだろう。

‘エコカーに乗ることこそcoolだ’というトレンドがアメリカあたりでもっと広がれば
その影響が世界におのずと波及していくのでは。(米国の車市場の消費者が環境に対する意識を
持ち出した為製品開発に大きな影響が出て来たとのこと。)

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