はしご湯別館

晴れたら山、雨なら温泉。さぁ、きょうはどっち!?

天狗岳・黒百合ヒュッテで初テント!【2】

2015年06月23日 | 【山】八ヶ岳とその周辺

前回からのつづき。


9:20本日のメインイベント天狗岳へ向かいます。

天狗岳は東天狗・西天狗からなる双耳峰で、
山頂からは八ヶ岳の連なる山々が見えるらしいですよ。



黒百合ヒュッテからはグングンと高度を上げて行きます。



この道はイワカガミがたくさん。



ハクサンシャクナゲも凛と花を咲かせていました。



9:32すりばち池。
目の前にこれから向かう天狗岳がドーンと見えます。



てっきり↑この部分が天狗の鼻に見えるので「天狗岳」かと思ったんですが、
東天狗・西天狗を全体的に見ると、天狗が翼を広げているように見えるから・・との事。



そんな話をしていると・・・



・・・・?


目の前の黒い岩がモソッと動いたような??



・・・・!?



なんと、登山道上でカモシカくんがモシャモシャ草を食んでおります。


これまで出会ったカモシカくんは、
人間の姿を見るとササッと立ち去るのですが、この方は・・


コチラを見て逃げるどころかニヤリと笑いました。



カモシカくん「あーー、やっぱ、高山植物はうめぇなぁー」




あ、やっと歩き出した。逃げるのかな?
・・・と思ったら、次の草を食むために少し移動しただけです。


まぁーー、とにかくノンビリとしたカモシカくんでした。



すりばち池からは「天狗の奥庭」という岩のゴロゴロした道を歩きます。



足元には愛嬌のあるミヤマダイコンソウ。なにげに花の多いお山ですね。



山頂までは、あと少し!



名前のごとく岩に咲くど根性イワカガミ。



アップで。



10:32東天狗山頂。ガスで眺望無し!


では、続いてお隣の西天狗へ向かいましょう。



距離こそ短いですが、下って上る息切れ間違いなしの道です。
東天狗から続く登山道は、長年多くの登山者が歩いた茶色い道筋がハッキリと見えます。
こうやってみると「植生保護のため登山道を外れてはいけません」の意味が
よーーーく、わかりますね。



10:49西天狗山頂。東天狗より少しだけ標高が高いようです。
当然コチラもガスで、なーーーーんにも見えませんッッ。


ここでお昼休憩。



下から持ってきたパンの袋がパンパン(パンなだけに)。


11:11黒百合ヒュッテに戻ります。
行きは三昧がザックを背負ったので、帰りは私が背負います。



空荷になって足取り軽いオジサン。帰りは中山峠方面へ下りました。



12:15黒百合ヒュッテに戻って来ました。
テントも少しだけ増えてましたよ。



さぁーーー、この後はテント場でグダグダタイムです。
黒百合ヒュッテご自慢の生ビールいただきました。
枝豆は、なんと温めて提供という心遣い。


その後、しばらくテント内で昼寝。
15:30頃に目を覚ますと周囲がザワザワと賑やかに。
いつの間にやら大勢の学生さん達がテント場に到着したようです。
そのうちのひとりに声をかけると、
「はいっ、高校の山岳部です!先生を含めて〇〇人います!」と元気なお返事。
しかも一校ではなく数校いるようで、これは合同合宿という類ですか?


高校生達を眺めていると、まぁ学校によって様子がまるで違います。

ひとつは大声で騒いだり歌ったり、かな~り自由な雰囲気。

片や我家の隣にテントを張った子達は厳しい山岳部風で
先輩「いいか、テント場には他にも人がいるんだ、
   お前達は、あんな風に奇声をあげるんじゃねーぞ」
新人「ハイッッ!」
新人「この荷物は、どうしたらいいですか?」
先輩「ひとつにまとめて置いておくんだ!
   散らかしたら誰の持ち物かわからなくなるだろ!」
新人「ハイッッッ!」


その時の、我家のテント内・・・↓


ゴミ屋敷・・。



そうこうしているうちに、雨がポツリポツリ・・。


やがてザーーーーッ!!


挙句の果てに、

ゴロゴロピカーーーッ!!
ズドーーーーン!!
(天狗岳方面に数発落ちた)


一般宿泊者「うわーーーっ、キャーーーッ!!」

一般高校生「先生!雷ヤバくないっすか!?」

先生「ヤバイなぁーーー」

お気楽高校生「サンダ~~♪サンダ~~♪」

先輩「いいか、こういう悪いコンディションを、たくさん経験した方がいいんだ!」

新人「ハイッッ!」


いやーーー、テント場って本当に楽しいですね。



雨と雷は一向にやまず、仕方なく小屋に避難。



せっかくなので、缶ビールとホットワインを注文。
すっかり良い気分になり、再びテントへ戻り夕食の準備。
夕食に作った「乾麺を水に浸して作る生パスタ風」が、
何を間違ったのかゾッとするほど不味かった・・・。

気が付けばウトウト・・やがて雨だれを聞きながら爆睡。

このまま朝を迎えるのかと思いきや・・


夜8時頃、テント場に響く絶叫。


ア゛ーーーーーッッッ!!水がぁーーーーっっっっ!!
タイヘンです!浸水してますっっっ!!



移動だ!移動だ!テントを移動しろーーーっっ!

どうやら、小川近くに張った高校生のテントが予想以上の雨量に水没した模様。

お気の毒でございます・・・。


やがて騒動も収まり、9時も過ぎると
あちこちのテントから聞こえていた楽しそうな話し声も止まります。
そして訪れる静寂の夜。雨は相変わらずテントを叩いていますが。


夜中に目を覚ますと、周囲はイビキの大合唱でした。
時折「ぷぅ~っっ」なんていうオナラの音も聞こえます。



朝になると雨は止んでいました。
気温は3℃。あちこちから「寒い、寒い」の声が聞こえます。

高校生達は早くもザックを背負って、
白いガスに霞む登山道を出発して行きます。


私達も朝御飯を食べ、テントを撤収、そして帰ります。



楽しかったな初テント。
雨には降られたけれど、それでも、とても楽しかった。



帰りの登山道には白いガスがかかり、



苔の森は童話の世界のように幻想的で美しかった。



どこかで、細く悲しげに、



トラ鶫が鳴いていました。


8:54登山口まで戻って来ました。



唐沢鉱泉の美しき源泉地。



下山後のハイカーを待ち構えるように、こんな看板が・・。


温泉マニアとしては当然入るでしょう。
循環ベースながら非加熱源泉も投入しつつの、明礬金属味たっぷりの良い湯でした。



というワケで、初のテント泊、無事〆ました。


さぁ、次はどこへ行こうかな?



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