はしご湯別館

晴れたら山、雨なら温泉。さぁ、きょうはどっち!?

雪から目覚めた田代山

2012年06月05日 | 【山】尾瀬国立公園
【前回からのつづき】


山男氏の「明日は田代山に登る」という言葉に触発されて、
まったく興味の無かった田代山に少し興味を持った我家。


田代山、別名プリン山。


・・・はて?プリンとは?


舐めるとプリンのように甘い土で出来ているから。

・・・ではなく、

台形の山の山頂部が広々とした湿原になっているため、
見た目がまるでプリンのようだ、という事です。





湯ノ花温泉にとっても田代山は「我が自慢の山」のようで、
「大嵐は登った事がないけれど、田代なら何度もある」という人までいた。
地元では小学校の行事でも登るんだそーな。

直近情報を聞き込みすると、田代山までなら雪はもう無いらしく、
さらには「湯ノ花温泉へ来て、田代山をスルーするのは邪道
な雰囲気にさえなり「じゃぁ、行ってみますか・・」となりました。


よって、本日の寝床は田代山登山口の猿倉駐車場に決定。


・・・が、この駐車場までの道のりが曲者だった。

真っ暗闇の中、10kmものダートを延々走行。悲しい・・。


猿倉には上下二つの駐車場があり、我家は上の駐車場に停めた。
が、この駐車場、トイレがないんですよ。明日の朝、困るなーー・・。



翌朝、日曜日。


小鳥達の囀りに起こされ、目覚めると、
周囲はモヤッとした霧に包まれ、空はドンヨリとした曇り。

とりあえず車の中で湯を沸かし、コーヒーをすすっていると、
山男氏の車がやってきた。
なんでも昨夜は、下の駐車場で車中泊したらしいです。

「いや~・・寒くて寒くて何度も起きちゃったよ」
「でも、下の駐車場はトイレもあるし、いいよぉー」


・・・!?トイレ!!?


「そうだよ、綺麗なトイレだよ」


その言葉に、速攻でトイレ(下の駐車場)に向かったのは
言うまでもありません。




↑コレがトイレ。中はとても綺麗です。


うーーむ、家もこっち(下の駐車場)で車中泊すればよかった!


猿倉「下の駐車場」で朝食、トイレ、身支度を済ませ
再び「上の駐車場」へ戻ると、既に山男氏の車は無人。


「もう行っちゃったんだ・・」


この時点での駐車状況から察すると、
山男氏が一番手、我家が田代山へ入る二番手です。



6:05登山口出発。
登山道は木の根や岩のごろつきがあるものの
さすがは天下の尾瀬国立公園、よく整備され歩きやすいです。



登山道に咲いていたイワナシの花と、落ちていたウサウンチ。

7:07小田代湿原。
写真撮影は帰りにするとして、先を急ぎます。




ここから先の登山道は、雪融けの影響で
ドロンドロンのヌルンヌルンのグッチャグチャ。




7:32田代山湿原に到着!
冷たい風がヒューヒューで、慌ててフリースを着込みました。




山頂部の広々とした湿原の向こうに
雪をかぶった会津駒ケ岳が迫ります。





誰もいない湿原を贅沢にも独占。




ココが田代山頂です。
木道の途中にありました。




長い氷の世界から目覚めたばかりの湿原は
一見すると何も無い枯れ野原のようですが・・




生まれたばかりの小さなモウセンゴケ。



花の蕾と、大きなペリット(内容物は小動物の毛)。

生き物の気配が、そこかしこに。




帝釈山への分岐は雪の中。

湿原に山男氏の姿が無かったので、
おそらくは、この先に足を進めたものと思われます。
我家は帝釈山へは行かず、湿原散策のみ。



避難小屋の弘法大師堂に寄ってみました。
目の前ではトイレを新築中で、堂内は作業員の飯場状態でした。

堂内の登山ノートに記されていた管理人さんの
「幸か不幸か、尾瀬国立公園に編入され」といった内容の一文。
2007年を境に田代山は、どう変って来たんだろう。




この眺めを眼と心に焼き付けつつ・・

湿原を一周し終えたところで、8:40下山開始。




途中にいたホシガラス(の後姿)。
キツツキみたいにクチバシで木を叩いていた。
背後から激写したら「ギゃーギゃー」と威嚇された。




9:08小田代湿原へ戻って来ました。
この辺から雲も無くなり、陽射が強くなってきました。



少しだけ花も咲いています。


ところで、この田代山、昨日の大嵐山と同じく
誰も登山客がいないのかと思っていたところ、
この下山中に、会うわ会うわ、これから登るお客さんに。
洒落た登山ファッションの人もいて、
さすが尾瀬ブランドは違うなーと感心。



9:55水場。冷たい水が気持ちよかったなぁー。


10:10登山道到着!


さて下山後、車に乗り込むとしばらくしてポツリポツリと雨が。
真っ黒な雨雲が流れて来て、アッという間にザーザー降りに。
山の天気はホントかわりやすいです。
山男氏、そしてすれ違った皆さんは大丈夫だったでしょーか??


初めて歩いた田代山、次は高山植物の咲き乱れる時期に
帝釈山と絡めて再訪したいと思います。



【家用土産】


道の駅番屋で買った山菜。
天ぷらと吸い物にして、御馳走様。


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