はしご湯別館

晴れたら山、雨なら温泉。さぁ、きょうはどっち!?

青春18きっぷ別府旅2・別府八湯温泉道に挑戦+地獄めぐりと長湯温泉

2004年04月08日 | 《温泉・旅》西日本~九州

前回からのつづき。

3日目

今日から、別府が温泉好きをターゲットに行っている企画「別府八湯温泉道」に挑戦してみる事にしました。これは別府市内に点在する共同湯や旅館を八十八箇所巡りスタンプを集めるというもの。そして八十八箇所のスタンプが集まると、はれて「名人」の称号がもらえるというワケ。

名人を目指すかどうかは別としても、この温泉道に参加している共同浴場や施設を巡ればハズレは少ないと思う。特に共同浴場に関しては、別府にはジモ専も多く、せっかく行っても外来不可ではガッカリ。けれど、この温泉道参加の所に行けば確実に入浴できるハズ。


・・・というワケで



早速、いくつか湯めぐりしてみました。


それにしても湯の町・別府はさすがに凄い。ちょっと歩けば路地裏共同湯に当たります。この町には一体幾つの浴槽があるんだろーか?


そしてその形態や雰囲気も、大勢の人で賑わうふだん着の公衆浴場あり、おそらくはごくわずかな近隣住民のみぞ知ると思われる共同湯あり、華やかな日帰り施設あり、駄菓子屋さんの奥でひっそり併設される浴場ありと、兎に角バラエティに富んでいます。ここは一生住んでも、全てをまわりきらないんじゃないかなぁー。。




鉄輪の噴気ライトアップ。なんかウルトラマンの怪獣でも出てきそうな雰囲気で少し不気味。



4日目

この日は温泉巡りを休んで鉄輪界隈に点在する地獄めぐりをしてみました。地獄めぐりは別府観光の目玉でもありますね。午前中に双葉荘からぶらぶらと、本日の第一地獄の血の池へ歩いて到着。ここで地獄9箇所ぶんのチケットを購入。


訪問前は「興味のあるとこ1~2箇所だけ行けばいいや」と思っていたところ、血の池獄受付オバチャンの口車にまんまと乗ってしまい、気が付いた時には9箇所共通の入場券を握りしめておりました。話術に長けたなかなかの商売人ですよ。

結論としては、かまど地獄や海地獄などバラエティに富んだ地獄もあり各施設B級風情満載で、別府観光の入門編という意味でも9箇所巡って良かったと思います。まぁ、また次に9箇所巡るか?と聞かれれば、次は印象のよかった地獄のみ再訪すると思いますが。


血の池地獄

観光施設お約束の土産物ロードを通過した後にドドーンと血の池登場。池の横にある小屋で定期的に、血の池地獄特製「血ノ池軟膏」の口上販売が始まる。施設側としては血の池よりこっちの商売がメインなのかもしれない。


龍巻地獄

血の池のすぐお隣、龍巻地獄。いわゆる間欠泉で、一定時間吹き上げる熱湯を見学。間欠泉がブシューっとするまで長椅子に座って待機。まぁ、これだけ・・です。


金龍地獄

龍巻地獄からココまでは距離があるので、散歩がてら徒歩で行こうとしましたが~・・軟弱モノなので結局バスで移動しました。ここはかなりのB級施設です。9地獄の中でのキングオブB。大きな熱湯池を中心に、龍やお釜のオブジェ、弘法大師など点在。


衝撃的だったのがコレ↓

金龍地獄の地熱にて栽培されているバナナが、なんとビックリ価格の1本500円!で売られていました。
ひと房じゃないですよ、1本500円だよ!

「こんな御時世にバナナ1本500円出す人なんか絶対いないっっ!!」
と唸りつつ温室を抜けると・・「えええっ!?」

その高級バナナを数組の観光客がモグモグと食しているではないですか!はービックリした。皆、リッチだなぁ~。


白池地獄

真っ白に白濁した大きな温泉池が綺麗。池の端からはポォーッと噴気が上がり、なんとも言えぬ不思議な光景が広がっています。池の横には「人喰魚」なる尋常でない看板の下がった熱帯魚館が・・。人喰魚が気になる人は白地獄へドウゾ。人喰魚・・まぁ、容易に想像つく、アマゾンにいるアレです。ここでバリバリ関西弁親子(両親と子供ふたり)がやってきて、まずは子供ふたりが「わーっ」と熱帯魚館に近づくと、父親が大声で「まて!入るんじゃない!(関西弁)」と子供達を制止。次に父親が先に館内を偵察「よし!無料だ!入ってよし!!(関西弁)」と。西日本じゃよくある光景なんですかね?


鬼山地獄

ここの主役は温泉でスクスク育つワニ達でした。ワニマニアの方はどうぞ。

ここでも印象に残った光景がひとつ。ベンチで寛いでいると、若い夫婦と2~3歳位の女の子そしてお爺ちゃんの4人ファミリーがやってきた。若夫婦がトイレに行くかなんかでお爺ちゃんに子供を預けていなくなった。するとお爺ちゃんが孫娘を抱っこし、写真の赤鬼へ近づいた。赤鬼に驚いた孫娘が火がついたようにギャーッと泣き始めてしまった。お爺ちゃんが赤鬼から離れると、ピタリと泣き止む。その瞬間お爺ちゃんに悪魔が降臨したようで、ニヤリと暗黒の笑顔を浮かべるのを私は見逃さなかった。それからというもの、鬼に近づき孫娘大泣き→離れて泣き止む→大泣き→泣き止むの無限地獄が繰り返された。(パパママ早く帰ってきてーーーっ!)と思わず心で念じてしまった。ジジイに子供を預けるとロクな事がない。


かまど地獄

ここは温泉好きにはたまりませんよ~。「かまど地獄◯丁目」と名付けられた地獄(温泉)各種が点在。赤みを帯びた泥炭あり、青白濁の美しい湯あり、無料で入られる「カマド地獄3丁目の湯」まである。ここは時間をかけてジックリ再訪したい。


山地獄

ゴツゴツとした岩山からモウモウと立ち上る噴気が山地獄と名付けられていました。ここは動物園がメインなようで、肝心の「山地獄」はオマケ的存在でした。客層はファミリーやカップルばっかりで、一人訪問の身は寂しい・・。


海地獄

敷地内は広々とした和風庭園で、至る所からモクモク噴気。他所の地獄のようなB級観光地ではなく、どこか落ち着いた和の風情。見所は青白濁の大きな温泉池「海地獄」。青白く広がる温泉は、それはそれは美しい。庭園内には赤みを帯びた温泉池や、温泉熱を利用した温室など見所盛り沢山。噴気を利用した「地獄熱焼プリン」は、なかなかの美味でした。ここも再訪したい地獄のひとつ。


鬼石坊主地獄

歴史の古い観光地だったものの一時閉鎖され、つい最近40年振りに復活した・・と、案内あり。園内は綺麗に整備され過ぎて別府チックなB級の旨みが少ないです。


・・・と、9箇所巡り終える頃には夕方。地獄各所は昭和な雰囲気プンプンで、かなりB級。なかなか楽しめました。




5日目

今日は朝から長湯温泉へ日帰り小旅行。大分駅から路線バスでノンビリ行きます。

実は前日の夜遅くまで隣の部屋の爺ちゃんが「明日の県人会(?)で披露するんだ」と意気込んで、氷川きよしのデビュー曲(箱根のアレ)のサビを何度も何度も大声で練習していた。おかげでまったく早寝できず「“やだね”は、こっちだよ~っっ」と半泣きになりつつの睡眠不足。(←お爺ちゃんには静かにしてくれるよう、お願いした)



そんな中、2時間程(長かった~)バスに揺られ到着した長湯は、田畑に囲まれた静かな温泉街でした。※ちなみに行きのバスは、ほぼ私の貸しきり状態。生憎の雨の中、徒歩で巡られる範囲を幾つか湯めぐしました。ただ、長湯は思ったより広範囲に温泉施設が点在し、やはり徒歩では限りがあって、次回は車で訪問しようと思いました。



6日目

再び温泉道に専念すべく湯めぐり。

別府滞在中は自炊ばかりだったので、数少ない外食はこの二軒のみ。みつばグリルと、なべさんラーメンです。どちらも美味しかったなぁー。


7日目

この日も温泉道湯めぐり。午前中に七段になったので、観光協会へ行き、七段になった御褒美の無料&割引券をいただきました。これは、ちょいお高めの日帰り温泉施設や旅館などが数軒、無料や割引料金で楽しめるという、ありがたいチケット。温泉道の強い味方でもあります。


さぁ、明日はいよいよ別府温泉祭!!


8日目


本日は別府温泉まつりの大イベント!浴場無料開放の日!!各共同浴場も温泉まつり仕様で提灯が飾り付けられています。立寄りを躊躇してしまうお高い旅館が無料開放されたり、なっなんと!普段は外来完全不可の超ジモが開放されたりと、とにかく凄いんです。泉都・別府の町では、こんな太っ腹な企画があるのですよ。

・・というワケで、朝から気合い満々で動き回りました。


温泉マニアならこの日限りの特別開放 ジモ専共同浴場を巡るのだろうけれど、温泉道制覇を狙う私は当然のように無料開放されるリッチ系ホテルや旅館を狙う。やはり考える事はみな同じようで、行く先々で「あー、またお会いしましたねぇ」なんて。その後も3軒4軒バッティングしてしまう。これにはお互い苦笑い。そのうち、交差する女性陣同士で「○○に行ったら、掃除で入浴できなかった」とか「△△は浴室がいくつかあるから、的を絞った方がいい」とかそんな情報交換まで始まってしまった~。顔ぶれは、赤ちゃんを背負ったヤングママから、中高年層のご夫人グループ、お母さんと大学生くらいの娘さんなど・・。そして勿論、皆さん手には温泉道のスタンプ帳。マニアの比率が高かろう20~40代の兄ちゃん達はほとんど見かけなかった。 彼等はおそらくジモの方へ行っているのか、それとも平日のド真ん中だったので仕事の真っ最中か。

この日は一気に10軒以上ハシゴしたかな?我ながらよく頑張った。無料開放してくださった施設の皆様に感謝、感謝。


9日目

この日も朝から別府市内を湯巡り。

前日の温泉まつり無料開放デーと、7段で貰える無料&割引券のおかげで一気に湯巡りをし「別府八湯温泉道」の名人になれました。午後に観光協会に名人の申請に行くと七段の時と同じ人が手続きしてくれて「もう名人になったんですか!」と驚かれた。すみません、朝から晩まで湯めぐりしかしてませ~ん( ^ ^ ;)

夕方、双葉荘に戻って名人になった事を話すと、女将さんが地獄釜で炊いたお赤飯を部屋に持ってきてくれて嬉しかったなぁー。



10日目

明日はいよいよ別府を離れる日です。

実は数日前「名人」が見えてきた頃に別府を発つ決心をし、ムーンライト山陽の指定券を購入しておいたのでした。2冊目のスパポートを握り締め朝からいつものように湯めぐり。今日でこの町ともサヨナラかと思うと妙に愛しく感じます。



夜、温泉まつりのメインイベント、山焼きが行われ、鉄輪から見る事ができました。別府の「べ」って文字らしいです。



11日目


すっかり御馴染みになった鉄輪のこの道ともサヨナラ。そして「温泉祭り」で賑わう別府駅を後に。なんだかもう、別府にすっかり愛着がわいてしまい、出発の時はめちゃめちゃ寂しかった。

12:57別府発。
14:04柳ヶ浦着。次の列車まで待ち合い室でボーッとする。
14:36柳ヶ浦発。
16:00小倉着。
16:26小倉発。
16:49下関着。ムーンライト山陽出発まで随分時間があるので、駅構内の観光案内で「この辺で日帰りできる温泉はありませんか?」と聞く。すると「マリン温泉パーク」を紹介された。バスに乗りマリン温泉パークへ。

お湯はグルグル循環塩素臭バリバリだけれど、数種類のお風呂やサウナは時間潰しにはもってこいでした。なにしろ海が目の前と言う立地がいいです。出発前に空きっ腹を満たす為に駅前のケンタッキーにて食事。

20:35下関発。途中パラパラと乗客は来るものの、全体的に7割程度のうまり具合。ほどなくして車掌さんが車内検札にやって来た。普通なら「18きっぷですか?」と聞くところを、この人なぜか「青春ですか?」と聞いて来る。「青春ですか?」と聞かれ、妙に恥ずかしく、頬をポッと赤らめながら「・・はい、青春です」とこたえてしまった。


12日目

夜中、岡山駅に停車時にボンヤリと目を覚ましました。そして再び睡眠。1時間後にまたまた目を覚ます。「‥‥?」まだ岡山駅だった。「随分長い停車だなぁ」と思いつつ、そのまま睡眠。

朝、明石あたりで目を覚まと、通過予定は夜明け前のハズだったのに、目の前にはガンガンに朝日に照らされた明石大橋が。どうやら岡山駅での長い停車は事故の為で、ムーンライト山陽は随分と遅れているとの事。やがてアナウンスで、終着が京都ではなく新大阪になると告げられました。あらら‥。新大阪着時間が何時だったかは記録をしていないので不明。

その後の行程を記録していないので忘れてしまいましたが、夕方過ぎには無事埼玉県着。特別なトラブルもなく、天気にも恵まれ、良い旅でした。


「青春18きっぷ別府旅」おわり。