はしご湯別館

晴れたら山、雨なら温泉。さぁ、きょうはどっち!?

猛暑の二王子岳と飯豊温泉梅花皮荘

2016年08月24日 | 【山】飯豊とその周辺

↑飯豊温泉梅花皮荘


ちょうど一週間前に歩いた飯豊山、その峰々を眺められる山、新潟県新発田と胎内の境に山頂のある「二王子岳」へ行ってきました。

もともと週末に毎年恒例の「飯豊温泉梅花皮荘」に宿泊予約を入れていたので、そのついでと言っちゃなんですが、後付で急遽登る事に決めました。

はじめは「標高の低い里山だから気軽に歩ける」とナメてかかったのですが、まぁーーー、高温多湿の無風地獄で熱中症寸前!思わず白目をむくほどのキッツイ山行となりました。


8月20日(土)

夜中に埼玉の自宅を出て、新発田にある二王子岳登山口を目指します。この辺りは過去に数回、湯巡り絡みで通過した事があるんですが、登山口となると勝手が違います。今回も例によって迷いまくりました。

県道から登山口に入る場所には看板があるのですが、それを待たず「ここだ、看板ないけどこの道に違いない」と、手前の枝道に入ってしまい、後はひたすら農道のような所をウロウロ。「なんか・・ココじゃないかも」と気が付いたのは30分経ってから。まぁ、よくある事です。


そんなこんなで無事、二王子神社横の駐車場到着。「真夏の低山だし人は少ないだろ~」などと思っていたらとんでもない。二王子岳は地元民に人気のある山のようで、神社横の駐車場は新潟ナンバーの車でほぼ満車、少し離れた「登山者用駐車場」も、帰りにはかなりうまっていました。神社には、しっかり管理されたトイレがあり、屋外炊事場も整備され、おそらくはキャンプ場としても利用できる様子。ただし季節柄アブがブンブン。外でモタモタ準備するとアッと言う間に取り囲まれるので車内であれこれ整えて、飛び出すように出発しました。


7:40神社で山行の無事を祈願したら出発です。登山口には簡易登山届けがありました。

しばらくは水路のような流れに沿って杉木立を進みます。木々が影を落とし薄暗く、一見すると涼しげですが・・・実はこの登山道、
むっちゃくちゃ蒸し暑いんですよ!!

無風のジメリとした高温多湿の空気が体中にベットリとまとわりつき、歩き出して数分もしないうちに大量の汗が滝のようにブワーッと噴出します。



やがて登山道は比較的急な登りになり、早くも汗で軍手がビッショリ。登山道自体はキッチリ整備され何の不安も無く歩けるのですが・・なにしろ

(何度も言うけど)苦しいほどに蒸し暑いです!



8:00やっと一合目。ここまで相当苦しかった。先週の飯豊も、その前に行った常念も高温多湿で苦しかったけれど、それをはるかに越えるヘビー級!真夏の低山オソルベシ!!

そんな事より何より「一合目」の文字を見た時の衝撃たるや。
ええええっっっ!まだ一合目!?
と思わず我が目を疑ってしまった。



気が付けば周囲の景色は杉木立から明るい広葉樹に変わっていました。とはいえ相変わらず無風高温多湿の熱帯地獄は続きます。足元にかわいい蛇の子を発見。(蛇は、こんなに暑くて大丈夫なんだろーか?)


8:27ややぬるめの水場がありました。この辺りだったか(?)本日はじめて下山してくる男性と擦違いました。「具合が悪くなったので途中で引き返してきた」と言います。うんうん、わかりますとも。こんなに蒸し暑けりゃ誰だって具合悪くなるよね。


8:40三合目です。近くには避難小屋らしき建物と水場の案内がありました。普段なら間違いなく見学するんですが、今回はその気力もありません。


更に少し歩くと、木の上から葡萄の皮のようなモノがバラバラと落ちてきます。「ん~なんだぁ?」と見上げると・・・



お猿さんが食事中でした。(逆光で見づらい)

最初は一匹だけかと思っていたら、目の前の登山道をササッと横切るし、あっちでガサガサ、こっちでゴソゴソ。どうやらお猿さんの群れに包囲されたようです。お猿さん達はコチラをチラ見はするものの、特に逃げるでも威嚇してくるでもなく食事に夢中。(お猿さんは、暑いの平気なのかなー?)



9:10四合目。この辺りからポツポツと下山してくるハイカーさんに出会います。ナゼか全員男性で、トレランのような、そうじゃないような・・軽装の人多し。皆さん全身ずぶ濡れの汗だくで、これだけ蒸し暑いと下りも相当キツそうです。

この頃から発汗がいよいよ半端なく、帽子のつばを伝って汗がポタポタと落ちるほど。背中の汗も酷くて、下に流れ落ちた汗がズボンのお尻に溜まり、まるでお漏らししたみたいになってしもーた。

夏になると皆こぞって日本アルプス方面へ出かけるけれど「なんで、あんなに大混雑する所へわざわざ行くんだろう?」と、ずっと不思議でしたが、今日、その謎が解けました。
涼しいから行く!で間違いない。


その後も五合目、六合目と過ぎ標高上がるも暑さ変わらず。



途中にいたサンショウウオくん。ウーパールーパーみたい?



途中で眺めの良い場所に出ると・・おぉ、日本海が見えるじゃありませんか!普段歩く山域では海が見える事がないので、この景色には感動しました。



10:05七合目を過ぎると・・・



目の前に広々とした草地が広がりました。遠くにキスゲが咲いているのも見えます。
景色は爽やかなんですが、相変わらず無風で暑いです。



水場がありました。水量こそ少ないものの、冷たく美味しい水でした。ここで顔を洗ったら生き返った!


この先で、下山の男性と擦違い際、「途中でダウンしているヤツいませんでしたか?」と聞かれます。なんでもお仲間さんが疲れてしまったので、ひとりで先に山頂へ行き待っていたものの、その後数時間経っても、お仲間さんが山頂に姿を現さないんだそーな。「そういえば具合悪くて帰る男性がいたなぁー」と服装の特徴を話すも別人の様子。普通に元気よく下って行った男性には数人擦違ったので、その中に居たのかな?


10:30三王子神社の祠を通過です。今日の願いはただひとつ。
「どうか熱中症になりませんように・・・」



10:35池がありました。覗いてみると池の中にはオタマジャクシがいっぱい。周囲ではオニヤンマも飛び回っています。


ここから先は背丈の低い草木が続く尾根歩きで、山頂はすぐ近くな予感。


10:42おっ?避難小屋?と思ったら、雨量測定所でした。その向かいに奥の院跡。



そして・・・山頂の目印でもあるオレンジ色の避難小屋を過ぎると、



10:46二王子岳山頂到着!

ヤッターーー!やっと着いた~っっ!
暑かったーーッッ!キツかったーーーー!




楽しみにしていた飯豊連峰の眺望は・・・例によってガスがぁ~っっ。


山頂はマダム層のグループが食事休憩中でした。我家も一緒にオニギリ休憩。さすがに山頂だけは涼しく、さっきまであれほど暑さに苦しんでいたのに、少し時間の経った今は、汗でずぶ濡れの体が逆に寒いくらいです。


その後の眺望はというと・・少し待てば飯豊にかかったガスが消えそうな気配があったんですが・・時間を追うごとに次々と新しいガスが流れ込み、気が付けば真っ白けっけ。



・・・日本海側は?というと・・・




コチラは満足!


山頂を出発するハイカーさんが「青春の鐘」を鳴らします。この鐘の音がビックリするほど大きく響くので動物避けにもなりそうです。


11:30では、我家も出発しましょー。


帰りに山頂の避難小屋をちょっと覗いてみました。やや年季が入ってましたが常に誰かしらが使っている印象を受けました。実際、下山中にこれから山頂へ向かう男性と擦れ違ったのですが「今日は小屋泊まり」と言っていました。その後、更にもうひとり小屋泊まりらしき男性がいたので、山仲間で集まって語らい過ごす、そんな風にも使われている小屋なのかもしれません。




さて、その後の熱帯地獄ですが、時間は正午にさしかかり、いよいよ蒸し暑く、山頂でクールダウンできたのも束の間、10分もしないうちに再び汗ダラダラ。

「この熱帯地獄から抜け出すには、とにかく一刻も早く下山するしかない!」そんな事を言いながらペースアップをしてみるも、暑さに負けて早々にペースダウン。後半は完全にバテてました。過去の山行で、これほどバテたのは初めてかも・・。



13:19登山口まで戻って来ました!オリンピック期間中という事で例のポーズを決める。「もうダメだ暑すぎて足が動かない」とか言っていたわりには、まだまだ余力があった様子。


駐車場へ行くと、二十匹ほどのアブが熱烈歓迎、車の中にも数匹飛び込まれてしまった。



やー、それにしても
二王子岳はビックリするほど蒸し暑かったなぁ。
もし次に登るとしたら爽やかな初夏か空気の澄む秋がいいかもしれない。



下山後は途中の日帰り温泉施設でひとッ風呂。



その後は夏恒例の飯豊温泉梅花皮荘に宿泊でした。建物はだいぶ年季が入ってきましたが、飯豊連峰の麓に位置する好環境と、ノンビリ流れる空気は変わりなく、掛け流しの温泉で今年もしっかりリフレッシュできました。



翌日は山のガスがすっかりと抜け、飯豊の山々を見渡す事ができました。何度かココに来ていますが、これほどスッキリ見渡せたのは、はじめてです。



石転び沢と梅花皮小屋をズームアップ!(・・・あそこもやっぱり暑いんだろーか?)
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