はしご湯別館

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近くてよい山・紅葉の谷川岳(西黒尾根→土樽)その1

2017年10月04日 | 【山】谷川連峰・苗場

秋晴れの土曜日は紅葉の始まった谷川岳を歩いてきました。


実はこの時期に谷川岳(オキの耳・トマの耳)を歩くのは初めてなんです。いや~~~、こーーーんなに紅葉が美しい山だとは知りませんでした。夏の高山植物だけじやないんですね。ますます好きになりました、谷川岳!


さて、いよいよ紅葉シーズンに突入する天気の良い土曜日ともなれば、我家と同じく紅葉目当てのハイカーさんが大挙して押し寄せてくると予測。その怒涛の混雑を回避するには大半を占めると思われるロープウェイ組よりも早く山頂に到達しなくてはなりません。


というワケで今年3度目の谷川岳ベースプラザの駐車場に到着したのは、まだ周囲も真っ暗な早朝3時40分頃。数か月前なら4時頃になれば周囲も薄っすら明るくなってくるんですが、さすがに9月の最終日では山々もまだ暗闇の中です。こんな闇の山をウロついたら、昔なら山賊か山犬に襲われるかムジナに化かされるかのどれかだと思いますが・・。

ところがですよ、この現代の谷川岳においてはこの時間帯がまさに第一次出発ピークの様相で、ヘッデンつけたハイカーさんが続々と歩き出しています。「うわー、私達も行かなくっちゃ」と煽られるように準備を済ませ出発です。

※紅葉時期にあたる10月~11月中旬の土日祝、ベースプラザ駐車場は周辺道路渋滞対策として夜間閉鎖になるようです。


まずは闇の舗装路をトボトボと歩き、

4:35西黒尾根登山口。当初の予定は静かな厳剛新道を歩く予定でしたが、あまりの闇夜に怖気づいて人の多い人気の西黒尾根を行くことにしました。ここなら今年2回歩いているので、なんとなく道の状況もわかっているし、前方でヘッドランプの灯りが揺れているのが見えるので少しだけ安心感があります。


西黒尾根は樹林帯の急登が続きます。夏場は蒸し暑さで一気に体力が奪われるんですが、この季節では気温も湿度も高くなく、前回歩いた時よりも格段に快適です。馬蹄や主脈をやるなら序盤での体力消費を抑えられるこの時期がいいなぁ・・と思いました。とはいえ、やっぱり大汗かきましたが。


5:20ようやく空が赤くなってきました。


5:45樹林帯を抜けました。ここから先はババーンと景色が解放され、西黒尾根のお楽しみ岩稜帯歩きと爽快な眺めが楽しめます。


鎖のかかった岩場です。全部で三か所の岩場が登場するのですが、蛇紋岩がとにかく滑ります。今回よりによってソールの擦り減った古い靴を履いてきたので、乾いた蛇紋岩でさえ笑えるほどツルっツルでした。どちら様もソールの減った靴にはご用心です。


岩場の上から、先月歩いた白毛門方面が見えます。山頂付近の稜線が薄っすらと赤く染まっています。


見上げる空には秋の雲が広がっていました。


そして足元には秋の花々。


6:09ラクダの背です。


太陽が昇り、黄色く谷川岳を照らし始めました。


6:15厳剛新道との分岐、ガレ沢の頭です。


こんな掲示がありました。厳剛新道は西黒尾根に比べほんの少しだけ荒れた印象はあったんですが、より一層荒れ気味になったって事でしょうか?厳剛新道は細い沢沿いや迫力のマチガ沢を眺めながら歩けるし植物も豊富、鎖場や梯子などコース内容もバラエティに富んでいて、なにより西黒尾根に比べグッと人が少なく静かでお気に入りの登山道なんですが。


ガレ沢の頭を過ぎたあたりで振り向くと、空から降り注ぐ光に神々しい上州武尊が見えました。


さあいよいよ山頂へ向けて後半の上りがはじまります。西黒尾根はここからが辛抱どころ。


この辺りは夏には花が咲き乱れますが、植物たちもすっかり秋の装いですね。


歩いてきた稜線を見ると笹原が朝陽に輝いていました。


7:00ザンゲ岩です。


その向こうには天神尾根が見えています。今まさにベースプラザからのロープウェイが稼働する時間なので、もうすぐあの天神尾根はたくさんのハイカーさんで賑わうと思います。つかの間の静寂といったとこですね。


7:16雪田です・・・って、なんと雪がありません!!ここで雪が無い光景を初めて見ました。てっきりココの雪は無くならないものかと思ってました。


本日は肩の小屋へは寄らず山頂へ向かいます。


主脈方向をみると・・・


おおっっ!稜線の新潟側が赤く色づいて、まるで絵画のように美しいです。


7:25トマの耳です。山頂には先客3名のハイカーさんがいました。画像では普通にしてますが、実は山頂部の風が強く、そしてとても寒いんです。じっとしていると耳が冷たくなるほど。おそらく朝だからだと思うんですが。この撮影後にソフトシェルと防寒帽を装着しました。念のためダウンも持って行ったんですが、それは着込まずに済みました。画像右は上が風速、下が気温です。


ここからの主脈の眺めも美しいの一言でした。


お次は、お隣のオキの耳へ向かいます。


トマの耳~オキの耳間の紅葉も素晴らしいんです。


おかげでなかなか先へ進めません。


まぁ、後は帰るだけだし、のんびりするのもいいかぁ・・と、この時は思っていました。


7:50オキの耳です。こちらには誰もいませんでした。空を見ると彩雲が光ってます。ここで休憩でもよかったんですが、風がチト強い。


この少し先の奥の院まで移動しつつ、どこか風が避けられる所を探します。


奥の院まで来ると、山頂から少ししか移動していないのにそれほど風が強くありません。日なたに腰をおろして先ずは帰りのコースをどうするか谷川岳恒例の作戦会議。この時間から天神尾根を下るとロープウェイ組との地獄の擦れ違いラッシュは必須、西黒尾根も人気があるから鎖場などで時間がかかりそう。厳剛新道を使うにしてもガレ沢の頭までは混雑しそうだし・・。

うーむ、どうしたものかと地図を広げると・・過去に何度か候補に挙がった土樽駅に抜けるルートが目にとまりました。その列車なら初夏の主脈縦走時に利用したので馴染みがあるし、今だったら時間ギリギリになるけれどなんとか12時台に乗れそう。もし間に合わなくても15時台には絶対に乗れるから気が楽。そして何より擦れ違いラッシュとは無縁。

そうと決まれば、これ以上休憩なんぞしている暇はないので、急いでオニギリをひとつモグモグ食べて歩き始めます。


さぁ、ここから先は初めて歩く道ですよ。なんだかワクワクしてきました。


谷を見ると、紅葉が下に向かって駆け降りていました。


つづく
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