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Windows 2012R2でWebのパスワードを保存する方法

2017年01月14日 | XenAppのこと
クライアントOSのIE11でWeb上のパスワードの保存は、プロファイル内のデータに
保存されています(C:\Users\%USERNAME\AppData\Local\Microsoft\Windows\WebCache)。
Windows 2012R2のIE11では保存している場所が異なっているようで少々はまりました。
少し古めのIE(8とか9)は、移動プロファイル領域に保存されていたのですが、IE10以降は
含まれなくなっています。ちなみにこれはセキュリティー強化を目的として仕様が変更
されたとのことです。

Google等で検索するとWebのパスワードを保存する方法が色々と公開されていますが、
大まかな手順はこんな感じ。

ユーザのプロファイル領域に次のフォルダを作成します。
%USERPROFILE%\AppData\Local\Vault
%USERPROFILE%\AppData\Local\Vault\4BF4C442-9B8A-41A0-B380-DD4A704DDB28

このフォルダがあればWebのパスワードが保存されます。
このパスは移動プロファイルの領域には含まれていないのが今後問題に。
XenAppでは通常移動プロファイルを利用しています。
グループポリシーで一時保存した移動プロファイルをログオフ時に削除する
設定が有効な場合、このデータは削除されてしまいます。せっかく設定したのに
少々もったいない気が。

IEの制限でCookieやセッションデータも\Local\に保存されるのであわせて消えて
しまいます。
サーバOSを配信するXenAppや、クライアントOSを配信するXenDesktopで
移動プロファイル環境を構成するときはこれらのパスを\Roaming\内への
シンボリックリンク(mklinkコマンド)を作成して移動プロファイルに対応
しています。
移動プロファイル先は通常CIFS領域ですが、一般権限のアカウントではCIFS
領域に対してシンボリックリンクを作成できません。
一般権限でシンボリックリンクを作成する場合にはジャンクションリンクを
作成してください。


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