ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

今年の僕の出資馬 2023

2023年09月25日 | ブログ
報告が遅くなったけど、キャロットの抽選結果が発表されて、僕が当選したのは2頭だった。それはまあ想定内だったんだけど、その当選した2頭はどちらも無抽選で、だから抽選になった馬はすべて落選。ここ数年、抽選になって当選したことがあったかな。マジでないと思う。もしかしてブラックリストに入っている?(笑)

ということで、今年の僕の出資馬は下記の2頭。

51. ビートマッチの22
(父エピファネイア・友道康夫厩舎・総額5,000万円)

想定外という意味ではこの馬。てっきり最優先で抽選だと思っていた。まさか無抽選で取れるとは想定外であり、ちょっと驚いている。見る目のあるキャロット会員の食いつきが悪かったということは、これはダメということか。まあダメでもいいや。

74 ブルーメンブラットの22
(父ドレフォン・池添学厩舎・総額4,000万円)

前も書いたけど、もう今さらブルーメンブラットから大物が出るなんて思っていないけど、でも、とりあえずブルーメンの仔は勝ち上がってそこそこ楽しませてくれるので、そういう意味では一口的にありがたい存在だと思う。しかも、新馬戦でけっこう印象的な勝ち方をするので、ちょっとだけ夢を見られる。この馬はドレフォンだけにダートかもしれないけど、馬体だけなら芝でも行けそうで、お母さんも芝とダートの二刀流だったし(流行りの言葉)、そのお母さんに馬体は似ていると思うし、実はそこそこやるのではないかと秘かに思っている。少なくともフォラブリューテの募集時よりはいい馬体をしているよ。

ということで、今年はこの2頭に夢を託してみよう。

*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。

今年僕が申し込んだ馬 2023

2023年09月06日 | ブログ
何だか1年に1回、この時期だけのブログになってしまったけど、一応、自分の記録として記しておく。ということで今年、僕が申し込んだ馬は次の通り。

【最優先】

51. ビートマッチの22
(父エピファネイア・友道康夫厩舎・総額5,000万円)

コルレオニスがこけてしまったので、意地になって2年連続で友道厩舎に最優先。リベンジだぜ! でも、取れなくても別にいいよ。

【一般】

7. リリーバレロの22
(父キタサンブラック・堀宣行厩舎・総額8,000万円)

まあ何だかんだ言って死票だよね。でも、今や超絶人気厩舎の堀厩舎に、今年のこの馬の出来でこの値段ならもしかして出資できるのではと思って申し込むだけ申し込んだ。ホーリー教の信者の僕としては、要は堀厩舎に出資したかったというだけ。どうしても欲しいなら最優先を付ければ良かったのだけど、さすがにこのサイズでそこまでの勇気はなかった。でも、堀さんなら何とかするかもしれない。そう思わせるだけの「厩舎力」はある。まあでもどっちにしろ死票だわ。

42. エディスワートンの22
(父リアルスティール・黒岩陽一厩舎・総額3,200万円)

好きな馬体。もうそれのみ。そういえば去年もリアルスティール産駒のシークレットスパイスの21に申し込んで落選したけど、リアルスティール産駒の馬体が好きなんかな、僕は。この馬、でもリアルスティールにしては柔らかいよね。もう少しトモが大きくて力強ければ最優先にしていたかも。大きいところは分からないけど、未勝利で終わる馬ではないと思う。

74 ブルーメンブラットの22
(父ドレフォン・池添学厩舎・総額4,000万円)

母馬優先ということで1頭確保のための申し込み。もう今さらブルーメンブラットから大物が出るなんて思っていないし、でも、とりあえず勝ち上がって楽しませてくれることは間違いない繁殖なので、出資馬がゼロというのを回避するために申し込んだ。まあ、ブルーメンクローネでも良かったんだけど、ドレフォンというのも面白いし、馬体はそんなに好みじゃないけど悪くもないし、ていうか、けっこうブルーメンブラットの募集時に似ているし、ていうか、もしかしたら今までの産駒で一番似ているような気もするし(気がするだけ)、ということでこっちにした。

90. ビットレートの22
(父バゴ・池添学厩舎・総額3,000万円)

大物感はある。血統のことは分からないが、クロノジェネシスみたいになってくれたらという期待感を持たせる馬ではある。馬体も瑕疵もたくさんあるが良いところもあるし、何だろう、走っても不思議じゃないと思わせる馬だ。だから、最後まで最優先で行こうかと悩んだ馬。でもまあ走らんよなあって何となく思ってやめた。値段は安いし、母優も持っていないし、とりあえずこれも一般だと死票かな。

ということで、今年はなんと5頭に申し込んじゃった。ここ数年は毎年1~2頭の少数精鋭でやっていくって決めていて、そろそろ一口も引退か?なんて言っているのに(いや実際に過去に引退宣言して撤回してるんだけど 笑)、それが5頭にも申し込むなんて!

とはいっても、当選して実際に出資できるのは多くて2頭だろう。ブルーメンブラットと牡馬のどれか。ていうか、それでいいと思っている。ていうか、それでないと困る。何頭も当選したら金欠だ。そもそも母馬優先もない一般での申し込みなら抽選にすら参加できない馬もいるだろうし。

ということで、結果が楽しみ楽しみ。この抽選結果を待つドキドキも一口のお楽しみの一つだよね。

*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。

今年の僕の出資馬

2022年09月20日 | ブログ
未だシークレットスパイスの落選のショックから立ち直れていないが、とりあえず今年の僕の出資馬が確定したので、といっても1頭だけだが、その出資理由や今後の目標などつらつらと。

79. ヒストリックスターの21
(父レイデオロ・友道康夫厩舎・総額8000万円)


大物感があるよね。ハープスターの下、レイデオロの初年度産駒、友道厩舎、8千万円という根付け、そして、それにある種の信頼感を与えている堂々とした馬体。ただ、それは、1月生まれというアドバンテージのおかげもあるけれど。

その馬体だけど、馬体評価はB-。良いところもたくさんあるけれど欠点もあるという馬体で、トータルするとB-という評価になる。それはレイデオロの募集時より低い。ただ、全体としてはレイデオロに似ていることは似ている。父子なので当たり前かもしれないが、それは素直にプラス材料だろう。

もう少し具体的に見ていくと、まず前の造りはいい。頸も力強いし、胸前もちょうどいい感じで堂々としている。肩はやや立ち気味だが、肘付きも肘離れも良好なので特に問題はないだろう。前肢のバランスもいいし、繋ぎも好きな角度。そして、前と後ろをつなぐ背中もピリッとしていていい。この背中は大事で、ここがだらしないと走らない。前に関しては、満点近くを与えてもいいと思う。

問題は後ろ。といってもトモは張りがあって立派だし、ヨロにもいい筋肉がついている。心配なのは後肢。この後肢は、よく言えば長くいい脚を使うタイプ、悪く言えば速い脚が使えなくて切れない、いやもっと悪く言えば鈍足という可能性もある。ここらは走ってみるまで分からない。ただ、アルマドラードに出資した際にも同じような心配を書いて、それが悪い方に的中してしまって、自分の相馬眼は凄いと改めて自画自賛しているのだが、アルマドラードよりはその欠点は小さいので大丈夫だろう(と思っておこう)。

それから、筋肉が少し硬くしなやかさに欠ける。まあ、よく言えば引き締まった力強い筋肉と言えなくもなく、レイデオロもそうだったので心配ないのかもしれないが、とりあえずパワー型だね。前述した後肢と合わせると、悪く出れば一本調子の馬になるかもしれない。おっと、悲観的なことばかり書いているけど、そもそも一か八かの馬なのだから仕方がない。

血統は、まずはレイデオロの種牡馬としての能力が未知だし、レイデオロとこの牝系との相性も分からない。ただ、お母さんからハープスター以降、長い間活躍馬が出ていないというのは不安な点で、まあでも、ハープスターを出したということは、繁殖としてそれだけのポテンシャルを秘めているということで、それもまた一か八かだ。ちなみに、ハープスターとこの馬は似ていない。特に筋肉の質感が全く違う。それはマイナスのような気もするけれど、牡馬と牝馬の違いもあるし、それも一か八かだろう。何だか全て一か八かで片付けようとしているな(笑)。

厩舎は、クラシックを狙うなら文句なしだ。ただ、キャロットというかクラブ馬との相性は良くないし、モノにならないと思ったら放置される。まあ要するに馬次第。この馬に力があれば、仕上げやレース選びは信頼できる厩舎だ。

目標は、ずばり親子三代のダービー制覇。「ダービー馬はダービー馬から」を改めて実証してもらおう。でも、さすがにそれは目標が高すぎるので、現実的な目標としては「クラシック戦線に乗ること」でどうだ?

ていうか、それはもうここ数年の僕の馬選びの大原則。出資馬がクラシック戦線に乗ると本当に楽しい。めちゃくちゃ楽しい。この場合の「乗る」というのは単に出走するという意味ではなく、ある程度の人気を背負うという意味なんだけど、あのワクワク感、ドキドキ感は、一口の楽しさの中でも最上級のものだ。嫌みとか皮肉じゃなくてあれを体験していない人には、ホント体験させてあげたいと思う。

おっと、これだと上から目線の言い方でまた反感を買うな。でも、しつこいけれど本当に楽しいんだよ、出資馬がクラシック戦線の主役の1頭になると。自分自身もまたあれを体験したくて、こうして細々と一口を続けている。だから、ここ数年はそれを目指して出資しているが、とか言いながら、去年はたぶんダート馬のフォトコールの20に出資しちゃってるけど。

ただ、クラシック云々を論ずる前に、この馬は未勝利で終わる可能性もかなりの確率である馬だということは覚悟している。なにしろ一か八かの馬なんだから。でも、いいんだよ。今回は1口しか出資していないから。20万円で夢を買ったと思ったら安いもんだ。ちなみに、この前クルマの底を擦って傷つけた修理代の見積もりが20万円だった。バカ高いな、輸入車のディーラーはやっぱり。

ということで、今年の僕の出資馬はこの1頭のみ。ここ数年は「少数精鋭」を掲げて毎年1~2頭の出資でやっているが、そういう僕にとっては、最優先制度のあるキャロットは全く不満のない有り難いクラブである。

*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。

抽選結果

2022年09月17日 | ブログ
キャロットの抽選の結果が出て、僕は下記の通りとなった。

[最優先]
ヒストリックスターの21 ○

[一般]
シークレットスパイスの21 ×
オーマイベイビーの21 ×

ということで・・・・・・ ショックすぎるんですけど!!

オーマイベイビーは記念申し込みで、落選するのは当たり前というか最初から当選するなんて思っていなかったけど、問題はシークレットスパイスだよ、シークレットスパイス! まさかの落選。

いや、まさかじゃなくて抽選になった時点でくじ運の悪い僕には分の悪い勝負だと思っていたけど、それにしてもショックがでかい。この馬、かなり気に入っていたんだけどなあ。パンフで一目見たときから「この馬いい!」って思って、でもリアルスティールだし厩舎も地味だし、だから、そんなに人気しないと思ったんだけどなあ。

まだどこかで昔ののんびりとしたキャロットの面影を引きずっている自分がいて、考えが甘かったとしか言いようがない。落ちた今となっては最優先にしておけば良かったかなとさえ思うけど、そうしたらヒストリックスターが獲れていないし。

ああ、何だか「逃した魚は」になりそうで・・・・・・。

今年僕が申し込んだ馬

2022年09月07日 | ブログ
それでは、締め切りの時間が過ぎたので、今年僕が申し込んだ馬を晒す。

【最優先】

79. ヒストリックスターの21
(父レイデオロ・友道康夫厩舎・総額8000万円)


自分の気持ちに素直になったら、やっぱりいちばん欲しいと思ったのはこの馬だった。一か八かの馬だというのは分かっている。

【一般】

41. シークレットスパイスの21
(父リアルスティール・黒岩陽一厩舎・総額4,000万円)


「隠し球」です。いや、もう今では全く何の影響もないブログだけど、何とか一般で獲りたいと思っていたので、もしかしてここに書くことによって一人でも申し込みが増えたら嫌だなあと思って、だから前回の記事ではわざと書かなかった・・・・・・ のに、中間発表で名前が出てきてビックリ! みんなちゃんと見てるんだなあ。偉いよ、キャロットの会員は。でも、これ、いい馬ですよ。

73. オーマイベイビーの21
(父ブリックスアンドモルタル・奥村豊厩舎・総額6,000万円)


これは一般では取れないのは分かっている。でも、どうしても欲しかったというか、むしろパンフを見た当初はこの馬に最優先を使うつもりだったので、もしかしてもしかしてもしかして、万万万が一に賭けて申し込むだけ申し込んだ。いや、単に諦めが悪いだけなのは分かっている。

以上の3頭に申し込んだけど、オーマイベイビーは完全なる死票なので実質2頭の申し込み。ヒストリックスターは×1最優先なのでたぶん大丈夫かな。シークレットスパイスも一般で行けると思っていたけど甘かったか。くじ運が悪いから厳しめの抽選になったら当選する自信は全くない。かなり欲しいんだけどなあ、シークレットスパイス。でも最優先を使うのは何だかもったいない気がして。

はてさて、結果を楽しみに待ちましょう。

*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。

申し込んだよ

2022年09月06日 | ブログ
キャロットの新規募集、ついさっき申し込んだ。

この土日、どうしようかとかなり考えた。でも、申し込むときにはもう迷いはなかった。というより、日曜日の夜にはもうほぼ心は決まっていた。

金曜日の夜から日曜日にかけて、あえて情報を入れないようにした。例えばパンフを見たり動画を見たりという行為を全くしなかった。例えばネットでのキャロットの募集馬の情報もいっさい遮断した。全く何も見ないで、全く何も聞かないで、じっくりと自分の気持ちとだけ向き合おうと思った。

前回の記事に書いた5頭に甲乙は付けがたく、極論を言うとどの馬に申し込んでもよいという状況だった。ならば様々な情報を全て断ち切って、自分の気持ちにだけ純粋になろうと考えた。

自分はどの馬に出資したいのか。どの馬がいちばん欲しいのか。いや、もしもたとえ走らなくても、どの馬なら後悔しないのか。それを考えた。頭の中でじっくりとゆっくりとしっかりと考えた。

すると、日曜日の昼を過ぎたあたりから突然、自分でも驚くほど1頭の馬に気持ちが集約されていった。まるでたくさんあった道が一本の道に集まるように、すーっと1頭の馬に繋がっていった。大げさかもしれないが、何だか神秘的だった。僕は無神論者だし唯物論者だが、まるで何かに導かれるような、そんな感じだった。

そうなるともうその馬しかあり得ないような気がして、そこからはもう一切の迷いはなかった。結局、中間発表は関係なかった。

どの馬に申し込んだのか、それは締め切られてからここに記す。

今年もこの季節がやってきた ~キャロット募集馬検討~

2022年09月03日 | ブログ
今年もこの季節がやってきた。キャロットの新規募集の季節だ。しかし、今年はここ数年とは違う。悩んでいるのだ。久しぶりに悩んでいる。

これまでは、割とすんなりと申し込む馬が決まっていた。去年ならフォトコールの20(ブレガーロード)、一昨年ならジンジャーパンチの19(プレミアムスマイル)で即決だった。

もちろん、それは、それぞれの馬が自分の好みだったというのもあるが、もう一つ大きな理由として、僕が×を持っていなかったというのもある。超人気クラブであるキャロットクラブで×なしだと出資できる馬も限られて、人気馬はハナからあきらめるしかない。

だから、そんなに人気しないであろう馬の中から選ぶしかなかったのだが、今年の僕は×1なのである。ある程度の人気馬にも挑戦できる。もちろん、×1で抽選もあるだろうし、もしかしたら×2でないと出資できない馬もいるかもしれないけど、それでも×なしに比べたら選択肢は広がる。

といっても、実はジンジャーパンチの19もフォトコールの20も真っ先に気に入った馬だったので、結局は人気のあるなしは関係なかったのだけど、それはともかく、今年は「いいな、欲しいな」と思った馬が5頭もいて、それぞれ甲乙つけがたく、つまりは悩んでいるのである。

以下、最優先候補の馬たち5頭である。

8. フィンレイズラッキーチャームの21 [馬体評価B+]
(父キズナ・国枝栄厩舎・総額5,000万円)


一度キズナ産駒に出資したいと思っていた。厩舎は文句なしだし、値段も今のキャロットだと割安。お母さんがよく分からないけど、そういう馬のほうが魅力的とも言える。何より馬体が好みなんだ。もういちいち説明するのも面倒なので書かないけど、要するにこういう馬体が好きだということ。ただ、感覚的なものなんだけど、いわゆる「大物感」には欠ける感じがして、未勝利では終わらないとは思うけど、大きいところで活躍するかとなると悩んでしまう。何より動画がイマイチだった。何だろう、だからトータルするとあと一押し、ワンパンチが足りないという感じ。ただ、値段を考えても出資の筆頭候補であることは間違いない。少なくとも馬体はいちばん好みである。

51. リラヴァティの21 [馬体評価B+]
(父ロードカナロア・池添学厩舎・総額7,000万円)


短距離馬だと思うが、馬体は抜群である。少し硬いのとやや小さいのでA評価にはしなかったが、かなりの好馬体だと思う。ただ、ロードカナロアはもういいかなって思っていて、この5頭の中では出資意欲は低い。もちろん、欲しいことは欲しいし、出資できるのなら出資したいけど、母馬優先の馬でもあるし一般で取れるはずもなく、たぶん申し込まないかな。でも、いい馬ですよ、これは。

54. トータルヒートの21 [馬体評価B-]
(父ハーツクライ・藤原英昭厩舎・総額7,000万円)


この厩舎は個人的にはナンバーワンのワースト厩舎で超絶NG厩舎。もう二度と出資しないと心に誓っていたが、やっぱり腕は確かだし、いい馬を預かるし、実際にこの馬も魅力的で悩んでいる。馬体は決して好みじゃなく、馬体評価もC+とB-で迷ったぐらいだけど、何だか大物感があるんよね。何より動画の動きが良かった。それに、ハーツクライに出資したいというのもある。なんか惹かれる馬なんよね。厩舎がここじゃなかったら申し込んでいたな。

73. オーマイベイビーの21 [馬体評価B]
(父ブリックスアンドモルタル・奥村豊厩舎・総額6,000万円)


これ、高いよね? いくらステラヴェローチェの下とはいえ、いくらお父さんの種付け料が高いとはいえ、やっぱりちょっと割高感がある。それはつまりはノーザンの値付けということで、ちゃんとヒントを与えてくれるからなあ、ノーザンは。「あれ? この馬、安くね?」って馬はやっぱり本当に走らない。今年もいるでしょ、何頭か。血統に比して安すぎる馬が。ちゃんとノーザンが教えてくれているので、そこは素直に従いましょう。ただ、じゃあ他馬と比べて割高感がある馬は走るかというと、それがそうでもないので困る。それでも売れるから高くしている場合もあって(特に母馬優先の馬)判断が難しいのだ。この馬もそうだ。単に母馬優先の馬だから、あるいは重賞馬の下だから高いのかもしれない。でも、馬はいいよね。少し幼い感じもするし、皮膚感ももう一つだけど、トータルでは悪くない。好馬体だ。欲しいなあ、これ。「さく癖」と公表されているし、一般で抽選にならないかなあ。ならないよなあ。となると、最優先を使うしかないのか。うーむ・・・・・・、悩む。

79. ヒストリックスターの21 [馬体評価B-]
(父レイデオロ・友道康夫厩舎・総額8000万円)


心情的にいちばん欲しいのはこれ。何と言ってもレイデオロの仔ですよ。しかも、本当の意味での初仔。ニュースになったもんね、この仔が生まれたとき。ただ、その1月生まれというのが気になる。例えば4月生まれとは3か月も違うわけだから、馬体が立派で当たり前。比較が難しい。その馬体だけど、いいところもたくさんあるけれど欠点もあるというタイプで、トータルすると評価はB-になる。レイデオロがB+でアルマドラードがBだったから、それより落ちると僕は評価した。なのに8千万円という価格設定。ヒストリックスター自体が一か八かという繁殖だし、レイデオロはそもそも未知数だし、これに申し込むのはかなりのギャンブルだ。だけどなあ、確かに大物感はあるんだよなあ。ちなみに馬体の欠点は後肢。たぶん瞬発力はない。あと全体的に重々しいよね。レイデオロとはそこが違う。レイデオロは重厚さの中に軽快さもあった。何だか矛盾した言い方だけどレイデオロの募集時の動画を見たら分かる。見られる人はぜひ見てほしい。抜群だから。ダービーを獲る馬はやっぱり違うと思わされる。そう考えるとこの馬はそこまでのスケールは感じないから値段を考えると本当ならパスするべきなんだろうけど、最初に書いたように心情的にはこの馬なんだよなあ。

ということで、以上が最優先候補の5頭である。この5頭の中から申し込むことは決めている。あとは中間発表なんかも参考にしながら、時間をかけて考えたいと思う。この悩みに悩んでいる時間がいちばん楽しいのだから。


*写真は、キャロットクラブより許可をいただいて使用しています。

顕彰馬に思う

2022年06月08日 | ブログ
JRAの顕彰馬の記者投票の結果が発表され、アーモンドアイが落選したことが話題になっている。個人的には、アーモンドアイと同数でやはり選ばれなかったキングカメハメハのほうが「はあ?」と思ったが、まあ、アーモンドアイはいずれ選ばれることは間違いないだろう。

それはさておき、このニュースを機にこれまでの顕彰馬にはどんな馬がいるのだろうと気になって調べてみた。すると意外に少なくて全部で34頭で、確かに全て名前を知っている歴史的名馬ばかりで(当たり前か)、といっても、僕が競馬に興味を持ち出したのはテンポイントからで、それ以前の馬は古すぎてよく分からないので、そのテンポイント世代(ということはトウショウボーイ世代でもあるが)以降の顕彰馬を以下に掲げる。

 マルゼンスキー
 ミスターシービー
 シンボリルドルフ
 メジロラモーヌ
 オグリキャップ
 メジロマックイーン
 トウカイテイオー
 ナリタブライアン
 タイキシャトル
 エルコンドルパサー
 テイエムオペラオー
 ディープインパクト
 ウオッカ
 オルフェーヴル
 ロードカナロア
 ジェンティルドンナ
 キタサンブラック

どうだろう? 確かに納得の名馬ばかりだが、それにしても違和感を覚える馬もいる。「ならば、どうしてあの馬が入っていないのだろう」と思ってしまう馬がいる。

例えば、マルゼンスキー。怪物だった。めちゃくちゃ強かった。といっても子どもだったのでリアルタイムで詳しくは知らないが、それでも伝説の日本短波賞なんて、ビデオで見てみるととんでもない化け物ぶりだ。しかしである。勝ったGI級は朝日杯のみ。外国産馬としての話題性というか制度への問題提起があったにしても、さすがに競走成績は物足りない。だから、選定理由としては種牡馬としての活躍もあったのだろうが、ならば、それこそキングカメハメハが選ばれてもいいのではないかと思う。

例えば、メジロラモーヌ。史上初の牝馬三冠馬である。「名牝」といえばラモーヌというイメージがある。しかしである。不利があったとはいえ有馬記念での惨敗の印象が強い。あれで「有馬で牝馬は買ってはいけない」と思い込まされ、のちに馬券で失敗することになるのだが、ラモーヌを入れるなら、それこそアーモンドアイは絶対だろう。もちろん、史上初の牝馬三冠馬という時代性というか先駆者的な意味もあるだろうが、ならば、中長距離で牝馬がまるで歯が立たなかった時代に孤軍奮闘し、そして天皇賞を勝ったエアグルーヴが選ばれてもいいだろうと思う。その後の繁殖としての実績を考えても。

例えば、メジロマックイーン。強かった。確かに強かった。しかし、勝ったのは菊花賞と春天(2回)と宝塚のみ。ダービーやJC、有馬記念は勝っていないし、王者感はあったものの時代性や種牡馬実績を考えても顕彰馬の中で一番違和感を覚えるのはこの馬だ。単に「強い」というだけならグラスワンダーやスペシャルウィークが選ばれてもいいし、おまけにその2頭は人気もあったし産駒実績もある。しかもライバルだったエルコンが選ばれている。

そのエルコンドルパサーも成績だけなら非常に微妙だ。ただ、「時代を切り開いた」という意味では顕彰馬としての意味はあるのかなと思う。

その意味では、近年の牝馬の時代を切り開いたウオッカが選ばれているのは理解はできるが、ならばダイワスカーレットも一緒に選ばれてもいいように思う。ただ、やはり牝馬でダービーというのは大きいか。確かに人気もウオッカのほうがあったし。まあ、個人的にはウオッカよりダイワスカーレットのほうが強かったとは思っているが(個人の見解なので怒らないように)。

例えば、ロードカナロア。現役時代の競走成績に加えて種牡馬としても優秀で、だから選ばれていることについて文句はないが、しかし何だろう、やっぱりこの中に入ると小物感というか脇役感というか、そういうものを感じてしまう(個人の感想なので怒らないように)。ならば短距離から有馬記念まで制覇したグラスワンダーのほうが、話題性や時代性でも上ではないかと思ってしまう。ならば、お父さんのキングカメハメハの種牡馬成績の偉大さのほうが上ではないかと思ってしまう。

誤解しないでほしいのは、顕彰馬の34頭に文句を言っているのではない。どれもこれも歴史的な名馬だ。素晴らしい馬たちばかりだ。ただ、「その馬が選ばれているのなら、この馬も・・・・・・」ということなのである。

でもまあ、こういうものは結局は最強馬論争と同じで、正解がないというか個人の主観の問題になってくるので、だから、アーモンドアイが落選してしまうわけだが、それに関して記者投票という制度を見直すべきだという意見もあるが、こういうものは、例えば「GI何勝以上」というような基準を作るのではなく、その時代の中の「印象」を大切にする投票制がいいと個人的には思っている。

が、だからこそ、投票権を持つ記者たちの見識が大切で、記者諸君にはそれを磨く自己研鑽力に期待したい。・・・・・・って、オレって何様?(笑)

さらばシルクホースクラブ

2022年04月25日 | ブログ
ついに僕はシルクホースクラブを退会した。

現役の出資馬が引退してしまったら退会するというのは前から言っていて、そうする理由も書いてきた。面倒なのでここでは細々と理由は書かないし、それを書いた過去のリンクも貼らないけど、まあ簡単に一言で言うなら「今のシルクは自分に合っていないから」だ。

そもそもシルクに入会したのは、ブライアンズタイムが好きで、当時のシルクが早田牧場と提携していたからであって、もう今はその面影は全くないし、でもやっぱりシルクは最初に入会したクラブだから愛着もあって続けてきたけれど、いつ頃からだろうか、ちょうど実績制が始まったあたりからだろうか、シルクは僕が求めているクラブとは違うクラブになってしまった。

ただそれは、多くの人にとっては歓迎すべき方向だろうし、成績も飛躍的に伸びてシルクは人気クラブになった。でも僕はやっぱり、弱くても人気がなくても、アットホームでのんびりゆったりしていた昔のシルクが好きだった。ノスタルジーかもしれないが、確かに昔のシルクは居心地が良かった。

今のシルクは、新馬戦で当たり前のように1番人気に支持されて、当たり前のように勝利する。でも、僕にとってそういうクラブはキャロットだけで十分だ。同じようなクラブは二つもいらない。つまりは結局は、キャロットのほうが自分に合っていたということなのだろう。

ちなみに、最後に引退した出資馬はグランデストラーダ。6歳3月末まで走りきって無事に牝馬の引退時期を迎え、そして繁殖に上がるという最高の形で引退することができて、僕もすっきりした気分でシルクを退会することができた。

シルクに対する思い出はたくさんある。ありすぎるほどある。かれこれ四半世紀だ。感慨はとてつもなく深い。だけど、ここではそれを語らない。自分の心の中で消化する。

さらばシルクホースクラブ、数多の楽しい思いをありがとう。

結局そういう性分なんだな

2021年09月17日 | ブログ
フォトコールの20に申し込んだことについて、もう少し掘り下げてみようと思う。

こういう馬に魅かれる、そして出資してしまう理由として、前に「張り続けること」というタイトルで書いた理由もあるのだけど、それ以前の問題として、結局僕はそういう「性分」なんだと思っている。

つまりは、海外の高級ブランドにあこがれる、バカなミーハー気質。

洋服なんかもそうだ。ただただ高いだけのブランド物ばかり買ってしまう。着るだけならユニクロやイオンで十分なのに、絶対にそんな服は着ない。誰も僕の服装なんて見ていないのに、ユニクロなんて恥ずかしくて着られない。

車もそう。ここ数年は輸入車ばかり乗っている。移動手段の道具として割り切るなら国産のコンパクトカーなんかで十分なのに、というよりそういう車のほうがよっぽど故障もしないし便利なのに、でも僕はそんな車は恥ずかしいと思ってしまう。高い車に魅かれてしまう。

要するに、自意識過剰の見栄っ張りの格好つけ。本当に自分でもどうしようもないバカだと思う。思うけど、でもそれが性分なんだから仕方がない。ある意味、意地とプライドだけで生きている。

それは結局は、馬選びにも表れる。過去に僕は、何度も何度もそういう馬に出資してきた。そして、失敗してきた。

例えば、バントライン。募集馬名はマロジアの2000で、お父さんはあのシーキングザゴールド。当時のシーキングザゴールドの威光たるや、それはそれは凄いものだった。その産駒に出資したいという理由だけでサウスニアに入会し、バントラインに出資した。そういえば、サウスニアでは、ヌレイエフ産駒にも出資したことがある。ヌレイエフなんて、何だろう、もしも学校に競馬史という授業があれば、その教科書に出てくるような馬だ。

シルクでは、ラッシュドリーマーという持ち込み馬に出資したことがある。お父さんはオアシスドリームでお母さんはラッシュラッシーズ。結局、未出走引退。まあでもこの馬に関しては、募集段階から前脚の外向が言われていて、それがやっぱりダメだったということで、もしも無事にデビューできていたら活躍していた可能性もある。

そして、キャロットでは何と言ってもジェアンレーヴ。募集馬名レーヴディマンの2012で、父はモンジュー。まあモンジューなんて日本で走るわけがないんだけど、この馬が今回のフォトコールと被る。めちゃくちゃ被る。繁殖としてノーザンが買ったお母さんの持ち込み馬。海外では超良血ながら日本では「?」が付く血統。そして値付けは8千万円。おっと、「ジェアンレーヴの笑劇」の再来か? 歴史は繰り返す!!

印象に残っているというか、ぱっと思い出すのはこれぐらいだが、他にもたくさんこういう感じの馬に出資してきた。そもそも、いちばん最初に出資した馬が持ち込み馬だった。シルクのシルクハイネスという馬。父親はあのラムタラで、当時のシルクとしては破格の牝馬で6千万円という価格設定。これが僕の出資第1号であり、僕の一口生活の出発点となった馬だが、考えてみると、そこからもう既に海外ブランド好きのミーハー気質満開である。

結局、人間の性分というのは変わらないのだなと思う。あれから四半世紀が過ぎて、やっぱりまた同じようなフォトコールに出資しているのだから。

禁断の馬というのは、だからそういう意味で、フォトコールの20は走らなくても「やっぱりね」で片付けられる馬だ。だけど、もちろん、出資が確定した今はめちゃくちゃ期待しているし、楽しみにしている。

「張り続けること」にも書いたが、この馬がもしも大当たりならただのホームランではなく、血統からは特大の場外ホームランになる可能性もある。それはつまりは格の高い海外GIの勝利であり、将来の種牡馬入りということなのだが、もちろんそれを夢見て出資したわけで、非常に非常に低い確率ではあるけれど、デビューするまではその夢を見続けようと思う。