大黒屋覚書

日々の気になる事、思いついたを忘れないようにメモメモっ!

安藤美佐子選手

2005年04月17日 | Weblog
湘南ベルマーレ女子ソフトボールチームに「ソフトボール界の王子」安藤美佐子が入団していた。
彼女は30を越えた今でも最高一のショートストップだと言われている。

年齢と共に筋力や反応時間の低下は否めない、
しかし充分トレーニングでカバー出来る範囲だろう。
20代の頃と同じ様にはできないにしても、失うもの以上のものを培っていくのが一流。
年齢を重ねた事により手に入れた経験は彼女の中で大きな財産になっているに違いない。

彼女の今後に大きな期待を寄せる。

4月17日第26回全日本クラブ女子ソフトボール選手権神奈川県予選 決勝(伊勢原)優勝
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Jack Tar で Poison Cherry(笑)

2005年03月29日 | 日記
知り合いのシェフが3月末でお店を上がるのでご挨拶を兼ねて呑み会

「ジャックター」
ラム サザンカンフォート ライムジュース

1972年創業の横浜のBAR「ウインドジャマー」で創作されたカクテル
ラム はロンリコ151という 75 .5度のものを使用。
アルコール度数は、強いが口当たりがよく、比較的飲みやすい・・・・

のでクイクイ呑めまする
女の子を酔わせたいなーと言う場合このカクテルも有効かも(笑)

カクテルに添えられていた緑のチェリー
ミントチェリーですって
どんな味?
と言うことで早速ティスティング
マズっ!まさにPoison Cherryだわっ
飾りは食べちゃいけないですわよね?
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エミール・ガレ展

2005年03月23日 | Weblog
ガレの作品が好きです。
単に美しいだけではなく
作品に辛辣な風刺を織り交ぜてあったり
独自の着眼点で捕らえたものを表現する方法を追求していった姿は
どこかしら狂気も感じ薄ら寒くもあり、
また微笑ましくもある。

陶器・ガラス・家具・彫刻・・
どの作品からも凄い力を感じたが
中でも彫刻「手」は冥府への嘆きなのか、生への象徴なのか
見るものが感じ取ればいいのだろうが・・・
相反する二面性を内包し、
絶対的存在感でフロア中央に置かれていた。


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2005年03月21日 | 散文
艶やかなる色黒き びろうどの蝶
我は探しぬ

日ごと夜ごとに針を執り テレピンを執り
かくして殺しぬ 突き刺しぬ ちぎり なすりぬ
ひとり呪いぬ 引き裂きぬ

我は愛しぬ 苦しみぬ
我とわが身を締め付けぬ

悲しみは 蒼き焔の泣くがごとく

美しき少年のリビドー

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ハナノイロ

2005年03月18日 | 散文
日常の何気ない生活が
青みを帯びた透明な世界にとけ
月光にぬれた緑葉樹の梢を
あるかなきかの微風がわたっていた

僕の中にそっとかくれているものを
君が僕に教えてくれた
僕のこころのヴィオロンの絃にふれた
君は夜風のささやきだった

ある夏の日
僕等は日暮れの道を
何処までもいっしょに歩いた
高い木々の梢がそよ風に吹かれ
ほのかな匂いと夕闇と不安が
どこからか僕等をつつんでいった

薄暗くなった道に沿うて
夕映えの空をうつす静かな池の水だけが
憧れの鏡のように並木の向こうに
柔らかな明るさを湛えていた

僕は何故か淋しくなって
君の服の裾を掴んだ
君はだまってそのまま歩いた

日暮れ時のかすかな風のそよぎと
瞬きはじめた星のひかりに
そのままずっと何処までも歩いて行けると思った

その日 僕等は急ぎ足で
日のぱっとあたっている雨上がりの道を歩いていた
母のパラソルに身を隠し
秘密の話をするように
そっと身をすりよせ
また腕を組み合って

でも 口はあんまりきかなかった
ただ心臓がどきどき鳴っていた

顔が火照って赤いのは
照り返すパラソルの色だと思っていた

「今にきっと虹が・・・」
僕はなんだか黙っているのが苦しくなって
言葉にだして言ってみた


日曜日の午下がり
大きな菩提樹の根元に座って
お喋りをしたりお伽噺を読んだ

ちょうど向かいの協会から
日曜学校のオルガンの音が聞こえてきた

僕等はオルガンに合わせて
でたらめな歌詞をつけて歌った
君の声はとても綺麗で
僕はいつまでも聴いていたいと思った

君が僕の耳元で囁いた
「また 明日」
そっと頬に別れのキスをくれた

僕はひとりバスにのり
バスは程なくその場をはなれた

なんだかくすぐったくて
口元はいつまでも
幸せの微笑が浮かんでいた
「また 明日」

細い白い柔らかな雲が
青い空を漂っていた

またある日

僕等は君の家に続く最後の街角を曲がって行った
君は口元に微かな笑みを浮かべながら
先程森でつんだ綺麗な黄色い花を
すばやく僕に差し出した

「ありがとう」
僕は君から差し出されたその花が
宝石のように輝いて見えた

「さようなら」
君は僕にそういうと家の方に駈けていった

僕はその花に そっと唇を押しあてた
花は甘い香りがした


     ・・・・・・・・・・・・・・・


君を見送った 街角
僕は走っていった

その家に着いたとき
ずっと昔から知っていたはずなのに
なんだか知らない家に思えた

君は何処?

僕等はそこに立って ほら 君が
僕に花をくれたじゃない?

君は何処?

そう あれが最後だった
僕等が子供のように喜んだのは

嬉しかった日悲しかった日の
余韻が寄せては返し 幾度となく胸によみがえる
喜びや苦しみの波間を

もう僕は なにも知らない子供ではいられない

彼と歩いた池の畔の美しい木立や
あんなにも胸躍った小鳥のさえずりも
もう僕は 楽しくない

かつて僕が持っていたかけがえのないもの
僕はそれが忘れられず
心は苦しいばかりだ

池に流れ込む川の流れのよに
さらさらと谷を流れればいい
やすみなく
とどまることなく
流れて 流れて さらさらと
いつか僕の調べとなってささやけばいい

胸の奥に ひとり
忘れ得ぬ君をいだく
そうして その君と

誰にも気づかれず ひそかに
心の迷宮の中 行きつ戻りつする


僕の魂は
ゆるやかにつばさをはり
しじまの国を
翔せゆく


彼のもと いつか届くように


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2005年03月17日 | Weblog
桜花散りぬる風の名残には 水なき空に浪ぞたちける
 
                     紀貫之
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2005年03月16日 | Weblog
世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

                      在原業平
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2005年03月15日 | Weblog
霞立つ春の山辺は遠けれど 吹きくる風は花の香ぞする

                     在原元方
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流転の月

2005年03月08日 | 月光綺譚
瞳に焼きつけ 離れざる

我が目に映るは 明暗の

君が儚き 白き頬

ああ ぬばたまの暗き夜

まろけき月よ 現世に

誓いの言葉 胸に秘め

炎となりて 我が胸の

底に刻まれ 横たわる

君と会う日は またとなく

苦き涙に浸されん
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第二夜 蒼太 

2005年02月26日 | 月光綺譚
「今日は寝ていなさい」とお母さんが云った。
僕はどこも悪くないのに。
体はちっともだるくないし熱だって全然ない。
僕はどこも悪くないのに、お母さんは寝てなさいと云う。

誰もいない家の中って退屈なんだ。
「おとなしくしてるから外にいっていい?」って云ったら、お母さんはダメって云った。
「熱だってないから、外いっても走らないから」って云ったのに、でもダメって云った。

学校を休んでも、誰も僕を叱らない。
布団の中にいても退屈だもん。
「学校に行きたいなぁ」って云ったら、お母さんは悲しい顔をした。

僕はホントに大丈夫なのにね。お母さんは心配する。
お父さんと同じ、爆弾が僕の胸にあるんだって。もうイナイお父さん・・。

昼間から横になっていた僕は、夜になっても眠れない。
窓からぼんやり蒼い月を見ていたら急に悲しくなった。

僕はいつまでひとりなんだろう。
僕がココにいることを、みんな忘れちゃうんじゃないのかな。
そのうち 透明人間みたくなって、僕の事なんかみんな忘れちゃうんだよ。

そう思ったら、ひどく怖くなって涙が止まらなくなった。
僕は布団をかむって、怖い考えを頭から追っ払う努力をした。

でも、怖さはなくなんない。
布団の中で震える僕を、誰がそっと抱きしめた。
「大丈夫。キミは透明人間にはならないよ」
僕はあんまりびっくりしたんで、涙も一瞬でひっこんだ。

僕が布団からそっと顔を覗かせると、そこには僕と同じくらいの男の子がいた。

「キミがあんまり淋しいって思ってるから、遊びに来たよ。」
不思議な事のハズなのに、全然普通の事のよう。
僕は一瞬でその男の子を好きになった。

男の子の名前は蒼太といった。蒼太は決まって月夜の晩に遊びに来る。
蒼太はいつも僕に楽しいお話を聞かせてくれる。

荒唐無稽な冒険物も蒼太が話すと、まるでホントにあった出来事のよう。
事実、蒼太と僕は毎晩不思議の旅に出た。

そこには海賊船、そこには美しの眠り姫、そこには遠い異国の砂漠のお城。
蒼太の手を取れば、僕は何だって出来るんだ。

僕は夜になるのが待ちきれなかった。
あの日以来お母さんを困らせるような事も云わなくなった。

体の調子も本当に良くなっているようで、往診のお医者様が帰ると
お母さんはいつも嬉しいそうに、僕の頭を撫でてくれた。

僕がその話しを蒼太にすると、「良かったね」って嬉しそうに笑ってくれた。

・・・でも、その日から僕はなんだか胸騒ぎを覚えた。
蒼太、蒼太、僕は蒼太が大好きになった。

僕の頬が薔薇色になったころ、
「もうすぐ学校に行けるようになるわ」ってお母さんが云った。
あれほど行きたかった学校なのに、僕はそれほど嬉しくなかった。
それどころか、蒼太に会えなくなる気がして酷く怖かった。

その夜、抱えきれなくなった心配事を、蒼太にそっと聞いてみた。
もう随分前から気になっていたその事は、なんだか口に出して聞いちゃいけない気がしてた。

「僕が元気になっても蒼太はいなくならないよね?」
帰ってくる言葉は判ってる気がした。たぶん蒼太はいってしまう。

蒼太はにっこり笑って僕の頬にそっと触れた。

「蒼太、蒼太、蒼太、」
気が付けば僕は、蒼太に縋って泣きじゃくっていた。

蒼太はゆっくりと僕の顔をあげさすと、頬を伝う涙を拭ってくれた。
「キミはもう大丈夫。もっと沢山の世界を見ておいで・・」
蒼太はそう言うと本当に嬉しそうに笑った。

僕は蒼太の笑顔が苦しかった。蒼太は僕の中でかけがえのないものになっていた。
蒼太がどこかに消えちゃわないように、僕は両手にぎゅっと力を入れた。

「沢山の世界なんていらない。僕は蒼太がいればいい」
蒼太は困った顔をした。
「キミと一緒に沢山の世界を見るよ。僕はキミの中にいる。」
蒼太はそう言うと僕の上にかがみ込むようにして、涙の上におまじないみたいな口づけをした。

僕はおまじないなんかじゃない口づけが欲しくて、蒼太の首を引き寄せた。
そうして、無理矢理蒼太の唇に自分の口を押し当てた。

蒼太は惹きはがれない僕の体を、優しく抱きしめてくれた。
そっと胸に抱き込んで、まるであやすように何度も、何度も僕の背中を撫でてくれた。

そして僕はいつしか眠りの淵に落ちていった。
遠くから「僕もずっと大好きだよ」って云う蒼太の声がかすかに聞こえた。

次の日僕は目を開けるのが怖かった。
世界が僕にとってなんの意味ないものに思えるんじゃないかって。
だって蒼太がいないんだ。
でも僕が目にした世界はスゴク美しくって、
窓の外に広がる世界は今まで以上に輝いて見えた。

コレが蒼太が僕にしたおまじないだったんだね。
そう思うと嬉しいんだけど泣けてきた。

蒼太、蒼太・・離れてたって僕はずっと忘れない。

僕は暫くして、蒼太が云ったように元気になった。
学校にも行けるようになったし、友達も沢山出来た。

でも時折、月が綺麗な夜は、蒼太を思い悲しくなった。

ある日僕はお父さんの本箱を見ていた。
すると中に古ぼけた一冊のアルバムを見つけた。
僕の記憶の中にかすかに残る、お父さんを見ようとページを繰った。

そして、そこに写っていたのは、優しく素敵な蒼太の笑顔。
「キミはもう大丈夫。もっと沢山の世界を見ておいで・・」
遠くで蒼太の声がした。

「キミと一緒に沢山の世界を見るよ。僕はキミの中にいる。」
ホントだったんだね。
・・・蒼太・・。

僕は胸が熱くなって、泣けて泣けてしかたなかった。
「・・・・お父さん、僕は沢山の世界を見るよ・・・。」

薄く揺らいだカーテンの影に、蒼太の笑顔が浮かんで消えた。


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