小室みえこのブログ

日々のくらしと市政をつなぐ

こどもの日に考える 道徳の教科化

2017-05-05 23:33:51 | 日記

小室美枝子です。

こどもの日に道徳の話を!!道徳が教科化されるのは、小学校が2018年度から、中学校が2019年度からです。

わたしたちの道徳 小学校1・2年 表紙画像

先日5/3の憲法集会で木村草太さんがおっしゃた「道徳教育よりも法学教育を」(私が5/3の投稿記事に加筆した文章)の例にお話のあった下記の文章をご覧あれ!!

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広島県教育委員会は、「『児童生徒の心に響く教材の活用・開発』研究報告集」として、「心の元気」という教材を作っている*1。その中に、「組体操 学校行事と関連付けた取組み」という教材がある*2。小学校5・6年生用の教材で、運動会の組体操での練習のストーリーが題材になっている。

その主人公、つよし君は、組体操に熱心に取り組み小学校6年生だった。そんな彼が、人間ピラミッドの練習中に事故にあう。

今日は運動会の前日。最後の練習だ。笛の合図でだんだんとピラミッドができあがっていく。二段目、三段目。とうとうぼくの番だ。手と足をいつもの場所に置き(さあ決めてやる)と思ったしゅん間、ぼくの体は安定を失い、床に転げ落ちていた。かたに痛みが走る。

ぼくはそのまま病院に運ばれた。骨折だった。
ぼくは、目の前がまっ暗になったようで何も考えられなかった。

事故の原因は、わたる君がバランスを崩したことだった。わたる君はごめんと謝るが、つよし君は許すことが出来ない。そんなつよし君に、お母さんが次のように語る。

「一番つらい思いをしているのは、つよしじゃなくてわたるくんだと思うよ。母さんだって、つよしがあんなにはりきっていたのを知っているから、運動会に出られないのはくやしいし、残念でたまらない。でも、つよしが他の人にけがさせていた方だったらもっとつらい。つよしがわたるくんを許せるのなら、体育祭に出るよりも、もっといい勉強をしたと思うよ」

つよし君の心に、「今一番つらいのはわたるくん」という言葉が強く残る。そして、「その夜、ぼくは、わたる君に電話しようと受話器をとった」

という一文でこの教材は終わる。

 

 この文章から、何を学ばせようというのか?「人の失敗を許すことは大事なこと。これを機会にクラスの団結力を深めよう!!」とでもいうのでしょうか。それとも「相手のことを思いやる気持ちをもって、運動会の組体操を成功に導こう」とういう、道徳目標が示されているそうです。教材の実践報告にも「この実践後の組体操の練習もさらに真剣に取り組み練習中の雰囲気もとても良いものになった」と誇らしげな記述がある。しかし、そこには骨折という事故の重大さはまるで語られていない。(木村草太・現代ビジネス記事より)

つまり、

①運動会の前日に骨折事故まであったにもかかわらず、何事もなかったように組体操は翌日の運動会で実施された。

②骨折という事故についての責任は何も語られていない。

以上2点は木村さんが講演の中で話されました。  ③~⑥は小室の疑問

③一番つらい思いをしているのは、バランスを崩して事故の原因を作ったわたるくんなのか❓原因を一人の児童の責任にしてしまっているのか?

④つよしくんが抜けた組体操のグループは、翌日の運動会では、どんなメンバーの組み合わせをしたのか?練習は十分できていないのではないか。 

⑤新たな組み合わせによるリスクは考えられたのだろうか?

⑥骨折事故まで起こってしまった同級生の事故について、クラス及び学年での恐怖感は置き去りにされていなかったか?

ざっと、挙げた疑問ですが。。。これだけの疑問よりも「相手を思いやる」とか「団結力」とかの道徳心が優先されるのでしょうか?本当にこれが道徳の教材として適切なのか

 実は、10段のピラミッドは、高さが7mにもなるそうです。そして、このピラミッドの一番下になる子にかかる重さは200㌔にもなると。想像できますか❓7メートルの高さで命綱もなく、足の置き場は不安定での中で緊張と責任を負わされるお子さんの心境を!!大人だって7メートルの高さを摑まるところもなく、命綱もなく、足元はグラグラ不安定な友だちの背中の上。この競技は大人を感動させるため?ここ数年で組体操は見直されました。長年にわたって、競技としての組体操は美化されていました。親として観戦していた当時を思うと、反省しきりです。

さあ、この教科の設定は? 評価は❓ 道徳の教科化は「いじめ」を発端としていました。これを学んで、評価され、いじめはなくなるのでしょうか?

 

 

 

 

 

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