第5話 「体罰、という言葉の魔力」
パソコン室で体育教師・岩名清二(嶋政宏)が、神山暁(香取慎吾)のクラスの生徒・藤江俊介(萩原利久)を前にしてすごい形相で立っているのを、他の教師が見つけて騒ぎになる。
俊介の眼鏡は割れていて、頬に傷があり、俊介は「岩名先生に殴られたんです」と言うが、岩名は何も言わない。
その頃、ダンス部員と一緒に練習をしていた藤田ともみ(上白石萌歌)は、葉山風(柴田杏花)がとても慌てた様子で帰っていくのを見かけていた。
校長・日野衛(春海四方)と副校長・霧澤和泉(真矢みき)は岩名を問いただすが、岩名は「私は間違ったことは何もしていません」と言うだけで、詳しくは何も話さなかった。
俊介の父であり東陽新聞の記者・啓介(小木茂光)は、学校側が事態の全容を把握するまで待ってほしいと言う対応に満足がいかず、怒って帰ってしまう。
翌朝、岩名は神山に「出来れば葉山と話を」と声を掛けていると、教育委員会の轟木庸一郎(加藤虎ノ介)が学校に来て、岩名の謹慎を要求するが、霧澤は「調査不十分のまま謹慎を課しては、処分の既成事実だけが出来てしまいますので」と反対するため、轟木は「事がハッキリするまで、教壇に立たせないよう徹底してください。生徒及び特定の先生方以外の接触は禁じてください。我々教育委員会が最優先するのは、真相の解明ではなく、事態の迅速な鎮静化です」と言って帰っていく。
夜にPTA説明会が行われ、霧澤は事実関係が分かるまで待ってほしいと訴えるが、啓介は「学校の不誠実な対応を放置せず、私は徹底的に追求していく所存です」と言って他の保護者の賛同を得てしまう。
神山のケータイにともみから連絡が入り、事件当日の風の様子を聞いた神山は、風に「少し様子が気になったんで。例えば、岩名先生と藤江さんの件で何か知ってることがあるとか?」と声を掛けるが、風は「知りません、何も」と言って走り去ってしまう。
風が、俊介に声を掛けられた時に「キャッ!」と逃げるように走っていったため、心配したともみが後を追いかけて声を掛けるが、風は「あんただって、私の事憎いと思っているくせに」と言い放ち、そのやり取りを神山は陰で聞いていた。
岩名の事を信じると言う霧澤に、岩名は「ぶつかることで伝わるものがある・・・今はそんな時代じゃないですから」と話す。
帰宅した神山は、アカネが最近様子がおかしいため問いただすと、アカネはお腹にある傷を見せて「たぶん私が死んだ理由です。私、ノイローゼじゃなくて誰かに刺されたんだと思います。すごく悲しい気がして・・・生きてる時に誰かに憎しみを向けられた人間だったって、神山先生にそういう風に思われるのが嫌で」と話す。
すると神山は「何言ってんだよ。そんなのただの強盗とか、一方的な逆恨みとかに決まってるだろ。あんたは絶対そういう人じゃないって。悩むなよ、そんなの全部俺がちゃんと調べてやるから」と声を掛けるが、その時にふとこれまでの岩名の事件の経過を思い出す。
翌朝、神山は風を待ち伏せし、「一体誰に憎まれてるんですか?それってただの逆恨みなんですか?そうじゃないなら解決するべきです。人に憎まれて嬉しい人間なんていません」と声を掛ける。
すると風は、自分が常に学年トップで、常に学年2位だった俊介に対して見下す発言をしていたところ、あの日俊介にカッターナイフで切りつけられそうになったこと、そしてその様子を岩名が発見して俊介に怒鳴り、逃げる俊介を岩名が追いかけていったことを話す。
神山は「言葉も暴力なんです。葉山さんには周りの人間がバカに見えるかもしれませんけど、だからといって言葉で周りの人を傷つけていたら、それは勉強なんかよりもずっと大切なことが理解できていないって事なんです。藤江さんのしたことはもちろん許されることじゃありません。それでも、ちゃんと謝って話し合うべきだと思います」と声を掛け、風と俊介を対面させる。
風が俊介に謝罪すると、俊介は「僕だって頑張ってたんだ。頑張って、頑張って、なのにいつも2番で、お前にもバカにされて・・・」と言って、父・啓介から成績がいつまでも1番になれないことをなじられた矛先が風に向かい、風をカッターナイフで刺そうとした所を岩名に見つかり、岩名に「父親には言わないんでほしいんです。知られたらもう終わりだから・・・もし言ったら、死ぬから。葉山も道連れにして死んでやる」と言ったことを明かし、岩名からは体罰を受けていないことを話す。
霧澤は啓介に「私はあなたと同じように体罰は絶対許されることではないと思っています。ですが、体罰をしなければそれだけで正しい教育になるとも思っていません」と言うが、啓介が「私の息子は成績だっていいのに、そんなバカなことするはずが」と言うため、岩名は啓介に「許されるならアンタを殴ってやりたいよ。人間は誰だって間違いを犯すことがある。子供だったらなおさらだ。そういう時、子供を叱って、反省させて、許してやるのが大人の、親の務めってもんだろ!なのにアンタはどうだ?感情に任せて息子に怒りをぶつけてただけじゃないか。アンタがそうやって追い込むから、藤江は後戻りできないとこだったんだ!覚えとけ、怒ることと叱ることは全然違う事なんだよ」と言い放つ。
神山は「彼はもう葉山さんの事を許していますし、葉山さんも彼の事を許してるんですから、藤江さんも彼の事を許してあげてください」と声を掛け、その場が収まる。
明くる日、早めに出勤した神山は、過去の職員名簿を調べ、昭和61年に「滝沢茜」という名前の職員がいたことを知る。
その頃、神山のマンションの管理人・新藤(趙和)は、同じマンションに住む林邦彦(北山宏光)に「神山先生に頼まれて304号室に住んでた住人の事を調べてたんですよ。これまで304号室に女性の住人が入ったこと一度もなかったみたいなんで」と話し・・・
というような内容でした。
話の展開自体は悪くなかったのですが、「ヒドイ父親だな」という感想ばかりが頭に残ってしまったというか・・・
子供の事を「ぐず」「これ以上お前を育ててることを後悔させないでくれ」なんて言う親なんて
学年2番でも十分すごいのにね。
「アンタの新聞記者としての能力はどうなんだよ?」と、「やさぐれあっちゃん」(最近河合先生/前田敦子ちゃんのキャラ、すごいことになっていますねw)に言ってもらいたかったです
この父親、マスコミ人の設定にしなくても良かったんじゃないかなぁ・・・
新聞記者ということで、なおさら「こんな記者で大丈夫なのか?」と思ってしまいました
これを観ていると、先生方って本当に大変なんだなぁ・・・と思います。
真実を話しちゃえばいいのに・・・と思うところなのだけど、真実を話せば生徒の心の傷が深くなりかねないからと、自分の事よりも生徒の事を考えてるんですよね。
自分の時の担任の先生もそうだったんだろうなぁ・・・
「人間は誰だって間違いを犯すことがある。子供だったらなおさらだ」って、私の中学生時代の担任の先生は思ってくれてたのかな?なんて、ちょっといろいろとやらかした自分の中学時代を思い出したりしていました
今回は、事件にはアカネはほとんど関わりがなかったですね
神山が、以前よりも自分から進んで解決しようとするようになったってこと?
普通に「ただいま」って声を掛けて、声が無かったら寂しがって、心配して・・・と、家族(恋人?)のような関係になってきましたね。
アカネは、インターネットにどんな風にハマったんだろう?(笑)
マウスのスクロールで出てきたって、どういうこと??
この場面は大笑いしてしまいました
意味があった場面だったのかは分からないけど(爆)
観終わった時に、もう少し爽快感が味わえるような感じだったらなお良いのになぁ・・・と感じつつ、
まぁまぁホッコリさせてはもらっています
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら)
パソコン室で体育教師・岩名清二(嶋政宏)が、神山暁(香取慎吾)のクラスの生徒・藤江俊介(萩原利久)を前にしてすごい形相で立っているのを、他の教師が見つけて騒ぎになる。
俊介の眼鏡は割れていて、頬に傷があり、俊介は「岩名先生に殴られたんです」と言うが、岩名は何も言わない。
その頃、ダンス部員と一緒に練習をしていた藤田ともみ(上白石萌歌)は、葉山風(柴田杏花)がとても慌てた様子で帰っていくのを見かけていた。
校長・日野衛(春海四方)と副校長・霧澤和泉(真矢みき)は岩名を問いただすが、岩名は「私は間違ったことは何もしていません」と言うだけで、詳しくは何も話さなかった。
俊介の父であり東陽新聞の記者・啓介(小木茂光)は、学校側が事態の全容を把握するまで待ってほしいと言う対応に満足がいかず、怒って帰ってしまう。
翌朝、岩名は神山に「出来れば葉山と話を」と声を掛けていると、教育委員会の轟木庸一郎(加藤虎ノ介)が学校に来て、岩名の謹慎を要求するが、霧澤は「調査不十分のまま謹慎を課しては、処分の既成事実だけが出来てしまいますので」と反対するため、轟木は「事がハッキリするまで、教壇に立たせないよう徹底してください。生徒及び特定の先生方以外の接触は禁じてください。我々教育委員会が最優先するのは、真相の解明ではなく、事態の迅速な鎮静化です」と言って帰っていく。
夜にPTA説明会が行われ、霧澤は事実関係が分かるまで待ってほしいと訴えるが、啓介は「学校の不誠実な対応を放置せず、私は徹底的に追求していく所存です」と言って他の保護者の賛同を得てしまう。
神山のケータイにともみから連絡が入り、事件当日の風の様子を聞いた神山は、風に「少し様子が気になったんで。例えば、岩名先生と藤江さんの件で何か知ってることがあるとか?」と声を掛けるが、風は「知りません、何も」と言って走り去ってしまう。
風が、俊介に声を掛けられた時に「キャッ!」と逃げるように走っていったため、心配したともみが後を追いかけて声を掛けるが、風は「あんただって、私の事憎いと思っているくせに」と言い放ち、そのやり取りを神山は陰で聞いていた。
岩名の事を信じると言う霧澤に、岩名は「ぶつかることで伝わるものがある・・・今はそんな時代じゃないですから」と話す。
帰宅した神山は、アカネが最近様子がおかしいため問いただすと、アカネはお腹にある傷を見せて「たぶん私が死んだ理由です。私、ノイローゼじゃなくて誰かに刺されたんだと思います。すごく悲しい気がして・・・生きてる時に誰かに憎しみを向けられた人間だったって、神山先生にそういう風に思われるのが嫌で」と話す。
すると神山は「何言ってんだよ。そんなのただの強盗とか、一方的な逆恨みとかに決まってるだろ。あんたは絶対そういう人じゃないって。悩むなよ、そんなの全部俺がちゃんと調べてやるから」と声を掛けるが、その時にふとこれまでの岩名の事件の経過を思い出す。
翌朝、神山は風を待ち伏せし、「一体誰に憎まれてるんですか?それってただの逆恨みなんですか?そうじゃないなら解決するべきです。人に憎まれて嬉しい人間なんていません」と声を掛ける。
すると風は、自分が常に学年トップで、常に学年2位だった俊介に対して見下す発言をしていたところ、あの日俊介にカッターナイフで切りつけられそうになったこと、そしてその様子を岩名が発見して俊介に怒鳴り、逃げる俊介を岩名が追いかけていったことを話す。
神山は「言葉も暴力なんです。葉山さんには周りの人間がバカに見えるかもしれませんけど、だからといって言葉で周りの人を傷つけていたら、それは勉強なんかよりもずっと大切なことが理解できていないって事なんです。藤江さんのしたことはもちろん許されることじゃありません。それでも、ちゃんと謝って話し合うべきだと思います」と声を掛け、風と俊介を対面させる。
風が俊介に謝罪すると、俊介は「僕だって頑張ってたんだ。頑張って、頑張って、なのにいつも2番で、お前にもバカにされて・・・」と言って、父・啓介から成績がいつまでも1番になれないことをなじられた矛先が風に向かい、風をカッターナイフで刺そうとした所を岩名に見つかり、岩名に「父親には言わないんでほしいんです。知られたらもう終わりだから・・・もし言ったら、死ぬから。葉山も道連れにして死んでやる」と言ったことを明かし、岩名からは体罰を受けていないことを話す。
霧澤は啓介に「私はあなたと同じように体罰は絶対許されることではないと思っています。ですが、体罰をしなければそれだけで正しい教育になるとも思っていません」と言うが、啓介が「私の息子は成績だっていいのに、そんなバカなことするはずが」と言うため、岩名は啓介に「許されるならアンタを殴ってやりたいよ。人間は誰だって間違いを犯すことがある。子供だったらなおさらだ。そういう時、子供を叱って、反省させて、許してやるのが大人の、親の務めってもんだろ!なのにアンタはどうだ?感情に任せて息子に怒りをぶつけてただけじゃないか。アンタがそうやって追い込むから、藤江は後戻りできないとこだったんだ!覚えとけ、怒ることと叱ることは全然違う事なんだよ」と言い放つ。
神山は「彼はもう葉山さんの事を許していますし、葉山さんも彼の事を許してるんですから、藤江さんも彼の事を許してあげてください」と声を掛け、その場が収まる。
明くる日、早めに出勤した神山は、過去の職員名簿を調べ、昭和61年に「滝沢茜」という名前の職員がいたことを知る。
その頃、神山のマンションの管理人・新藤(趙和)は、同じマンションに住む林邦彦(北山宏光)に「神山先生に頼まれて304号室に住んでた住人の事を調べてたんですよ。これまで304号室に女性の住人が入ったこと一度もなかったみたいなんで」と話し・・・
というような内容でした。
話の展開自体は悪くなかったのですが、「ヒドイ父親だな」という感想ばかりが頭に残ってしまったというか・・・
子供の事を「ぐず」「これ以上お前を育ててることを後悔させないでくれ」なんて言う親なんて
学年2番でも十分すごいのにね。
「アンタの新聞記者としての能力はどうなんだよ?」と、「やさぐれあっちゃん」(最近河合先生/前田敦子ちゃんのキャラ、すごいことになっていますねw)に言ってもらいたかったです
この父親、マスコミ人の設定にしなくても良かったんじゃないかなぁ・・・
新聞記者ということで、なおさら「こんな記者で大丈夫なのか?」と思ってしまいました
これを観ていると、先生方って本当に大変なんだなぁ・・・と思います。
真実を話しちゃえばいいのに・・・と思うところなのだけど、真実を話せば生徒の心の傷が深くなりかねないからと、自分の事よりも生徒の事を考えてるんですよね。
自分の時の担任の先生もそうだったんだろうなぁ・・・
「人間は誰だって間違いを犯すことがある。子供だったらなおさらだ」って、私の中学生時代の担任の先生は思ってくれてたのかな?なんて、ちょっといろいろとやらかした自分の中学時代を思い出したりしていました
今回は、事件にはアカネはほとんど関わりがなかったですね
神山が、以前よりも自分から進んで解決しようとするようになったってこと?
普通に「ただいま」って声を掛けて、声が無かったら寂しがって、心配して・・・と、家族(恋人?)のような関係になってきましたね。
アカネは、インターネットにどんな風にハマったんだろう?(笑)
マウスのスクロールで出てきたって、どういうこと??
この場面は大笑いしてしまいました
意味があった場面だったのかは分からないけど(爆)
観終わった時に、もう少し爽快感が味わえるような感じだったらなお良いのになぁ・・・と感じつつ、
まぁまぁホッコリさせてはもらっています
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話
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