世界樹5 アップルパイのお話

世界樹5の二人旅(予定)
某所でやっていたお話の続き、というわけではなく平行世界的なあれで攻略していくのです

第48話 円環ノ原生林

2016-10-19 18:17:11 | 日記



かつて

赤く荒れ果てた大地に私が訪れた時

この森は生まれた



世界を構成する全ての緑は

この小さな原生林から生まれたといったら

大地に住む者達は信じるだろうか?



多くの者は笑うだろうが

どこかに信じる者もいると

私は思っている



幾多の困難を乗り越え

幾多の想いを受け継ぎ

ここに来た彼らこそ そうであって欲しい




第五階層

円環ノ原生林




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



第四階層のその奥
そこには、これまでのような『階段』は無く
あったのは金属製の扉のみ

ネサがその扉に触れると、扉は開き
そこは金属製の部屋となっていた

壁も地面も天井も水晶であった第四階層において
あまりに異質なその部屋に、なにかあるのではないか

そう考え、探索をしていた
その。筈だった




「何が、あったの?
 突然部屋が揺れて、周りの景色が、落ちて…」


「この部屋…真上に飛んでる?」

「飛ぶ?」

「うん。その、空高くに、飛行魔法を使ったみたいな…
 そんな、感覚だった、から」


「……ここは世界樹の中のはず…とすると」

「部屋が、動いた?」

「この部屋、高い場所と低い場所を移動する為のものなのかもしれない」

「って事は、ここは」

「雲よりもはるかに高い、世界樹の高層、ってことになるね」


「…問題は」

部屋から降り、周囲を見渡す


「なに、ここ」


どんな山よりも高くに運ばれてきた二人の前に見たこともない景色が広がっている



「…ネサ。今って、間違いなく朝だよね」

「うん。その、はずだけど」

空がまるで夜のように暗く



「四階層に比べると、森…は森、なんだけどね」

「でも…この植物、どれも、見たことも、読んだこともないよ?」

見覚えのない植物



「で、一番気持ち悪いのが…アレ。
 アレ、なんだと思う?」
天を仰ぐ


「空一杯に、ガラスの天井?」

「ガラスかどうかは、わかんないけどね、ただ…
 明らかに、自然に出来る物、って感じじゃ、ないよね」


「でも。誰かが作った…なんて」

「さっきの、動く部屋もそう。誰かが利便性の為に作った
 あんな金属製の部屋、扉なんて人の手じゃなきゃ出来るワケないんだから」



「えっと…えっと、ってことは…」

「はるか昔に、誰かが世界樹に手を加えてた、とか
 古代文明。みたいなの」



??
「君たちが世界樹へ進み、ここまで来たことに感謝している」


「…とすると」

「フィーア、あの子…!あの子!」

「分かってるって」

4層にて幾度も姿を見せた謎の少女が、再び現れ
言葉を続ける

??
「願わくば…、世界樹の頂きまで到達し、私の願いを叶えて欲しい」


「さしずめ、古代人ってところなのかな」

「…願い?」


その言葉だけを残し、少女はまたも姿を消してしまう



「また、消えた
 古代人だとして、ここが作られたものだとして
 あの子、何がしたいんだろ」


「願い…って、何なんだろ」

「さあ?」








「ま、あっちにもなにか目的があるんだろうけど
 どうでもいいか。ネサ。探索行こ」


「う、うん…
 リリさんと、ソロルさんも、ここまで来た、のかな?」


「どうかな。あの2人なら、この部屋くらいは見つけてそうだけど
 とりあえず、探索してみないことには、ね」




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