Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

都会の隠れ家…?

2009-05-26 21:18:53 | 表現すること
今日のお出かけ先は、

まずは「上野の森美術館」で開かれている「neoteny japan」展です。

せっかく東京まで行くのなら…と、想いたって、アレコレ考えて
「阿修羅像」や「尼門跡寺院の世界展」も気にかかりましたけれど

今回は、私にとっては、一番「予想がつかない」という点が決め手になって
現代アートを観ることにしました。


黒いカーテンを開けて、すぐに目に跳びこんできた作家さんの作品が
とても印象的でした。

どんな風にイメージを様々なカタチにしていくんだろう?という点が
とても気にかかります。

他にも気にかかる作品がありましたけれど
「興亡史」というとても細密な描き方の作品や「告知-森」「MUTED SPACE」など

また、日記や地図と糸やリボンや和紙の組み合わせの作品も…
身近な親しみやすさが、独特の雰囲気でした。

描く対象も用いる素材も、表現の方法も
本当に様々である事に、とても驚きました。

さらに、観る側の感じ方の振れ幅の大きさやズレやその違いなども、とても気になりました。


やっぱり、予想できない面白さと違和感と…

どうも、好きとか嫌いという枠には入りきらない…

観る側の意識を揺さぶるような何かを持っているのでしょうか?


会場を出て、新緑の上野公園をゆっくり歩いてから、御茶ノ水駅に向かいました。

JRの駅からの景色を観ると、不意に
30年程前に、父親の勤める会社が御茶ノ水近くにあって
一緒に専門書の本屋さんに行った記憶や

どういう経緯だったか、医科歯科で親知らずの抜歯をして頂いた事を想い出しました。


少し時間に余裕がありましたので、山の上ホテルのロビーのソファーに
腰を下ろして、私にとっては、ちょっと「ぜいたくなひと時」を過ごしました。


古くからある「都会の隠れ家」のような雰囲気が
何とは無しに心地良く感じられました。


それから…

明治大学駿河台校舎アカデミーコモン 3階 アカデミーホールで行われた

『脳と魂をめぐる討議茂木健一郎氏× 合田正人氏』の対論をお聴きしました。


科学者と哲学をなさる方の対話は、刺激に満ちた緊張感のみなぎるものでした。


「問を発せずには、いられないヒトという生き物」のありようを、想い起こしながら

電車に揺られて、帰りました。




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