SSSB 新前橋町壮年ソフトボール

最近は4代目管理人が好き勝手に野球やメジャーのことも書いています。

RCとXR

2015年01月24日 | スーさんのこじつけコラム
打撃編の総括はチョットお休みして、RCとXRの説明を。

RC
なんじゃそりゃ?と思われた方も多いかと。
ラジコン? リモート・コントロール? 鉄筋コンクリート?
レジスタ&キャパシタ? レスポンシブル・ケア?
リッチー・クレチアン望遠鏡? 赤十字?
ルービック・キューブ? RCセレクション?

色々あるのですね。
セイバーメトリクスの第一人者ビル・ジェームズにより考案された
個人の得点能力を表す総合指標のひとつであり、
Run Created、直訳すると「得点創出力」という感じでしょうか?


たとえば打率はシングルヒットとホームランが同じ価値(1安打)であったり、
四球は投手の完全なるミスという理由で無価値とみなされています。


そこで、RCは昔からの指標に変わる新たな指標として求められました。
当初は出塁率に塁打数を掛けるだけのシンプルな指標だったが、
盗塁や犠打、犠飛などの要素を加えていったり、
更には、実際の得点から逆算して係数を求めるなど
常に得点との相関性を高める改良が加えられています。
しかもチームの全打者のRCを合計すると、なんと
シーズン中のチームの総得点とほぼ一致するように式が作られているのです。

このRCという数値が開発された一番の利点は、
OPS(出塁率+長打率)では判断できなかった打者の特徴に、
走塁能力(盗塁)を考慮したため、より正確な得点能力を算出でき、
イチロータイプなのか、ゴジラタイプなのか、
タイプ・役割の違う選手同士を平等に比較できるようになったのだとか。

また、そのRCを改良したのがXRであり、
Extrapolated Runs、つまり推定得点力とでも訳すのでしょうか。
それぞれ複雑な計算式によって求められるのですが、
計算式は最後に書いておきます(とても覚えられません)。


2013年と2014年のそれぞれの選手のRCとXRは以下のとおりです。
左から2013RC XR 2014RC XR
ゆうじ代表 14.10 15.44  13.27 14.71
OPS主将 10.02 10.17   7.10  7.58
Shiba先生   0.00 -0.09   3.54  2.91
kon監督   13.75 14.72  10.06  9.41
ソーネさん  8.42  9.78  10.57 10.09
まめさん   1.10  1.15   1.25  1.16
ヒトシさん  1.79  1.80   3.95  4.00
tajiさん   0.23  0.29   0.63  0.73
shunさん   0.46  0.41   0.11  0.13
yutaさん  17.92 19.78   8.82 10.36
yocchiさん 15.16 18.35  17.93 21.00
ミーサさん  5.67  6.31   3.99  5.27
Julieさん   8.96  8.94   0.46  0.41
tamさん    4.57  4.79   2.51  2.13
Dr.hideさん 8.90  9.11  10.22 10.10
韋駄天さん  9.61 10.99  11.57 11.51
ナベさん   0.86  1.27   3.91  4.06
電気鰻犬さん ---- -----   5.72  5.88
スー    13.74 14.22  17.12 18.31

2013年の成績は二塁打や三塁打、犠打や併殺打が不明なので
若干の誤差があるのですが、総得点145に対して、
RCの合計は135.26、XRの合計は147.45と近似値に。
また、2014年の総得点137に対して、
RCの合計は132.73、XRの合計は140.67となっています。


総得点に関する数値なので、出場数(打席数)が多ければ、
値が大きくなる傾向なので一概に比較できませんが、
やはりJulieさんの欠場で総得点が9点ぐらい減少してます。
得点増にはJulieさんの出場は必須です!

ゆうじ代表は打順が変わっても14.00ぐらいで変わらず。
Wナカノの2人は揃って数値が上昇してます。
2シーズンの監督の数値が逆転しているのも、
監督の重責や、他の選手への出場配慮の結果でしょうか。

yutaさんの数値が半減しているのを見ると、
監督のご指摘どおり捕手の重労働が影響してるのでしょうか。

Shiba先生、6試合出場で3.00ぐらいの数値ですから、
フル出場すれば10得点分の価値があるはずですよ。



最後に計算式の紹介です。
これを見ても、自分の成績から数値を検算する人はいないでしょうね。

RCの計算式
{(A+2.4×C)×(B+3×C)÷(9×C)}-0.9×C
 A(出塁能力) = 安打+四球+死球-盗塁死-併殺打
 B(進塁能力) = 塁打+{0.24×(四球-故意四球+死球)}
         +0.62×盗塁+{0.5×(犠打+犠飛)}-0.03×三振
 C(出塁機会) = 打数+四球+死球+犠打+犠飛

XRの計算式
0.50×(安打-二塁打-三塁打-本塁打)+0.72×二塁打+1.04×三塁打+1.44×本塁打
 +0.34×(四球-故意四球+死球)+0.25×故意四球+0.18×盗塁-0.32×盗塁死
 -0.09×(打数-安打-三振)-0.098×三振-0.37×併殺打+0.37×犠飛+0.04×犠打
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2014シーズン総括 打撃編-11... | トップ | 2014シーズン総括 打撃編-12... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
検算できましぇ~ん! (hide)
2015-01-25 17:57:32
すさまじい計算式ですね~
スーさん、ヨッチさんに迫る堂々の2位ですね~ お見事!
2013年はyutaさんがトップだったのですね。中年の皆さん頑張ってますね。見習わないといけませんね。
こんな計算式を考える人 (スー)
2015-01-25 22:10:24
暇ですよね(笑)
このビル・ジェームズって人は、この計算式を何度も何度も計算して、係数を少しずつ変えながら、今の式にしたそうです。
そこまでやる根気と労力にビックリです。
ただ、ここまで近似値だと驚きますね。


私の場合は打席数が圧倒的に多いことが数値が高い理由なので、1試合に1回ホームインしている程度だと受け取って下さい

コメントを投稿

スーさんのこじつけコラム」カテゴリの最新記事