(映)ひめゆりの塔

2016年10月10日 | 映画 レビュー


同じ題材の作品は、1953年を皮切りにこれまで4作品。
1953年の最初の作品と、1995年の最後の作品は未だ観ていない。
2作目の1968年の作品に続き、自身2作目となるこの作品は、3作目にあたる1982年の作品。
前作の2作目は、衝撃的な出来だった。
題材自体は言わずもがな、なのだが、この作品、作品としては今一つだった。
まず、カラーゆえか、あまりにも色合いが綺麗すぎる。
実際、綺麗なのかもしれないが、何か作られたような色合い、まるで舞台劇、舞台のセットを観ているようだった。
そして、演者が綺麗。
服装も、化粧も、作られているようで、どこかリアリティがない。
役者も素のまま、見た目の作り方は素人くさく、ただ演じているという感が拭えない。
どこかしら、作品全体に商業的な違和感を覚えた。
大変な題材なのに、前作ほどの感情移入はあまりなかった。



2013


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