(映)マイレージ、マイライフ

2011年02月01日 | 映画 レビュー


現代の社会背景と、その中に息づく人間模様を、
薄味タッチでバランスよく演出しています。
流れるようなBGMに乗って、繊細に描きつつ、
そのままでは全てが淡く薄らいでしまうところを、
抑え気味に演じるジョージ・クルーニーの存在感でもって、
映画の大切な部分、
大切なメッセージが浮き彫りにされています。

人生は独りではない、しかし孤独である。
そんな風に、
ハートフルと物悲しさとが共存する形を描いています。

珍しく邦題にも感心しました。
原題の「UP IN THE AIR」より、
「マイレージ、マイライフ」のほうが、
よく合っていると思いました。

ジョージ・クルーニーと同世代の男性諸氏に、
お薦めしたい映画です。


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