ドラマのなかのニューヨークで英会話ーO・ヘンリーのニューヨークから100年後の世界

ニューヨークが舞台となった海外ドラマ「ホワイトカラー」(White Collar)の台詞の意味を調べながら英語を学びます

I started poking around(ホワイトカラーS1_EP8「殺人部屋の捜索」)その18

2017-04-22 | ホワイトカラー_S1_EP8
『ホワイトカラー』(White Collar)シーズン1エピソード8「殺人部屋の捜索」から、事件解決後に、ピーターがニールに隠し事を打ち明けるシーンを取り上げます。(英文に付した和訳は試訳拙訳です。英語スクリプトは英語学習のために、ドラマから引用しております)

(エイブリーたちがFBIに連行されて、ピーターとニールが一息ついている)
ピーター:What you did in there.(さっきはなんてことをしたんだ)
ニール:I knew you'd take care of it.(なんとかしてくれると思っているからさ).
ピーター:You're crazier than I am.(俺よりもめちゃくちゃやるな)
ニール:You got my back, right?(俺は背中を守ってくれる、だろ?)
ピーター:There's something I need to tell you. And I need you to listen to everything before you react.(話さなきゃいけないことがある。まず何も言わずに最後まで聞いてほしい)
ニール:I don't like the sound of that.(良いことではなさそうだね)
ピーター:I know what he wants from you.(奴がおまえから欲しがっているものがわかった)
ニール:Who?(誰のこと?)
ピーター:The guy in the picture with Kate. You call him "the man with the ring".(ケイトと一緒に写っていた男だ。おまえが「指輪の男」と呼んでいるな)
ニール:How could you know that?(どうしてそれを知っている?)
ピーター:Kate told me. And now I'm gonna tell you.(ケイトが言っていたんだ。じゃあ、話すぞ)


“You got my back, right?” は、“You will back me up” のくだけた言い方です。意味としては「私の背中を守ってくれる。私を守ってくれる、助けてくれる」となりますが、背中をあずけるため「互いに相手を助け合う」というニュアンスも含まれます。またインフォーマルな表現として “I have your back” (おまえの背中は俺にまかせろ)もあります。

“I need you to listen to everything before you react.” 文字通りには「反応する前に全部聞いてほしい」ですが、日本語の「何も言わずにまず聞いてくれ」にあたります。

“I don't like the sound of that.” “like the sound of that” は「それは良い感じ、よさそうだね」という決まり文句です。

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ニール:You talked to Kate?(ケイトと話したの?)
ピーター:The night you confronted Fowler.(おまえがファウラーと対決した夜だ)
ニール:Yeah, he said he was investigating you.(あぁ、あんたを捜査していると言われた)
ピーター:He is. This picture was on my desk the same day that you had it.(調べているんだ。この写真が俺の机の上に置かれたのは、おまえがこれを手に入れたのと同じ日だ)
ニール:And you never said anything.(どうして、なにも言わなかった?)
ピーター:What was I gonna tell you? I recognized the ring. This guy with Kate is with the bureau. I started poking around, trying to figure out who it is.(なにを言うっていうんだ?この指輪に気づいた。ケイトと一緒にいる奴はFBIの人間だ。それから方々を探しまわり始めて、これが誰なのか突きとめようとしたんだ)
ニール:It's Fowler.(ファウラーだ)
ピーター:I think so.(俺もそう思う)
ニール:Of course, yeah, you start digging around, that's when he bugged your phone.(もちろん、そうだろ。あんたが探りを入れだしたから、奴はあんたの電話を登場しはじめた)
ピーター:The phone, the OPR investigation, Mentor, all of it. He wanted to know what I was on to.(電話の件、OPRの捜査、メンターも、あれは全部そうだった。奴は俺がなにを掴んでいるのか知りたかったんだ)
ニール:That was Kate.(ケイトのことだ)
ピーター:I passed a word to her saying I wanted to meet, talk about you.(彼女にメッセージを送った。おまえのことで会って話がしたいとね)
ニール:What happened?(どうなったんだ?)


“I started poking around, trying to figure out who it is.” “poke around”は「あれこれと詮索する、探し回る」という表現です。

“you start digging around” “dig around” も「(情報を得ようとして)あちこち探りを入れる」というイディオムです。

“He wanted to know what I was on to.” “be on to A” は「(悪事などに)気づく、目をつける。~の悪事にもう少しで気づく」というイディオムです。

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(回想シーン。ピーターとケイトが会う)
ピーター:Hello, Kate.(こんばんは、ケイト)
ケイト:Hello, Peter.(こんばんは、ピーター)
ピーター:We need to talk about Neal.(ニールのことで話さなきゃいけないことがある)
ケイト:I guess we do.(そのようね)
ピーター:Kate, put the gun on the table. You recognize this? Yeah, I've got one too.
Just like Fowler.
(ケイト、銃をテーブルに置け。これに気づいたか?そうだ、俺もこれを持っている。ファウラーと同じようにな)
ケイト:Who?(誰のこと?)
ピーター:Shoot me or put the gun on the table.(撃たないなら、銃をテーブルに置け)
ケイト:It's been a while.(ひさしぶりね)
ピーター:Five years. First time I caught Neal.(5年だ。俺が最初にニールを捕まえたときだ)
ケイト:What do you want?(何が望みなの?)
ニール:Leave Neal alone.(ニールに関わらないでくれ)
ケイト:I can't do that.(それはできない)
ニール:Why not? What does Neal have that you so desperately want? I can get it for you.(どうしてできない?きみが必死になって手に入れようとしているものをニールが持っているだけだろ?きみのかわりに俺が手に入れてやる)
ケイト:Why would you do that?(なぜそんなことしようとするの?)
ピーター:Why? Because he's good. Because he's the smartest guy I've ever met.And I'm tired of watching you twist his heart around. He's my friend. Let him go.(なぜ?あいつが優秀だからさ。俺がいままであったなかで一番賢い人間だ。それに、きみがあいつの心を振り回すのにうんざりしてきてね。あいつは友だちなんだ。放してやってくれ)
ケイト:Neal stole a piece.(ニールが盗んだもの)
ニール:He's stolen a lot of things.(あいつはいろんなものを盗んでいる)
ケイト:This one is special. It's a music box. That's my price.(これは特別なものなの。オルゴールよ。それで手を打つ)
ニール:Did you ever love him? Tell Fowler I know. And I'm not backing off.(あいつを愛していたのか?ファウラーに俺はわかっていると伝えろ。それに、俺は手をひかない、と)
ケイト:Peter. Don't push him.(ピーター。彼を追いつめたらダメ)


“What does Neal have that you so desperately want?” は “Neal has what you so desperately want.” が疑問文になって倒置された形です。もともと、 “what” がおかれていたところに “that” が代わりに入っています。これは、関係代名詞が文頭に出てしまったため、文章が分かりにくくなるのを防ぐための処置だと考えられます。同様に関係代名詞をもちいた疑問文でもthatが使われます。例えば、 “Who is the man that is shooting some birds over there ?” (あちらでクレー射撃をしている男性はだれですか?)という文章も、 “Who is the man who is shooting some birds over there.” と “who” が連続してくどく、わかりにくくなるため、 “that” が好まれます。また有名な言葉として “What do you have that you didn’t receive.”(あなたは与えられなかったものを持っているのか?[人は与えられたものだけしか持っていない])がありますが、文法的にはピーターの台詞と同じです。

“I'm tired of watching you twist his heart around.” “twist A around one’s finger” 「Aを~の都合で振り回す、もてあそぶ」というイディオムがありますが、ここでも、 “Kate twists his heart around her finger”(ケイトが彼の心を手玉に取る、振り回す)という文の省略だと考えられます。

“Did you ever love him?” は過去形の疑問文ですが、 “ever” (疑問文では「これまで、かつて」という意味)が含まれると「経験を問う表現(完了形の代用)」となることがあります。ここでも「これまで彼を愛したことはあるのか?」という意味になりますが、反語的に「愛したことはない」というニュアンスになっています。

“And I'm not backing off.” “back off” は「手を引く、干渉をやめる」という意味のイディオムです。

“Don't push him.” “push A” には2の意味があります。「~を無理に急がせる、急き立てる」と「~にプレッシャーをかける」ですが、実際には重なる部分が多く “Don’t push me”(私を追いつめないで)も、「仕事などを早く仕上げるように、プレッシャーをかけないで」という2つの意味を含むニュアンスになります。
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