ドラマのなかのニューヨークで英会話ーO・ヘンリーのニューヨークから100年後の世界

ニューヨークが舞台となった海外ドラマ「ホワイトカラー」(White Collar)の台詞の意味を調べながら英語を学びます

Yep, deviled ham(ホワイトカラーS1_EP14「運命のオルゴール」)その4

2016-10-16 | ホワイトカラー_S1_EP14
『ホワイトカラー』(White Collar)シーズン1エピソード14「運命のオルゴール」から、ニールの動きを不審に思ったピーターが自宅で彼の行動履歴を眺めているシーンを取り上げます。(英文に付した和訳は試訳拙訳です。英語スクリプトは英語学習のために、ドラマから引用しております)


[ピーターが自宅で地図を眺めている]
エリザベス:Hey, you got a stakeout?(ねぇ、張り込みすることになったの?)
ピーター:Yep, deviled ham.(ああ、デビルドハム[辛子ハムサンド]だ)
エリザベス:Well, you’re either gonna torture Neal with it, or you’re going alone?(へえ、それでニールを苦しめようとしているのか、あなた独りでやるのかどちらかね?)
ピーター:We’ll see.(様子を見てみないと)
エリザベス:What’s going on?(どういうこと?)
ピーター:Look. (見て)
エリザベス:Neal’s tracking data. What’s he up to now?(ニールの追跡データね。今なにかたくらんでいるの?)
ピーター:Nothing, yet. He spent 45 minutes on the corner of kenmare and Lafayette last night.(何も、まだね。昨夜あいつはケンマールとラファイエットの街角に45分もいた)
エリザベス:Well, honey, he can walk freely for a two-mile radius, right?(でもあなた、半径2マイルのあいだだったら好きに出歩けるのよね?)
ピーター:Yeah, but it’s the way he was walking. Look, he stands at every corner around this parking garage for exactly two minutes. He walks each street leading away from this point and then back again.(ああ、だけど、これがあいつの歩いていた道筋だ。ほら、この駐車場の周辺のあらゆる角にきっかり2分間立っている。この点からのびている全ての通りを歩いては、また引き返している)
エリザベス:What do you think he was doing?(彼が何をしていたと思うの?)
ピーター:I think he was casing the area, how many people are around, where there were cameras, looking for an escape route in case he need one.(この区域を下調べしていたんじゃないかな。あたりにはどのくらい人通りがあるか、どこに監視カメラがあるか、万が一必要になったときのために脱出経路を探していたんだ)
エリザベス:What is he planning?(何を計画しているの?)
ピーター:I think he’s gonna steal the music box.(例のオルゴールを盗もうとしているんだと思う)
エリザベス:On a street corner?(街角で?)
ピーター:Working theory.(検討中の仮説さ)
エリザベス:Well, have fun on your stakeout. I love you.(そうなの、張り込み中に無理しないでね。愛しているわ)
ピーター:I love you.(愛している)


"Hey, you got a stakeout?" "stakeout" は警察用語で「捜査の張り込み(あるいはその場所)」です。

“Yep, deviled ham” ニールが “deviled ham”(デビルドハムサンド)の匂いを嫌っているのは、シーズン1エピソード5「父の意志」で明らかになっています。 “deviled” という形容詞は「激辛の」という意味です。つまり、目が覚めるような辛いハムサンドイッチということになります。「デビルドハム」はアメリカでは缶詰めで広く市販されているペーストです。日本ではあまり売られていないため、紹介文を引用してみましょう(http://www.huffingtonpost.com/2012/12/20/deviled-ham_n_2322754.html) “Deviled ham is ground ham with added spices such as hot sauce, cayenne pepper, hot peppers, or mustard. The act of deviling, or spicing and sprucing up, can be done to a variety of food products, such as chicken, turkey, lobster, and of course, eggs. Deviled ham has long been a popular canned good, but can also be made at home with a blender. It is not to be confused with Spam, which involves a meat mixture mostly consisting of pork shoulder, and lacks deviled ham’s spicier flavor.” (「デビルドハム」は、すり潰したハムに、ホットソース、カイエンペッパー[乾燥唐辛子]やマスタードなどのスパイスを加えたものです。辛味や香辛料で風味を添えることは、チキンやターキー、ロブスターやもちろん卵など様々な食材で行われます。「デビルドハム」は長いあいだ人気のある缶詰製品でしたが、家庭でもミキサーで作ることができます。主に豚肩肉を混ぜ合わせた肉ペーストであり、デビルドハムの香辛料が入っていない「スパム」(SPAMは元々Hormel Spiced Hamという名称の缶詰だった)と一緒くたにはできません)すり潰したハムに含まれているものを見れば、明らかに激辛ペーストであることがわかりますし、ニールが匂いを嗅いだだけで拒否反応をおこしたのも頷けます。

“Well, you’re either gonna torture Neal with it, or you’re going alone?” “torture A with B” は「AをBで苦しめる」という用法なのでニールに嫌がらせをしたいのか、一人で張り込みをするのかどちらかね、というニュアンスです。

“We’ll see.” “I will see” は “I see”(わかった)の未来形なので、「そのうちわかる。様子を見てから決めましょう」という意味になります。ここではピーターとエリザベスが主語なので、 “We will see” となっています。

“What’s he up to now?” “be up to A” は「(悪戯などを)企む、計画する」というイディオムです。

“I think he was casing the area” “case” には動詞で「(泥棒などが)下調べをする」という意味があります。

“Working theory” は「考えている途中の理論、検討中の理論」という決まり文句です。

“have fun on your stakeout.” “have fun” は「楽しい時間を過ごす」という意味の決まり文句ですが、「(仕事などを楽しみながらやることから)無理しないで、がんばってね」といったニュアンスでも使えます。つらい仕事などのなかにも楽しみを見つけてくださいのように、ある程度理由付けできはしますが、実際のところ、仕事や学校などに行く人に対してかける言葉として、深い意味はなく使われるようです。 “on your stakeout” は「張り込み中に」なので、「仕事中に無理しないでね、こん詰めすぎないでね、いってらっしゃい」というふうになると思います。
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