ドラマのなかのニューヨークで英会話ーO・ヘンリーのニューヨークから100年後の世界

ニューヨークが舞台となった海外ドラマ「ホワイトカラー」(White Collar)の台詞の意味を調べながら英語を学びます

You're back in chains(ホワイトカラーS1_EP8「殺人部屋の捜索」)その19

2017-04-23 | ホワイトカラー_S1_EP8
『ホワイトカラー』(White Collar)シーズン1エピソード8「殺人部屋の捜索」から、ラストシーンを取り上げます。(英文に付した和訳は試訳拙訳です。英語スクリプトは英語学習のために、ドラマから引用しております)
エピソード8「殺人部屋の捜索」は今回で完結です。

(ピーターの話をニールが聞いている)
ニール:He's controlling her.(奴が彼女を操っているんだ)
ケイト:I don't think so.(そうは思わない)
ニール:She's not working for him.(奴のために働いているんじゃない)
ピーター:When are you gonna face the facts? She may not be on your side.(いつになったら現実に目を向ける?おまえの味方じゃないかもしれないんだ)
ニール:You're wrong.(あんたはまちがっている)
ピーター:Oh, damn it, Neal, come on. I looked into her eyes. I didn't see concern for you.(おい、よしてくれ、ニール、しっかりしろ。俺は彼女の目を見た。おまえに対する気遣いはなかった)
ニール:No. This is an angle.(ちがう、そういうたくらみなんだ)
ピーター:She wants this music box. Do you know where it is?(オルゴールを欲しがっている。ありかを知っているのか?)
ニール:I might.(たぶんな)
ピーター:Come on. You're gonna cut me off now?(なんだよ、今度はそっちが俺を仲間外れにするのか?)
ニール:I know where it is.(ありかは知っている)
ピーター:Good. So, what is it?(なるほど、じゃあ、そいつはなんなんだ?)
ニール:Catherine the Great had a room in St. Petersburg made of amber. You've heard of it?(エカチェリーナ2世がサンクトペテルブルクに琥珀でできた部屋を作らせた。琥珀の間について聞いたことある?)
ピーター:Dubbed the eighth wonder of the world. The Nazis looted it in World War ll.(世界八番目の不思議と呼ばれているやつだ。第二次世界大戦中にナチスがそれを略奪した)
ニール:One of the things they took was an amber music box.(その持ち出されたものの1つが琥珀のオルゴールなんだ)
ピーター:It's worth a few bucks.(数ドルの価値だろ)
ニール:Yeah but not enough for all this.(ああ、でもそれでぜんぶとはいえないんだ)
ピーター:There's something inside it.(なかになにか入っていたのか?)
ニール:It's holding some secret.(ある秘密が眠っている)
ピーター:I wanna see it.(見せてくれ)
ニール:I'm gonna need some time.(少し時間がほしい)


“Dubbed the eighth wonder of the world.” “dub A (as) C” は「AをCと名付ける、呼ぶ」という動詞です、 “the eight wonder of the world” は「世界八番目の不思議」という、「世界の七不思議」に次ぐ「驚くべき構造物、建築物」を指す表現です。「八番目の候補」はたくさんあり、「琥珀の間」もその1つです。

“It's worth a few bucks.” “buck”は口語で「1ドル札」という意味があります。ここでは「数ドルの価値」というニュアンスです。

“Yeah but not enough for all this.” “S be enough for A” は「AにはSで十分だ」という表現です。例えば、 “Two days are enough for this work.” (この仕事には2日もあれば十分だ)というふうに使われます。ここでは、 “the music box is not enough for all this” (このオルゴールはこれぜんぶでは十分じゃない)の省略だと考えられます。つまり、数ドルやファウラーの陰謀計画の手間以上の価値があるというニュアンスになります。

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(ニールの部屋にモジーがやってくる)
モジー:Well, it's ready.Are you running? You folded. You're back in chains. (いいぞ、準備は万端だ。逃げるか?囲われたか。檻に戻っている)
ニール:Yeah, I have to see this one through.(ああ、この件は最後までやり遂げなけきゃならないよ)
モジー:Okay. So Fowler wants the music box, let's give it to him. Where is it?(そうか。ファウラーはあのオルゴールを欲しがっているなら、くれてやればいい。どこにあるんだ?)
ニール:I don't have it.(持っていない)
モジー:What? You told everyone you had it.(なんだって?みんなに持っていると言っていた)
ニール:I never told anyone. Everyone assumed I took it and I never corrected them.(誰にも言ってないよ。持っているとみんなが思っていたのを、俺は訂正しなかったのさ)
モジー:It did make you appear superhuman.(そのおかげですごい奴に見えていた)
ニール:Image is everything.(イメージがすべてさ)
モジー:Now what?(これからどうするんだ?)
ニール:Now I find the music box.(まず、オルゴールを探さないと)
モジー:And steal it? Welcome back.(それから盗む?おかえりだね)


“You folded. You're back in chains.” “fold” は「(羊などを柵内に)閉じ込める、囲う」という動詞です。 “be in chains” は「(鎖などで)縛られている、奴隷状態になっている」という表現です。

“I have to see this one through.” “see A thourgh” は「(困難なことを)最後までやり抜く」というイディオムです。例えば、 “She has determined to see the job through.”(彼女はその仕事を最後までやり遂げる決意を固めている)というふうに使われます。

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I started poking around(ホワイトカラーS1_EP8「殺人部屋の捜索」)その18

2017-04-22 | ホワイトカラー_S1_EP8
『ホワイトカラー』(White Collar)シーズン1エピソード8「殺人部屋の捜索」から、事件解決後に、ピーターがニールに隠し事を打ち明けるシーンを取り上げます。(英文に付した和訳は試訳拙訳です。英語スクリプトは英語学習のために、ドラマから引用しております)

(エイブリーたちがFBIに連行されて、ピーターとニールが一息ついている)
ピーター:What you did in there.(さっきはなんてことをしたんだ)
ニール:I knew you'd take care of it.(なんとかしてくれると思っているからさ).
ピーター:You're crazier than I am.(俺よりもめちゃくちゃやるな)
ニール:You got my back, right?(俺は背中を守ってくれる、だろ?)
ピーター:There's something I need to tell you. And I need you to listen to everything before you react.(話さなきゃいけないことがある。まず何も言わずに最後まで聞いてほしい)
ニール:I don't like the sound of that.(良いことではなさそうだね)
ピーター:I know what he wants from you.(奴がおまえから欲しがっているものがわかった)
ニール:Who?(誰のこと?)
ピーター:The guy in the picture with Kate. You call him "the man with the ring".(ケイトと一緒に写っていた男だ。おまえが「指輪の男」と呼んでいるな)
ニール:How could you know that?(どうしてそれを知っている?)
ピーター:Kate told me. And now I'm gonna tell you.(ケイトが言っていたんだ。じゃあ、話すぞ)


“You got my back, right?” は、“You will back me up” のくだけた言い方です。意味としては「私の背中を守ってくれる。私を守ってくれる、助けてくれる」となりますが、背中をあずけるため「互いに相手を助け合う」というニュアンスも含まれます。またインフォーマルな表現として “I have your back” (おまえの背中は俺にまかせろ)もあります。

“I need you to listen to everything before you react.” 文字通りには「反応する前に全部聞いてほしい」ですが、日本語の「何も言わずにまず聞いてくれ」にあたります。

“I don't like the sound of that.” “like the sound of that” は「それは良い感じ、よさそうだね」という決まり文句です。

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ニール:You talked to Kate?(ケイトと話したの?)
ピーター:The night you confronted Fowler.(おまえがファウラーと対決した夜だ)
ニール:Yeah, he said he was investigating you.(あぁ、あんたを捜査していると言われた)
ピーター:He is. This picture was on my desk the same day that you had it.(調べているんだ。この写真が俺の机の上に置かれたのは、おまえがこれを手に入れたのと同じ日だ)
ニール:And you never said anything.(どうして、なにも言わなかった?)
ピーター:What was I gonna tell you? I recognized the ring. This guy with Kate is with the bureau. I started poking around, trying to figure out who it is.(なにを言うっていうんだ?この指輪に気づいた。ケイトと一緒にいる奴はFBIの人間だ。それから方々を探しまわり始めて、これが誰なのか突きとめようとしたんだ)
ニール:It's Fowler.(ファウラーだ)
ピーター:I think so.(俺もそう思う)
ニール:Of course, yeah, you start digging around, that's when he bugged your phone.(もちろん、そうだろ。あんたが探りを入れだしたから、奴はあんたの電話を登場しはじめた)
ピーター:The phone, the OPR investigation, Mentor, all of it. He wanted to know what I was on to.(電話の件、OPRの捜査、メンターも、あれは全部そうだった。奴は俺がなにを掴んでいるのか知りたかったんだ)
ニール:That was Kate.(ケイトのことだ)
ピーター:I passed a word to her saying I wanted to meet, talk about you.(彼女にメッセージを送った。おまえのことで会って話がしたいとね)
ニール:What happened?(どうなったんだ?)


“I started poking around, trying to figure out who it is.” “poke around”は「あれこれと詮索する、探し回る」という表現です。

“you start digging around” “dig around” も「(情報を得ようとして)あちこち探りを入れる」というイディオムです。

“He wanted to know what I was on to.” “be on to A” は「(悪事などに)気づく、目をつける。~の悪事にもう少しで気づく」というイディオムです。

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(回想シーン。ピーターとケイトが会う)
ピーター:Hello, Kate.(こんばんは、ケイト)
ケイト:Hello, Peter.(こんばんは、ピーター)
ピーター:We need to talk about Neal.(ニールのことで話さなきゃいけないことがある)
ケイト:I guess we do.(そのようね)
ピーター:Kate, put the gun on the table. You recognize this? Yeah, I've got one too.
Just like Fowler.
(ケイト、銃をテーブルに置け。これに気づいたか?そうだ、俺もこれを持っている。ファウラーと同じようにな)
ケイト:Who?(誰のこと?)
ピーター:Shoot me or put the gun on the table.(撃たないなら、銃をテーブルに置け)
ケイト:It's been a while.(ひさしぶりね)
ピーター:Five years. First time I caught Neal.(5年だ。俺が最初にニールを捕まえたときだ)
ケイト:What do you want?(何が望みなの?)
ニール:Leave Neal alone.(ニールに関わらないでくれ)
ケイト:I can't do that.(それはできない)
ニール:Why not? What does Neal have that you so desperately want? I can get it for you.(どうしてできない?きみが必死になって手に入れようとしているものをニールが持っているだけだろ?きみのかわりに俺が手に入れてやる)
ケイト:Why would you do that?(なぜそんなことしようとするの?)
ピーター:Why? Because he's good. Because he's the smartest guy I've ever met.And I'm tired of watching you twist his heart around. He's my friend. Let him go.(なぜ?あいつが優秀だからさ。俺がいままであったなかで一番賢い人間だ。それに、きみがあいつの心を振り回すのにうんざりしてきてね。あいつは友だちなんだ。放してやってくれ)
ケイト:Neal stole a piece.(ニールが盗んだもの)
ニール:He's stolen a lot of things.(あいつはいろんなものを盗んでいる)
ケイト:This one is special. It's a music box. That's my price.(これは特別なものなの。オルゴールよ。それで手を打つ)
ニール:Did you ever love him? Tell Fowler I know. And I'm not backing off.(あいつを愛していたのか?ファウラーに俺はわかっていると伝えろ。それに、俺は手をひかない、と)
ケイト:Peter. Don't push him.(ピーター。彼を追いつめたらダメ)


“What does Neal have that you so desperately want?” は “Neal has what you so desperately want.” が疑問文になって倒置された形です。もともと、 “what” がおかれていたところに “that” が代わりに入っています。これは、関係代名詞が文頭に出てしまったため、文章が分かりにくくなるのを防ぐための処置だと考えられます。同様に関係代名詞をもちいた疑問文でもthatが使われます。例えば、 “Who is the man that is shooting some birds over there ?” (あちらでクレー射撃をしている男性はだれですか?)という文章も、 “Who is the man who is shooting some birds over there.” と “who” が連続してくどく、わかりにくくなるため、 “that” が好まれます。また有名な言葉として “What do you have that you didn’t receive.”(あなたは与えられなかったものを持っているのか?[人は与えられたものだけしか持っていない])がありますが、文法的にはピーターの台詞と同じです。

“I'm tired of watching you twist his heart around.” “twist A around one’s finger” 「Aを~の都合で振り回す、もてあそぶ」というイディオムがありますが、ここでも、 “Kate twists his heart around her finger”(ケイトが彼の心を手玉に取る、振り回す)という文の省略だと考えられます。

“Did you ever love him?” は過去形の疑問文ですが、 “ever” (疑問文では「これまで、かつて」という意味)が含まれると「経験を問う表現(完了形の代用)」となることがあります。ここでも「これまで彼を愛したことはあるのか?」という意味になりますが、反語的に「愛したことはない」というニュアンスになっています。

“And I'm not backing off.” “back off” は「手を引く、干渉をやめる」という意味のイディオムです。

“Don't push him.” “push A” には2の意味があります。「~を無理に急がせる、急き立てる」と「~にプレッシャーをかける」ですが、実際には重なる部分が多く “Don’t push me”(私を追いつめないで)も、「仕事などを早く仕上げるように、プレッシャーをかけないで」という2つの意味を含むニュアンスになります。
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Shots fired (ホワイトカラーS1_EP8「殺人部屋の捜索」)その17

2017-04-21 | ホワイトカラー_S1_EP8
『ホワイトカラー』(White Collar)シーズン1エピソード8「殺人部屋の捜索」から、ピーターとニールがエイブリーの家の金庫に閉じ込められるシーンを取り上げます。(英文に付した和訳は試訳拙訳です。英語スクリプトは英語学習のために、ドラマから引用しております)


(FBIの車両内)
ジョーンズ:Suit up. This is about to get ugly.(準備しろ。きな臭い感じになってきたぞ)
(エイブリーの金庫にニールとピーターが閉じ込められる)
ピーター:Neal!(ニール!)
ジョーンズ:Shots fired from the house. Teams move in.(室内で発砲があった。各部隊、突入しろ)
ピーター:All right. We need to find the kill switch.(いいか、緊急停止ボタンを探すんだ)
ニール:Take this.(これを使って)
ピーター:No, no. We look together. We share the oxygen until Jones comes.(いけない、ダメだ。2人一緒だ。ジョーンズが来るまで、酸素を分け合おう)
ニール:Not enough time. Five minutes for one, two and a half for two.(時間が足りない。一人につき5分だから、2人だと2分半しかない)
ピーター:No, Neal. We're wasting time.(ダメだ、ニール。時間を無駄にしている)
ニール:Peter, I trust you.(ピーター、あんたを信頼している)
ジョーンズ:If Caffrey's in the vault, he's got five minutes of air. The clock is ticking. Let's move.(キャフリーが金庫のなかにいるとしたら、空気は5分ぶんだ。時間は刻々と過ぎている。出動するぞ)
リード:We should go.(もう行こう)
エイブリー:Hold on. I've never seen anyone die before.(待て。人が死ぬところを見たことないんだ)
ジョーンズ:Now drop down your weapon! Drop your weapon! Hands in the air! (いますぐ、武器を捨てろ!武器を捨てろ!手をあげろ!)
ピーター:All right. Come on, Neal. Come on. Yeah, attaboy. Breathe.(いいぞ、戻ってこい、ニール、来い。よし、よくやったな。息を吸ってみろ)
ニール:That was a long five minutes.(長い5分間だった)
ピーター:Yeah.(ああ)


“Suit up. This is about to get ugly.” “suit up” は「装備を身に着けて臨戦態勢を取れ」という軍隊などで使われる命令です。 “be about to do” は「まもなく~する」という表現です。 “get ugly”「険悪な雰囲気になる」という意味です。

“Shots fired from the house.” “shots fired” はもともと警察の無線連絡などで「銃声があった。状況が悪化するぞ」というニュアンスの決まり文句です。同じように、 “Shit got real” も「突然、状況が悪化しはじめた。悪夢が現実になりつつある」という表現があります。 こちらは2003年に公開された映画『バッドボーイズ2バッド』で使われた台詞 “Shit just got real” で、爆発的に広まりました。 “shots fired” に戻ると、日常会話では、悪口やからかいを受けたときに “shots fired” と言います。つまり相手の悪口が、最初の1撃というわけです。「口火は切られた。それを言われたら黙っちゃいられない」といったニュアンスです。 “shots fired” も “Shit just got real” も「これから状況が悪化していく」というのがだいたいの意味となります。

“We look together.” は直訳すれば「(カメラなどに)一緒に写る、コンビで並び立つ」といった感じですが、ここでは「2人一緒だ」くらいのニュアンスでしょう。

“The clock is ticking.” “tick” は「チクタクと時間が過ぎていく」という自動詞です。 “the clock is ticking” は「(締め切りとなる)時間が刻刻と迫っている」という決まり文句です。

“Yeah, attaboy.” “attaboy” は「(男性にむけて)よくやった。見事だ」という意味の言葉です。
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Why don't you ease back on the hostility? (ホワイトカラーS1_EP8「殺人部屋の捜索」)その16

2017-04-20 | ホワイトカラー_S1_EP8
『ホワイトカラー』(White Collar)シーズン1エピソード8「殺人部屋の捜索」から、リードがエイブリーの家に乗り込んできて、口論をするシーンを取り上げます。(英文に付した和訳は試訳拙訳です。英語スクリプトは英語学習のために、ドラマから引用しております)


(リードがエイブリーのところに来る)
リード:Avery.(エイブリー)
エイブリー:Reed. What's up?(リード。どうかしたのか?)
リード:You're a son of a bitch.(やってくれたな)
エイブリー:Why don't you ease back on the hostility? (怒りをしずめたらどうだ?)
リード:What are you celebrating? We don't have anything to celebrate for another week.(なにを祝っているんだ? あと1週間は祝うことはなにもないんじゃないか)
エイブリー:We're relaxing. I figured the boys could use a little reward for all their hard work.(息抜きをしているだけさ。一生懸命働いたご褒美をちょっとばかり与えたってかまわないだろ)
リード:No. I couldn't let this go. I know what you've been up to.(いや、見過ごせないな。俺は、おまえが何を企んでいるのかわかっているんだぞ)
エイブリー:Don't you come into my house bringing all this chaos.(俺の家に来て、ばかげた騒ぎをおこすんじゃない)
リード:Shut up. I've been talking to your spy buddy.(黙れ。おまえの相棒のスパイとも話しているんだ)
エイブリー:My spy? My spy? You hired him. I'm just flipping him back on you.(俺のスパイ?俺のスパイだって?そっちが雇ったんだろ。俺はただあんたを裏切らせただけだ)
リード:What are you talking about? (何を言っている?)
エイブリー:You're gonna play stupid?(とぼけるつもりか?)
リード:You thought he worked for me? I never hired a spy.(奴が俺のために動いていたと思っていたのか?断じてスパイなんか雇ってない)
エイブリー:Where is he? Brad, where's Nick? (奴はどこだ?ブラッド、ニックはどこにいる?)
ブラッド:Crazy Eight? He's getting busy with the… Waitress.(クレイジー・エイトですか?あいつなら今よろしくやっていますよ…ウェイトレス、と)
リード:He knows about the ledger.(奴は帳簿のことを知っているぞ)


“Why don't you ease back on the hostility?” “ease back on A” は「~を緩める、徐々に下げる」というイディオムです。ここでは、 “the hostility” (敵意、憤り)を静めたらどうですか、と言われています。

“We don't have anything to celebrate for another week.” “another week before …” が、「~まで、あともう1週間ある」という表現です。 “take another week to do” といえば「あと一週間かけて、~をする」となります。ここでも、 “for another week” 「あともう一週間のあいだ」という意味になります。逐語訳をすれば「もう1つの7日間」があるということであり、「来週もある」に言い換えられます。

“I figured the boys could use a little reward for all their hard work.” “use a little reward for all their hard work” は、直訳すれば「重労働に対するご褒美や対価を使う」となります。 “use reward” というコロケーションはそれなりに使われるようです。例えば、 “You use a lot of reward to shape the dog’s behavior” (犬のしつけをするために、たくさんのご褒美を使う)というふうに、しつける側が「(餌の)ご褒美など」を利用するという使い方があります。反対に、利用者側の視点から使う場合には、 “earn and use rewords points” (ポイントカードのポイントを貯めて、使う)という表現があります。お買い物のときに付与されるポイントは “rewords points” と呼ばれます。ここでは、「部下たちが、一生懸命働いたことに対して還元されたご褒美、ボーナスを利用しているだけだ」というニュアンスになるでしょうか。

“No. I couldn't let this go.” は、 “let this go on” や “let this go anymore” というふうに続く場合もありますが、「これ以上これが進展することを容認できない」という決まり文句です。文法的には第5文型になっています。

“I know what you've been up to” “what have you been up to lately?” は「最近なにをやっているんですか?」という挨拶としても使われます。ここのように「~を企んでいる」というように、悪い意味でも使われます。

“bringing all this chaos.” “bring chaos” は「混乱を起こす」という意味です。

“You're gonna play stupid?” “play stupid” は「とぼける、ふざけたまねをする」という意味で、いわゆる「白を切る」というニュアンスで使えます。

“He's getting busy with the… Waitress.” 一般的に “get busy with A” は「~で忙しくしている、~という仕事を始める」という意味ですが、俗語として「(男女が)いちゃついている、一緒に寝ている」といった意味でも使われます。このシーンでは、「ウェイトレスといちゃついている」という口語表現の方の意味です。


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I'm just messing with you(ホワイトカラーS1_EP8「殺人部屋の捜索」)その15

2017-04-15 | ホワイトカラー_S1_EP8
『ホワイトカラー』(White Collar)シーズン1エピソード8「殺人部屋の捜索」から、ニールとピーターがエイブリーの自宅で株のダンピングがおこなわれる瞬間を待っているシーンを取り上げます。(英文に付した和訳は試訳拙訳です。英語スクリプトは英語学習のために、ドラマから引用しております)

(ブラッドとニールが歓談している)
ブラッド:What are you gonna do with your money?(金で何をするんだ?)
ニール:Put it in a secure 401 K and mutual funds. It's all about security, bro. I'm just messing with you, man. I'm gonna buy a cruise ship, hollow it and turn it into a floating mansion.(401K確定拠出年金と自由運用型投資信託につぎ込む。安定が一番さ、兄弟。ちょっとからかってみただけさ。旅客船を買って、中身をくりぬいて、流れ漂う豪邸に変えようかな)
ブラッド:Damn. (やってくれるな)
ニール:How about you?(そっちはどうする?)
ブラッド:I'm gonna buy an island.(俺は島を買う)
ニール:An island?(島?)
ブラッド:Yes, I'll learn how to play the guitar and chill.(そうさ。ギターの練習をしながら、のんびりやりたいね)
ニール:You don't need an island for that.(そんなことのために島は必要ないだろ)
ブラッド:Don't kill the dream, broheim.(夢を壊さないでくれよ、兄弟)


“What are you gonna do with your money?” “do A with B” は主に疑問文や否定文で(AはWhat)、「どのようにBを扱う。Bをどこへやったか」という意味でつかわれるフレーズです。 “What have you been doing with your weekend?”(週末はどのようにすごしましたか?)や “I don’t know what to do with my son” (息子とどう接すればいいかわからないんです)といったように、日常会話で使える便利な言い回しです。

“Put it in a secure 401 K and mutual funds.” “put A in B” は「AをBに入れる、AをBに投資する、預金する」という意味のイディオムです。ここでは、it(お金)を資産運用に入れる、投資するというニュアンスです。 “401 K” は「確定拠出年金」のことです。401Kとは1978年米国内国歳入法の条項名からとられています。確定拠出は、個人が投資したお金が資産運用されて、その結果によって将来得られる年金の金額が変化する仕組みです。 “mutual funds” はアメリカでポピュラーな「投資信託」の1つです。日本でも「オープンエンド型投資信託」と呼ばれています。つまりここでは、老後のために資産運用をするということが言われています。


“It's all about security” “security” は「(生活や生命の)安心や安定」という意味がありますが、『ランダムハウス英和大辞典』の「不可算名詞:(財政上の)安定、お金にこまらないこと、経済変動に対する保護。 “The insurance policy gave the family security.”(その保険で一家の生活は安定した)」という定義がここの文脈にぴったりだと思います。 “all about” は「すべて、すっかり、絶対」といった強調が “about” に加えられているフレーズです。例えば “It’s all about luck”(人生は運がすべて)のような表現がそうです。強調のallを除くと、"be about A"になり、逐語的に言えば「Aは、~にまつわることだ。=人生は、運に関することだ=人生とは運できまる」という構図になるでしょうか。それが強調されて、「~がすべてだ、肝心だ」となります。ここでニールは、「(お金あるいは人生などで)安定が肝心さ」と言っています。

“I'm just messing with you” “be just messing with you” や “be only messing with you” は「あなたをからかう、あなたに冗談を言っている、真剣に言っているんじゃない」という決まり文句です。

“I'll learn how to play the guitar and chill.” “chill out” という表現は、COBUILD英英辞典によれば “To chill out means to relax after you have done something tiring or stressful.”(Chill outとは、大変なことやストレスがたまることをやり終えた後にリラックスすることを意味する)とありますが、この定義が、この場面でも当てはまるとおもいます。 “chill” はそもそも「~を冷やす、冷え込む」という意味ですから、「熱くなったからだ、高まったテンションを冷却して、リラックスする」というニュアンスが生まれるわけです。

“broheim” は「同僚、仲間、兄弟」といった意味の相手を呼ぶ言い方です。

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(マディソンが通りすぎる)
ニール:I got dibs on that one.(俺が目をつけていた)
ブラッド:Oh, yeah? Does she know that?(へえ、そうか? 彼女は知っているのか?)
ニール:Since when does that matter? (いつからそんなことが大事になったんだ?)
ブラッド:You're gonna be back in time for the celebration, right? (祝杯に間に合うように戻って来いよな?)
ニール:Wouldn't want this to go to waste.(こいつを無駄にさせたくないよ)
ブラッド:Yes.(そうだな)
(ニールが保管室に潜入する)
ニール:No. Trip wire. Must be a pressure plate.(まさかな。仕掛け線か。圧力感知プレートだな)


“I got dibs on that one” “have / get dibs on A” は「~の権利を主張する、~を先に目をつけていたことを言い立てる」という意味のイディオムです。

“Wouldn't want this to go to waste.” は “I want A to do” (私はAに~してもらいたい)という構文が使われています。 “go to waste” (~が無駄に終わる、ダメになる)という意味です。

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(FBIの車両にジョーンズがいる)
ジョーンズ:Hey, Cruz, move your team into position. Get ready on my mark.(よし、クルーズ、そちらのチームを配置につかせろ。俺の合図にそなえてくれ)
ローレン:You got it.(了解)
ジョーンズ:Uh-oh. We got a problem. That's Avery's partner.(ああ、問題が発生した。あれはエイブリーの共同経営者だ)

(エイブリーとピーターが話している)
エイブリー:Ten more minutes before we're rich.(ぼくたちが金持ちになるまで、あと10分)
ピーター:We're already rich. (私たちはすでに金持ちですよ)
エイブリー:Billionaire rich, man. Buffett rich. Think I might wanna go to space. Catch a ride on those Russian rockets up to the space station.(億万長者ですよ。ウォーレン・バフェット級の金持ち。宇宙旅行をしてもいいかと思っていますよ。ロシアのスペースシャトルに乗せてもらって、宇宙ステーションまで行きますかね)
ピーター:You do that. Excuse me. Edison.(あなたならするんでしょうね。ちょっと失礼、もしもしエディソンです)
ジョーンズ:Yeah, heads up. Reed came through the front door.(ええ、注意してください。リードが正面玄関を通っていきましたよ)
ピーター:Hold your position, but be ready to move.(待機のままでいいが、動けるよう備えておけ)
ジョーンズ:You got it. All agents, hold your positions.(了解。全捜査官、出動準備のまま待機しろ)


“Get ready on my mark.” “on my mark” は「私が合図をしたときに」という意味です。 “on my count” だと「私のカウントがゼロになったときに」という意味になります。逆に “your mark” になると、 “I am waiting for your mark” (あなたの合図を待っています)になります。

“Ten more minutes before we're rich.” “~more minutes” は「もう~分」という表現です。

“Buffett rich” 「ウォーレン・バフェット」は長者番付で長年にわたって、1位や2位にランクインしている世界的に有名なお金持ちの投資家です。ここでは、「世界でも有数なお金持ちになる」というニュアンスでしょうか。

“Catch a ride on those Russian rockets up to the space station.” “catch a ride” はアメリカ英語の口語表現で「誰かの車に乗せてもらって~へ行く」という意味です。

“Yeah, heads up.” “heads up!”は「気を付けろ! 用心しろ!」という注意喚起の決まり文句です。

“hold your positions.” は主に軍隊などでつかわれる言葉ですが「武器などを装備したまま、出動や攻撃の指示を待て」という意味です。
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