湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

口は達者なれど・・・

2017年03月06日 |  4.痴呆

妻の実家のおかあさんは、90歳・・・。

言葉は、90歳になっても達者なのですが、そのほかの点では、老化が目立ちます。今朝、妻が、<おかあさん、かなり歳をとったと思わない・・・?90歳なのだから、歳相応なのだけれど・・・>と話していました。

今日、妻の実家のおかあさんは、お腹の調子がよくないようで、何度もトイレ通いをしています。下痢便が続いているようです。

妻:おかあさん、お腹の調子、悪いのではないの?
おかあさん:悪くねえ!
妻:便器のカバー、おしっこやうんちで汚してるわよ。下着も汚してるのではないの? 汚れたのをいつまでも履いてるとからだによくないわよ。履き替えて。
おかあさん:汚してなんかねえ!なして、汚れてもねえのに汚れたなんていうんだ?おめえは、ここらのもんでねえから、根性悪だなあ!
妻:そら、服にもついてるわ。はやく着替えて!すぐ洗濯してあげるから。
おかあさん:汚したのは、おらではねえ、誰かが汚したんだべえ!おらが便所入ったときは、汚れてなかった!
妻:でも、出るときは、汚れてたんでしょう。
おかあさん:んだ!誰かほかのもんが汚したんだべえ!
妻:なんでもいいから、はやく着替えて!

『高齢の親をみる家族のための介護大全』には、このような言葉がありました。

<今自分が何をしようとしていたのかが突然分からなくなり、そうこうしているうちにここがどこかも分からなくなってますます混乱して頭はパニックに。しかも失禁してしまって気持ちが悪い。そこに娘が現れて「おかあさん、何をしているの」と驚いている姿を見て、どうしよう、どうしようと戸惑うが、何とかこの場を取り繕わなければと焦る。結局・・・>

上の、妻とおかさんとの会話に発展するようです。認知症に関する教科書や介護に関するテキストには、理想的な対処法が書かれていますが、職業として介護にかかわるならともかく、血のつながった親娘関係で介護するときはそれまでの積年の葛藤が滲み出てきますので理想的な対処法ではどうにもなりません。結局、適当なところで妥協点を見出し、プラス・マイナス入り混じった、しかし相対的に安定できる状態に落ち着くことになります。

しばらくして、筆者、妻の実家のおかあさんに語りかけます。

筆者:おかあさん、おらの名前、思い出した?
おかあさん:ろくでなしだべえ?
筆者:おらのなまえは、ろくでなしけ?
おかあさん:(首をかしげ考えながら)ろくでなしだべえ?
筆者:おらは、誰だ?
おかあさん:おめえはおめえだべえ?おらあ、間違ってねえ!

口の達者な、妻の実家のおかあさん、筆者の妻である<嫁>の世話になっているのに、感謝のことばひとつなし・・・。自分の娘を<嫁>いびりするのが天職とこころえているようです。

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