湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

精神的健康とは・・・?

2016年10月13日 |  2.老化と老化対策

精神的健康とは何か・・・?

今日夕方、村松常雄著『精神衛生』のページをめくっていましたら、<精神健康の考え方についての諸説と筆者の批判>という文章の中に、このような説明がありました。

<世界保健機構(World Health Organization)はその憲章において、精神を含めて「健康とは」という定義として、「身体的にも、精神的にも、社会的にも a state of complete well-being」(・・・適切な邦訳が困難な表現)の状態であって、ただ単に病気や虚弱でないということだけではない」と表現している>。

しかし、村松常雄氏によりますと、精神的に<complete well-being>な状態は<曖昧>な表現であって、<移り変わる環境条件の中にあって「調和的に生活する能力 the ability to live harmoniously」>であることが示唆されている。アメリカの精神科医は、<personalityが健康なことの条件として、「適応性 adjustment性」を強調し、その不健康を治すために「再適応 readjust」することが大切である」と主張するが、<移り変わる環境条件の中にあって「調和的に生活する能力 the ability to live harmoniously」>は、その主張を反映したものである・・・。

村松常雄氏は、この主張に対して、<無条件には賛成しかねる>と断言します。<筆者は、少なくとも「適応性」とか「再適応」とかを精神健康の条件とすることには最初から批判的なのである。何故ならばそれは、盲目的な順応性や、無批判な妥協性や、主体性のない付和雷同性さえがそれに含まれる危険を伴う表現であるからで、筆者が最も強調している主体性、独立性、批判性、創造性こそ真の精神健康水準の向上のためにessential であるとする主張と反するからである。「調和的に生活する」という表現も、・・・「無難に活動できる状態」云々に近いこととさえなりかねまいと思う・・・>と記しています。

筆者、若かりし日、岡山の某医学研究所付属病院で臨床病理検査に従事していたことがありますが、そのとき読んだ精神医学に関する本の1冊が、村松常雄著『精神衛生』(南山堂)・・・。

上記の説を参考にしながら、筆者、農村的地域社会にあって、精神的な健康を維持するには、農村的地域社会に調和的に適応しようとし、<盲目的な順応性や、無批判な妥協性や、主体性のない付和雷同性>などの負の蟻地獄に身を沈めることによってではなく、田舎暮らし・山郷暮らし・百姓暮らしにおいて、<主体性、独立性、批判性、創造性>を培い自律した生き方をまっとうする必要があると思わされます。

妻も、筆者と同じ思いとか・・・。

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