湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

幻覚の宗教病理・・・

2016年10月12日 |  4.読書

昨夜、小田晋著『文化と精神医学』の<第Ⅱ部 宗教の病理をめぐって>の3つの論文のうち、最初の論文を通読しました。

<幻覚の宗教病理>・・・。

この論文に紹介されている精神分裂病の症例は、戦後、日本の高度経済成長に付随して進展した創価学会の教勢拡大期に発生した創価学会員の精神分裂病発症例・・・。

岡山大学医学部出身で東京医科歯科大学の教授をされていた小田晋氏の分析によりますと、<創価学会は日本仏教の伝統の中では珍しく人格的一神教の性質の強い>新興宗教のようですが、<擬人化された神格を前提としない信仰>を本旨とする、基督教や禅仏教には、<通常には、このような現象は現れない>といいます。

基督教にあっては、神は神、人は人であって、人は神になることはできない・・・。イエス・キリストは、神が人になった、唯一例外的なできごとであって、人が神になったわけではなく、イエス・キリストと自らを同一視するひとは、異端として排除される・・・。しかし、神と人との区別の曖昧な創価学会の宗教内容にあっては、それらの混同が頻繁に起こり得る・・・。小田晋氏は、<蠅まで魔となってしまう>、<発達史的な退行が起こっているとも考えられる>といいます。<知覚のアニミズム化と世界の相貌化>という・・・。創価学会員の精神分裂病患者の意識の中には、<予言>や<悪魔>が登場してくるといいます。

基督教の<よげん>・<よげんしゃ>は、創価学会の<よげん>・<よげんしゃ>とはまったく別物・・・。基督教にあっては<預言>・<預言者>であって、創価学会の場合は<予言>・<予言者>・・・。

筆者と妻に、<赤津から出て行け!>とメールを送ってきた<赤津の予言者>は、基督教の<預言>ではなく、創価学会の<予言>・・・?

もちろん、日本にあっては、、<発達史的退行>現象として、<知覚のアニミズム化と世界の相貌化>にとらわれている宗教は、なにも創価学会だけとは限らない。オーム真理教も同じタイプの<人格的一神教>の類であり、韓国の統一教会も、基督教の異端に属する同類・・・。

日本基督教団の隠退牧師である筆者、その精神的支柱の4本柱は、聖書主義敬虔主義合理主義・相対主義・・・。これらの精神的支柱は、相互に関連しあって、どれかひとつが突出することはなく、調和のとれた世界を筆者に提供してくれます。筆者の<人間像>は、ひとむかしもふたむかしもまえの人間像です。

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